【人生】若者が選挙に行かないと日本が滅びる理由
これ。
選挙権があるってのはとても幸せなことなんだよ! と説教臭く言われてみたり。
一方で、そもそも選挙に行ったって何も変わらないじゃん? とか、
ていうか誰に入れていいかよくわからないし・・・ とか、そういうのが本音だと思うんです。
これはまぁマジでその通りで、
選挙に行くモチベーションって何ですか?ってのがほとんどの若い人たちの感情だと思います。
そんなことはつゆ知らず。
2024年10月。
石破さんが総理になってソッコー解散総選挙とあいなりました。
これって新内閣が国民の支持を得ているという後ろ盾を得て任期フル活用するために(不祥事とか起こして支持率下がる前に)仕切り直すためなんですけど、石破さんそこまで勝算あります?ってのは正直思うところ。
とまぁ、今の与党に対するうんぬんかんぬんはここでは置いといて。
今回ちょっと考察したいのは、ここのところ選挙になると必ずささやかれる、
「若い皆さん!選挙に行きましょう!!じゃないと日本が滅びるから!!」
という論調について。
個人的にはですね。その通りかなと思ってます。
いよいよマジのガチでヤバいよね、と。
でもですね。
じゃぁどうして若者が選挙に行かないとヤバいの?ってのを説明してくれる人がいないのもまた事実でして。
てことで今回は、
難しい話は抜きにしてその理由ってのをなるべく簡単に説いてみたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
■諸悪の根源は社会保障費
まずはじめに。
今の日本ってヤバいヤバいという人が多いけど、この閉塞感って何が原因なんでしょ。ってのを整理してみます。
物価は上がるけど、給料は上がらない。
人口が増えなくて消費が減って、経済もずっと停滞してる。
そうなるとまた物価が上がる。でも給料は上がらない。
こうしてどんどん家計が苦しくなって、
一部の成功者が圧倒的に金を得て幸せになり、その他大勢が貧乏になる二極化がより顕著になります。貧富の差ってやつです。
この理由はもちろん色々あるんですが、
個人的には社会保障費の増加がひとつわかりやすい悪だと思っています。
現役世代の大きな負担になっているこれ。
なぜ社会保障費が悪なのかってのは真面目に語るとマルクス思想とか毛沢東の話に発展してしまうので詳細は割愛しますけど、
とにかくですね。
この盲目的に必要とされている社会保障ってのが結構ヤバいんです。
■社会保障は、社会保障になっているのか
社会保障とは、
言うなれば社会的弱者を税金を使ってフォローしましょう。ってやつです。
社会的弱者とは何だろうか。
それは、
若くして病気にかかり万全の態勢で働けない人とか。
子供の時に親が事故や病気でいなくなり、満足に教育を受けられない人とか。
一般的にはそういう方々を指します。
これについては、どうぞ税金を使ってフォローしてあげてください!と私も思うのですが、実態はそんなに奇麗事ではありません。
実態としては、
自称「社会的弱者」で、声の大きい人がそのお金をもらっているのです。つまり言ったもん勝ちなんですよ。
外国人とか役所に押しかけるクレーマーとか。
何でそんなことがまかり通っているかというと、あまりにも社会保障費の給付管理がずさんだからです。
では、なぜこんなずさんな制度がまかり通るのか。
簡単に言うと、
政治家的にはそれが然るべき人たちに渡っているかってのはどーでも良くって、社会保障費は大事ですよと謳ってる事実の方が大事なんですよね。
だから社会保障費は見直されず存在し続ける。
それが然るべき人たちに渡らなくてもまかり通って枯渇し続ける。そしてその財源である税金は永遠に増え続ける。
これが実態です。
では、
なぜ社会保障費は大事だと謳っていることが政治家にとって大事なのか。
実はこれが投票率と大きく関わってくるんです。
■社会保障を謳っておけば、政治家は助かる
社会的弱者を税金を使って保障するという概念は、
もう自力で稼げない老人保護の思想でもあります。つまり大量にいるじいさんばあさんを保護するのもこの制度の大義名分なんですよね。
これは良いんですよ。
でもですね。先に述べたようにこの大義は既に崩壊している。ずさんだから。アホもクソもこの保障費に群がってどんどん税金が無くなっていく。
でもこれについて強く否定したりメスを入れることが出来ない。
なぜでしょうか。
答えは簡単です。そんなこと主張しだしたらそもそもの対象者であるじいさんばあさんからの支持を受けられなくなるからです。
政治家も職業です。選挙で当選しなければ失職します。
つまりはどんなに清き思想を抱いていたところで、まずは当選しないと何も始まらない。
では当選するためにはどうするべきか。
老人に媚びるんですよ。
なぜなら老人は投票率が高いから。政治家は自らが生きるために、高齢者に都合の良い政策を説くのです。
その代表的思想が、
老人保護の大義名分であり、日本を崩壊させる諸悪の根源である社会保障費の維持なんです。
■慌てる石破さん
週末にぼーっとテレビ見てたら党首討論をやっててですね。
ちょうどこの社会保障費についてどうするべきかみたいな議論になってたんで注目して見てたんです。
社会保障費について高齢者の負担を増やしますか?
って質問に対し、与党はNO。野党はYESでした。まぁここまでは良いんですよ。これはこれまで述べた選挙で盤石に勝ちたい与党と、理想を掲げて反論したい野党の構図そのもの。(野党も与党になったら同じこと言うかは疑問ですが)
ただ面白かったのは、
これに対して石破さんがちょっとキレたんです。笑
「選挙の直前にこんな意地悪な質問はないじゃないか!」 と。
まぁ普通の人の思考ならこの質問のどこが意地悪なのか意味不明だと思うんですけど、
高齢者の支持をしっかり受けて過半数当選したい石破さんからしたら痛いところを真正面から付かれて慌てたんでしょうね。
僕はこれを見た時に、
あぁ多くの政治家は老人を見て仕事してるんだな、と確信したわけです。
■若者は誰に投票するべきか
勘の良い方ならもうお判りだと思いますけど。
若い人が投票しないってのは、
ますます老人が住みやすい世界が創られていくってことです。
これはこれで何も悪くありません。
ただですね。真に言いたいのはその代表的施策である社会保障費がますますまかり通って、これからも当たり前のように悪用され続けてしまうということです。
この社会保障費の財源は、言うまでもありません。生活が苦しいながらも真面目に働いている若い世代の納税です。
繰り返しになりますが、
政治家が老人優遇するのはある意味自然の摂理です。なぜなら老人優遇しないと失職して生きていけなくなるから。
ではどうして政治家は老人優遇しないと生きていけないのか。それは若い人たちが選挙に行かないからです。
ヤバくないすか。
老人優遇とそれに紐づく社会保障費の暗躍を阻止するために選挙に行った方が良いってのは分かった。
じゃぁ誰に投票すればいいの? ってとこですが。
極論を言えば、だれに投票するかは問題ではありません。
大事なのは、若い世代にも媚びないと自分たちの生活が危うい(当選できないかもしれない)と、政治家に思わせることだからです。
現役世代の税金をむさぼる社会保障費にメスを入れないと、政治家として生きていけないかもと思わせることです。
■おじさんが訴えるというリアル
僕はですね。
年齢的に正直あと2,30年もすれば優遇される側になります。
年金支給こそ無いでしょうけど、若い世代に税金で苦しんでもらって、僕は貯蓄と投資とで培った財力と政府がなぜか優遇してくれる保障費で悠々と暮らしていくことが可能です。
つまりは若い世代の投票率が上がらなくても正直困らないです。
ではなぜこんなことを言うのか。
それは老人がその優遇を受ける以前に、国がもうヤバいからです。
公明正大に正義を語る政治家だって当選するためには思想をコロコロ変えて嘘もつく。
こうして世の中の人の給料は増えずに税金が増えて少子高齢化がますます進んでいく。
これで真に生きやすい世界が生まれるわけがありません。恐ろしくてしょうがない。
だからまずは若い世代の投票率を上げることが大事なんです!
かなり大げさに書きましたが、
今食い止めないとまだまだ税金は増えるでしょう。それでいて税金を払っていない人たちがどんどん優遇されていきます。不条理に。
これでもまだ自分たちの将来を、自分たちの知らない世界に預けますか。