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夢介千両みやげ物語予想

原作小説と公演解説、配役を見比べて考えた予想ストーリーと原作エピソードのあらすじまとめです。ネタバレてんこ盛りかもしれないし、違うかもしれないし、当たるか外れるかわからない…ってことを承知の上でお読みくださいませ。ネタバレ嫌な方は今すぐ閉じてね!ちなみに超長いです!

プロローグ

父から「千両やるから江戸で道楽(酒やばくちや女で遊ぶこと)してこい。」と言われた小田原・庄屋の息子、夢介(彩風咲奈)は、腕っぷしは強いが喧嘩嫌いでお人好し、お節介な心優しき青年。善意の塊の24才で、いかにも田舎臭い、のろまそうな男である。
夢介が懐に百両を入れて、小田原(現在の神奈川県西部)から江戸(東京)を目指す道中のこと。お銀(朝月希和)という女スリが懐を狙う。お銀は23才の女ざかり。今まで落とせない男なんていなかった、勝気で色っぽい美女だ。お銀は、「悪いやつにつけられているから助けて。」と夢介に話しかけた。
そんな二人の後ろに、練兵館の若先生・斎藤新太郎(諏訪さき)とその弟・新次郎(一禾あお)、そして兄弟に帯同する金の字(縣千)が通りかかる。実はこの剣客たち、お銀がカモ探しをしているときに看板娘(白峰ゆり)がいる茶屋で同席していた侍。つまりお銀が夢介を狙っていることを知っているかもしれないのだ…。
しかし、そこはさすがのお銀。剣客たちを巻き、夢介と一晩を共にし、無事に百両を盗む。そして、朝早く旅館から抜け出し街道へ。
その街道で「早いな、ご婦人。」と声をかけたのは、なんと剣客の斎藤新太郎(諏訪さき)。新太郎はお銀を料理屋に誘う。そこへやってきたのが弟の新次郎(一禾あお)金の字(縣千)、そして夢介!!!
剣客たちと夢介は、お銀の悪事を暴いたのだった。生まれて初めて恥をかかされて悔しい…そして、初めて自分になびかない男と出会い、恋心を抱いてしまったお銀は、夢介について行くことにするのだ。

夢介、お上(警察)の注意人物に!?

道中、一つ目の子分たちと喧嘩(夢介は殴られていただけ)をしたため、南町奉行所付の同心(警察みたいなもの)の市村忠兵衛(桜路薫)に呼び出された夢介。事情を聞いた市村は「若いのに我慢強くて面白い良い奴だ。」と夢介のことを気に入る。そして、「お銀は札付きの悪い女だから気をつけろ。用があったらいつでも力になるぞ。」と親切に言ってくれるのだ。

※この南町奉行所とのやり取りの中に、金の字(縣千)が出てくるのでは?と密かに予想しています。原作著者の山手氏は「遠山の金さん」も書いていて、金さんは表向きは気のいい町人・実は奉行所の権力者だから…石田先生、そこをかぶせてくるのでは?と。縣くんが配役されてるし、いろんな事件の解決にかかわってきそう。)

一つ目の悪党たち

越後屋というドジョウ屋に立ち寄った夢介とお銀。そこにいたのは、本所一つ目に屋敷があった一つ目の御前・大垣伝九郎(真那春人)という旗本くずれと、その子分たち。大垣(真那)は、自分は手を汚さず子分を顎で使う執念深い、悪いことならなんでもやるという悪党。最近、金に困ると子分を連れて、流行りの店先を陣取り、金を要求するという悪事を働いているのだ。夢介とそこにいた隠居(ここが配役されていないので、周旋屋の叶ゆうりかも?)が「食い逃げなんてくずですなぁ。」と話したため、一つ目たちブチギレ。吠えるだけが能の船頭悪七(綾凰華)を筆頭に、鬼熊(久城あす)・虎吉(天月翼)・猿蔵(眞ノ宮るい)・猪崎(星加梨杏)が夢介に飛びかかる。持ち前の怪力で、一つ目のの子分たちを次々と投げ飛ばす夢介。大立ち回りの末、一つ目たちは怪我を負って退散したのだった。

伊勢屋

夢介の父は伊勢屋に金を預けていたので、夢介はお金を取りにいくことに。女中のお松(野々花ひまり)が出てきて、道楽者嫌いの伊勢屋主人・総兵衛(奏乃はると)と優しい妻・登勢(千風カレン)、気取り屋の道楽息子の若だんな・総太郎(朝美絢)に取り次いでくれた。
百両引き出してもらって伊勢屋を出た夢介を待っていたのは若だんな・総太郎(朝美絢)である。少しにやけてはいるが、洒落た身振りで、なかなか良い男っぷりだ。総太郎は、「道楽を教えてやるでげす。」と夢介を五明楼に連れていく。

五明楼

五明楼は、美しい芸者ぞろいで、総太郎のなじみの店である。梅次(杏野このみ)というねえさん株の美人芸者は、総太郎とは夫婦約束もしたことがある仲。梅次の三味線で総太郎が唄うがなかなか上手い。歌う芸者(羽織夕夏)も美しい声を響かせている。そこへ女将のお竹(沙羅アンナ)がやってきて「今日のお代は夢介さんから、と若だんな(朝美)に聞いている。」と言って連れ出す。覚えのない夢介だったが、とりあえず今までの若だんなのツケと今日の代金を支払った。
不思議に思いながら屋敷に帰ろうとすると、廊下で泣いている芸者・浜次(妃華ゆきの)に会う。「家が貧乏だから…。」と身の上話をする浜次。そこへ浜次の客である悪旗本・青山大膳(配役されていないのでこの抜刀騒ぎ自体カットor一つ目の手下の誰かがやるかな?)がやってくる。浜次と夢介が恋仲だと勘違いして怒った青山は抜刀して大騒ぎ…が魂胆は浜次ではなく、若だんな(朝美)の金。しかし若だんなは「夢介はただの今日出会っただけの連れでげす。」と言い逃れ、梅次は「浜次さん、若だんなを困らせるなんて何やってんの。」と喧嘩を売る。
浜次が気の毒になった夢介は、五十両を出し「この金を使って殿(青山)と縁を切り、貧しい家の足しに。」と渡す。浜次は受け取り、夢介の優しさに感動する。そして、そんな優しい夢介にツケを肩代わりさせた若だんなと、日頃から憎い梅次に毒舌を浴びせ、青山にも金を投げつけて言いたい放題。そんな浜次に、梅次が言い返し、更に暴れまわる浜次。その騒ぎの隙に、金を持って逃げだす青山と、隠れる若だんな。
騒動がなんとかおさまった後、夢介に感謝の言葉を伝える浜次は、「家が貧乏だと言ったのは全部うそっぱちなの。お金を騙し取ろうとしてやったの。ごめんね。」と告白するのだった。それでも許してくれる夢介のことを好きになる浜次であった。

※原作ではここで梅次のヒモ・悪七(綾凰華)が登場して、「よくも梅次を恥ずかしいめにあわせたな!」と夢介と浜次を襲いますが、宝塚版の悪七は妻がいるので…カットかな?)

ちんぴらオオカミ・三太の登場

夢介とお銀の家へ浜次(妃華ゆきの)がお礼と謝罪に訪れる。留守番をしていたお銀が玄関に出て、昨夜のことを知り、やきもちをやきまくる。
一方その頃、夢介は町でスリがバレて逃げていた三太(和希そら)とぶつかる。追いかけてきた侍は、「その小僧が俺の財布を盗んだ。引き渡せ。」と言う。夢介は三太を助けようと「これで勘弁してやってくれ。」と懐から財布を出すが…それは盗まれたはずの財布であった。三太は、盗んだ財布を夢介の懐に入れたのだ。気づいたときには、もう三太はいない。スリの仲間だと疑われた夢介を市村忠兵衛(桜路薫)が助けてくれる。
疑いが晴れた夢介を待っていたのは三太。「せっかく盗んだ財布を返せ。それが無理なら三十両出しな。」と言うのだ。夢介は三十両を渡し、「そのかわり、うちに来てご飯を沢山食べていけ。」と言ってのけるのであった。
この出会い以降、三太は金をせびって情報を渡しつつ、夢介とお銀に懐いていく。夢介とお銀も親なし子の三太をかわいがるのであった。
(ちなみに三太には松公と新坊という弟分がいるけど下級生がやるかな?)

お銀vs一つ目のごぜんとその子分たち①

スリ小僧・三太(和希そら)が人気の美人娘手品師・春駒太夫(愛すみれ)とその付き人・お糸(夢白あや)の様子を陰から見ている。懐を狙っているのだ。辞めさせようと声をかけた夢介に「なら三十両くれ。そのかわり、春駒太夫に会わせてやるよ。」と言う三太。
二人が話しながら歩いていると、呉服屋の前で騒ぎが起きている。一つめの御前(真那春人)とその子分である悪七(綾凰華)・鬼熊(久城あす)・虎吉(天月翼)・猿蔵(眞ノ宮るい)・猪崎(星加梨杏)など総勢10人ばかり、いずれも人相がよくないのがずらりと並び、店の客を追い出しているのだ。しかし、1人だけ店を動かない客がいた。お銀だ。悪七がわめきたてても動じない。そして、言い合いになるお銀と悪七。「もう勘弁しねぇ!」とつかみかかろうとした悪七にタバコの灰を目つぶしに投げるお銀。それを皮切りに子分vsお銀の大立ち回り。ただし、一つ目のごぜんだけはゆうゆうと煙草を吹かして見物である。
これは危険とみた夢介がお銀を助けに店の中へ。「この前のあいつか!」と夢介に子分たちが飛びかかるが、夢介の怪力にはかなわない。子分がやられていくのを見ていた一つめの御前は、スッと無言で立ち上がり、引き揚げていく。そしてゾロゾロヨタヨタと後に続く子分たち。野次馬から歓声が上がった。

春駒太夫の恋

騒動の後、夢介と三太はウナギ屋に来た。春駒太夫の財布を見せる三太。いつのまにか盗んでいたのだ。もちろん中身は既に三太の懐である。夢介は空の財布と小判を交換してやるのであった。
空の財布に自分の金を入れ、春駒太夫に返しに行く夢介。お糸(夢白あや)に案内されて楽屋に通された。そこにいたのはなんと…10日ほど春駒太夫をくどいているが食事さえ行けていない…という相変わらずであったが口先だけは強気の若だんな(朝美絢)であった。舞台から帰ってきた春駒太夫(愛すみれ)は、財布を返そうとする夢介と話すうちに惹かれていく。お礼に、とみんなで食事に行くことになった。
お酒の席でも、若だんななど眼中になく、夢介にばかり悪ふざけをする春駒。そして、若だんなやお糸は置き去りに、夢介と春駒は2人、店を抜け出した。酔っぱらった春駒をおぶってあげる夢介。いよいよ春駒は惚れてしまい、お嫁にしてくれと言うが断られ、静かに泣いた。
一方のお銀は訪ねてきた三太に金をせびられ、それと引き換えに夢介と春駒の情報を得て、やきもち焼き。そこへ帰ってきた夢介は、お銀を優しく抱きしめるのであった。

お銀vs一つ目のごぜんとその子分たち②

自分たちの縄張りで、邪魔をしまくる夢介とお銀への仕返しのため、悪七(綾凰華)たちがお銀をさらいに来る。家に帰った夢介は、お銀がいないことにすぐ気が付き、一つ目の御前(真那春人)の屋敷へ。一つ目の御前と子分たちは、縄で縛ったお銀を中央に置き、宴の最中であった。夢介が入って来たことに気づいた悪七がわめきたてるが無視して、夢介は百両を出す。一つ目の御前が顎でしゃくったのを合図に、子分が「こんどだけはこれで許してやる。」と言い、夢介とお銀は解放された。

お銀のふくしゅう

しかし、これで引き下がるお銀ではない。復讐のため、自ら一つ目たちの元へ出向き、悪七(綾凰華)たち子分と大立ち回り。目つぶしの卵を投げまくり、次々と一つ目の子分をやっつけるお銀。これは負け戦だと察した一つ目の御前(真那春人)は、静かに立ち、引き揚げていった。
事が終わって我に返ったお銀は「せっかく優しい女になろうと思ったのに、こんな荒っぽい女じゃ、夢さんのところへ帰れないわ。」と、1人泣き、家出をするのであった。

つつもたせ

お銀が10日も帰ってこず、しんみりしている夢介。手元のお金が少なくなっているのもあり、お銀を探しながら伊勢屋へ行く。その帰り、夕立にあったので軒下で雨宿り。するとその家の扉が開き、女が「そこでは濡れますから中へどうぞ。」と言う。おたき(希良々うみ)である。断る夢介を無理やり中に入れたお滝は「雷が怖いから抱きしめて。」と言うので、夢介は人助けだと思って無感情で抱きしめた。そこへおたきの旦那・悪七(綾凰華)が帰ってくる。「人の女房と何をしていやがる。」と怒る悪七。夢介は、「勘違いです。これで勘弁してくだせえ。」と50両を渡し、解放してもらうのであった。そして、企みが成功し、金を得てほくそ笑む、おたきと悪七。
おたきと悪七は、この後同じ手を若だんな(朝美絢)にも使い、若だんなのほうは、まんまとおたきに惚れてしまうのであった。

※原作ではこのエピソードは一つ目子分の清吉とおたきによるものなのですが、今回は悪七の妻がおたきと明示されているので、このエピソードはこの2人でやるかな。だから、あやな悪七は、原作通り吠えるだけしか能のないキャラじゃなくて、かっこいい感じに変えてくる気がしています。

美人局のおたきと別れた、若だんな(朝美絢)。今度は、入った店にいた美女に惚れてしまう。なんとその美女は家出中のお銀である。お銀のほうは、若だんなが夢介の友達だと知っていて、日頃の復讐をしようと企む。三太(和希そら)から、若だんなの紹介のせいで、夢介がいろんな女に惚れられていることを教えてもらっていたからだ。若だんなとお銀が歩いていると、夢介と三太に鉢合わせる。久々の再会に喜ぶ夢介。「あんたの女でげしたか。」とため息をつく若だんな。実はこの再会は、三太が仕組んだものであった。三太にやられたと悔しがりながらも、やっぱり夢介と会えて嬉しいお銀であった。そしてお銀にプロポーズする夢介…!

嘉平じいや、やってくる

大事な夢介にお銀とかいう悪い女がついていると知って、小田原から出てきたじいや・嘉平(汝鳥伶)。出迎えたお銀と大喧嘩。「やっぱりお前なんかが夢介と一緒になるなんてありえない。必ず引き離してやる。」と言い残して去る。

※この場面は下巻なのですが、うまいこと前半に挟んでくると予想。

若だんなをめぐる女たち

夢介が歩いていると、橋の上から身投げをしようとする17才くらいの女がいた。お糸(夢白あや)である。そしてそれを必死で止めようとしているのは…三太(和希そら)だ。急いで引き上げると、お糸は「死ぬほど嫌いな人と結婚させられそうなの。あの人と結婚するぐらいなら死んだほうがまし!」と言う。その相手とは…若だんな(朝美絢)である。「おらが助けてやる。」と夢介。
その足で若だんなに会いに行くと、「縁談、私は乗り気じゃないんだ。おたき(希良々うみ)という女がいるんでね。お糸がどうしても私じゃなくちゃ嫌!と言うので困っているのさ。(モテる男は困るぜ。)」と言う。渡りに船とばかりに夢介が「それならやめといた方がいいべ。」と話すと不思議かつ不満そうな若だんな。
そこへ悪七(綾凰華)が「俺の妻・おたきとなにやってんだ!」と殴り込み。梅次(杏野このみ)もやってきて「やっぱり若だんなを忘れられない!結婚して!」と迫る。なんやかんやあって、どちらも夢介の金で解決。

家に帰り、どうやって若だんなとお糸の縁談を破談にしようかと考える夢介のもとへ、伊勢屋の女中・お松(野々花ひまり)が訪ねてくる。お松は若だんなに弄ばれ、お腹に子どもまでできたと言うのだ。そんなことをされても若だんなのことが好きだと言うお松。「若だんなは優しい人なんです。でも、お糸さんとの縁談があるし、女中という身分ではとても…。」涙ながらに語るお松の一途さに感動し、「おらに任せろ。」と勇気づけ、若だんなの元へ行く夢介。
若だんなは、「拙者が女中なんかと!」と最初は開きなおっていたが、夢介の巧みな説得で、お松を嫁にすることを承諾する。
「身分が違いすぎる!」と反対する伊勢屋総兵衛(奏乃はると)登勢(千風カレン)には、夢介の妹としてから嫁がせることで納得させた。
そして、めだたく祝言が開かれたのであった。

※原作のお糸は俵屋の娘なので、今回の夢白ちゃんのお役とは違うんですが。名前をお糸にして春駒の付き人の蕎麦屋娘にして、夢白ちゃんを配役したところから、宝塚版のお糸=原作のお糸、お菊、お米だと予想。

お糸の蕎麦屋

※ここからはただの妄想ストーリーです。原作のいろいろなエピソードを混ぜまくっております。

お糸(夢白あや)の蕎麦屋へ、若だんなとの縁談が正式に破談になったことを伝えに来た夢介とお銀。バツの悪そうな若だんな(朝美絢)と幸せそうなお松(野々花ひまり)もいる。丁度周年イベント中であった店には、お糸とは友達の三太(和希そら)やお祝いにかけつけた斎藤新太郎(諏訪さき)とその弟・新次郎(一禾あお)、金の字(縣千)、市村忠兵衛(桜路薫)や周旋屋(叶ゆうり)、春駒太夫(愛すみれ)をはじめ芸者たちまでいて、勢ぞろいである。いつも蕎麦屋にきている貧乏浪人・大前田源吾(透真かずき)の姿も。そこへ一つ目の御前(真那春人)と子分たちがやってくる。こちらも悪党が勢ぞろいである。夢介とお銀への恨みを晴らすべく、やって来たのだ。全員で大立ち回りの大騒ぎ。そんな中、人質に取られそうになったお糸(夢白あや)を貧乏浪人・大前田源吾(透真かずき)が守ってくれた。
一人ずつ子分がやられていき、ついに、一つ目の御前を懲らしめた夢介とお銀。そこで出てきたのが市村忠兵衛(桜路薫)と…実は権力者であった金の字(縣千)だ。「南町奉行の言いつけだ。今後、この町で悪さをするでない!」と金の字に言われた一つ目たちは、散り散りに逃げるほかなかった。

悪党をこらしめ、平和が戻った蕎麦屋。
大前田源吾(透真かずき)は、実は自分はお糸の本当の父親で、いつも陰から守っていたことを告白。そして何やらいい感じの三太とお糸。
夢介とお銀の、息のあった姿を見たじいや・嘉平(汝鳥伶)もこれはもう諦めるしかないか、と笑顔である。

全員で大団円。本当の夫婦となるため、みんなに見送られながら小田原に出発する夢介とお銀。

~幕~

※りーしゃさんが配役されている貧乏浪人・大前田源吾ですが、この人の立ち位置が本当にわからない!ただ、蕎麦屋を出すのに六兵衛がいないのはありえないので、この立ち位置かなぁと。そして、六兵衛と2人で蕎麦屋をやっている設定では、家柄的に伊勢屋との縁談が持ち上がるはずはないので、お糸は蕎麦屋の養子か何かかな。そして、大前田にカマイタチ仙助要素を足してみました。三太とお米ちゃんの淡い恋物語がかわいくて好きだったので、それもそらくんと夢白ちゃんの元宙コンビでぜひ見たいぞ!

とにかく、咲さんと希和ちゃんが惹かれ合っていて、明るく楽しく悪をスカッと平和に成敗する時代劇になりそうで、楽しみです。登場人物が悪役も含めてみんな面白くて魅力的!そのお役を雪組子たちが演じる姿を早く見たい。

どうかどうか、無事に幕があがりますように。

長々お付き合いありがとうございました。

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