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失敗することが怖くなくなった話

7/29,30 アクサガ2023

終演いたしました!!!!!!
すごくすごく楽しかったし座組のみんなあったかくて大好きだし、インプロ楽しい、やばい、好き、もっとたくさんやりたい!もっとインプロのこと知りたい!続けたい!上手くなりたい!ぬぁぁぁ!とロスで悶えながら今日を過ごしています。

インプロを人生で初めてやって、稽古した中で、すごく大切なことをたくさん学んだので記憶の新鮮なうちに全部書き出しておこうと思って、これを機にnoteデビューしてみました✨
この気持ちはなんだ?!毎日の解像度上がったんか?!みたいな、初恋的な気持ちにたくさん出会いました。
長くなりそうですが、書いていこうと思います。

失敗するのが怖いです。

ネガティブ〜初手からネガティヴ〜初回稽古で、自分から出た感想でした。
こんなこと言っていいのかなとか、失敗したら迷惑かけるなとか、変な一面を見せて嫌われたくないなとか、完璧主義的な考え方とか何か行動に移す前に色々考えてタイミングを失って、結局もやもやだけが溜まっていく、そんなことで最近ずっと悩んでました。

失敗に慣れることが大事。 

これははじめにみくさんが教えてくれたことで、しょっぱな稽古で自分が大失敗をかました時に、みんなから拍手をしてもらうやつをやったんです。本当にドキドキしました、不思議な感覚でした。わー!間違えたねー!もっかいやるぞー!って1人じゃ回復できない傷もみんながいれば一瞬で回復できることを知りました。
でも、そもそも失敗ももはや傷にすらならなくなっていきました。悔しいとか、あーもっとこうしたいー!とかはあったけど、怖いとか不安とかそういうのがどんどん消えてることに気づきました。

最初は本当に小さい失敗も怖くて、でも、失敗するのを何にも恐れていないみんなの姿がすごくかっこよくて、思いっきり失敗すること、失敗を笑い飛ばせる仲なこと、できなきゃまたやればいいよ!もう一回!ってみんなで言えること、人の顔色を窺わなくていいんだって、求めてるものが出せない日もあれば、出せたら出せたですっごい嬉しいことで喜んでいいんだってワークを重ねて、みんなと話していたら、気づいたら失敗することすら楽しくて、この場に身を置くことに安心して、勝手に自分に加せていた重りが外れてすごく自由になっていて、不思議と自由になるとこれまで思いつかなかったアイディアが出て来たり、他の人が何してるのか見えるようになったり、反応ができるようになったり、目の前の世界が広がって、超大げさに聞こえるかもしれないけど人生楽しい〜輝いてる〜ってすごく前向きになりました。

大発見。

毎稽古、どのワークでもたくさんの発見があって新鮮で、楽しくて楽しくてたまりませんでした。自分の知らない自分や他の人を知ること、知らない世界に足を踏み入れること、こんなに素敵な時間を過ごした自分幸せすぎるなぁと。

失敗の話に近いけど次何するの?って2人でやるワーク始め苦手だったんです。そもそも提案するという引き出しの少なさもそうだし、(これは日常生活でも)何食べたい?とか何したい?とか、自分から提案して相手が嫌がったらどうしようとか無理に付き合わせてるんじゃないかとか、相手が楽しめなかったらやだなぁとか、そもそも嫌って言われたら嫌だしなぁ…とか、色々考えちゃってなんでもいいよとか、逆に何がいい?みたいなふうにかわしちゃう癖があって、最初の方は本当にたくさん悩んでたし、言うか言わないかみたいな検閲が自分の中であったけど、この提案が嬉しかったとか断った理由とか、どうしてそう思ったのかとか、楽しいことを一緒にやってくれる、自分の提案を受け入れて同じ気持ちで同じ時間を過ごしてくれる、そして1番は嫌なことはやらないでくれて断ってくれる、そして新しい提案をしてくれる、また2人で楽しむ。私1人で怖がる必要何もなかったんだなって。

相手を大切にする。

って、響きとしては当たり前のことかもしれないけれど、本当の意味で相手を大切に思うことってなんだろう?相手のためになにかできることってなんだろう?私のこれは自己中心的な押し付けの大切になっていないだろうか…?これもいっぱい考えました。
ただひたすらに相手のために寄り添って聴く力、同じ気持ちになってたのしんだり悲しんだりする力、これはいつでも更新していかなきゃですね。

シーンを作っていく中で、台本がないから本当に目の前のことをしっかり見て瞬時にできた関係性を共有していないと簡単に崩壊して、インプロってすごく繊細なもので、でもそこがまたたまらなく好きだなあって思いました。
特に、初めの方にワークでやった記憶を失った親友とのシーンで、拒否してもらうことで自分の心が動く経験をしてやっぱり感情って勝手に生まれてくるものだし、そこで生まれたものを自分で検閲せずに出力することがもっともっとできるようになりたいと思いました。
自分の実体験を使ってシーンを作ることにも挑戦して、みんな違ってみんないいってこのことだなって思ったし、パーソナルなことを知ってより周りの人が大切になっていくこの人と素敵なものを作りたいという気持ちになることを経験しました。  

言葉がなくても伝わること

これもすごく印象強いワークがあって、糸で繋がって一切離さずに距離だけで感じ合うもの。周囲から反対されていて別れなきゃいけない恋人の設定。一言も発してないのに動きだけで、こんなにも切ない気持ちになれるんだって思えたし、話さなくてもこんなに伝えることができて、相手の気持ちを感じることができるんだって歩き方一つ距離感一つで変わることを知ることができて、これはインプロでも台本でもどっちにおいても大事ですね。

その場で生きるということ

自殺するのを止めにいくシーン。すごく瞬発力が求められるもので、それこそ自殺する人は自分で止まってくれるものではないからなんとしても止めたい、でも正直どうしたらいいかわからない、でもとにかくどうにかするしかない!という精神負荷との戦い、あの時本気でこのままだと死ぬって思って、このシーンをきれいに見せるにはみたいなことを考える余裕なんか全くなくて、すごく生ものでした。その瞬間を感じて出た言葉とか動きが生み出せた喜び、それを引き出してくれた2人の存在、後々振り返れば必死になれたことが嬉しかった。
特に台本芝居ではセリフに頼って、言わなきゃ!みたいなことが起きてしまったりするけど、想像以上に言葉って考えたら発せないし、その場で生まれるっていうのが本来あるべき姿でそれが互いの間で生まれた時の芝居楽しいいいって気持ち。周りとやるから生まれるこのたまらない気持ち。最高。もっとやりたい。

さいごに。

そんなに言ってもらっていいのかなって思うくらい、今回の座組でたくさんあなたは素敵な人だよっていろんな言葉でプレゼントを貰って、ありのままの自分を愛してくれる人はこんなにもたくさんいるんだって、インプロを通して自分の知らない自分さえも、もはや自分の嫌いな部分さえも、面白いねって楽しんでくれる、私もみんなのことが心から大好きです。この公演のおかげでいろんなことに気づけました。
芝居の好きなところも楽しいところも増えました。
でも本当に毎稽古発見があっても、やっとインプロの入り口のきっとスタート地点立てたか立ててないかくらいなんだろうなー!と思います。ディレクションの力は偉大だった…!奥地は永遠に広がってる無限さにさらに心奪われてしまった。決勝は悔しかった!!死ぬほど楽しかったけれど!!!!
稽古がしたい!!!インプロしたい!!もっともっと上手くなりたい!!!
嬉しい楽しい大好き!!!
きっときっとまたみんなとやれますように!!
もっとレベルアップするぞ〜!!!!!!!!!

ありがとうございました☺️

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