占い依存症で悩む人へ
あなたが何かを悩んだ時に、一番最初に「そうだ、占ってみよう」と思う頻度が高いのであれば、あなたは『占い依存症』という病に侵されていることを知ってほしい。
占い産業は今では「怪しい」「胡散臭い」なイメージを払しょくし、カウンセラー的存在として、私たちの身の回りに存在する。
特に女性は幼い頃から占いに自然と触れてきた人も多い。
週刊漫画雑誌やティーン誌、そして女性誌には必ず占いのページが存在する。朝のテレビ番組でも、当然のように「今日の運勢」なるものが毎日放送されている。
血液型占いは4つの分類しかない。
九星気学は文字通り9通り。
星座占いは人類を12に分けた結果を表している。
あなたと同じ枠にいる人は世界中にどれくらいいるだろうか。
そう、それに気付いた占い依存症の人はもっとスピリチュアルな占い師を求めて有料占いへと流れこんでいく。
私は、占いをすること自体は否定しない。スピリチュアルなことも否定はしない。
ただ、あなたが占ってもらった結果は心のどこに置いているだろう?
毎日、何かしらの占いの結果を手に入れないと生きていくのが不安だと思っているのだとしたら、あなたが既に手に入れた占いのアドバイスはどこに置いてきたのだろう?
占い依存症の人がいれば、占い師は儲かる。
リピーターが付けばそれだけ多く儲かる。
だから、占い師は「もうこれ以上はあなたになんの助言もできませんよ」などとは言わない。
あなたはお金で安心を買っている。そう思うのであればそれでいい。
でも、少しずつ占いから離れて生きてみて。
普通に生きてるだけで「いい日」ってあるものだと気付けないのはつまらないことだから。