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【⚽️日本サッカーを愛そう】【2019最新版】経営をUPDATEしたクラブはどこだ?ランキング
2020年7月30日。
2019年度版の決算報告がありましたね。今回は2018年度の決算報告からの推移を中心に、各クラブの経営環境の変化を探ってみたいと思います!!
まずはじめにはっきりさせておきたいのが、今回の決算報告はコロナの影響を受けていない数値。と言うことです。
つまり、各クラブの素の数値です。いったんコロナ影響を外して、じっくり見ていきたいと思います。
ではさっそく・・・
■昨年度からの利益推移はどうか?
鳥栖の20億の赤字が衝撃的でしたが、今回は利益の増減額でランク付けしています。
まず、大赤字からの脱却に成功したのが「広島」「清水」。
広島はJリーグ分配金が4億増加しており、そのおかげ。と言うのが実態です。スポンサー収入、入場料、物販は伸び悩んでおり、真の復活はもう一押し。といったところ。
一方清水はスポンサー(+1.8億)、入場収益(+1.2億)と地力がついてきての黒字転換となっています。20年シーズンは、この流れにチームの結果がついてくるか。勝負の年と言えるでしょう。
3位「川崎」は純利益ダントツの5.6億。経営的にもチーム的にも抜群に熟しており、いよいよ海外のタイトルを!という段階ですね。
一方赤字に転落したのが「磐田」「セレッソ」「名古屋」。
磐田、名古屋は人件費の膨張が響いており、セレッソはスポンサー、物販のの減少が響いています。
この中で降格したのが「磐田」のみ。唯一、流血を伴う経営が結果に結びつかなかったクラブ。と言うことになります(泣)。
特徴的なのが「仙台」。特別損益が1.9億あるのですが、これ、いちはやくコロナ影響を鑑みて減損処理を施したのが原因です。来年度はどこのクラブも影響を受けるでしょうから、仙台はその膿をいち早く出した結果。といえます。
鳥栖については後程触れましょう。
■スポンサー収入の増減はどうか?
「神戸」「名古屋」が相変わらず増えてんだなー。と言うのと、やはり目が行くのが一番下。
「鳥栖」のスポンサー離れです。
利益の減額と、スポンサーの収入減額がほぼ一致。と言うことは鳥栖の大赤字の原因は、ズバリ、スポンサーが離れたことによるものです。(それ以外はしくじってないってことですね)
スポンサーとの間に何があったのかの真因を知ることはできませんが、これは、ほかのクラブでも同じことが起きたら一緒。と言うことを示しています。
また、J1の平均が1.76億の増。神戸を除いても1億以上ありますから、Jリーグは純粋に伸びている。と言えると思います。
コロナの影響を受けても多くのスポンサー様が支援し続けています。Jリーグがあるのはスポンサーのおかげ、スポンサーがあるのは注目し、盛り上げ続けるファンのおかげ。
コロナに負けないために、私たちはJリーグを愛し続けるのみです!
■入場料収入の増減はどうか?
「神戸」「名古屋」がスポンサーの投資に応えてしっかり増額していますね。お客さんが入っています。
あとはACLで活躍した「浦和」。優勝争いをした「横浜FM」「FC東京」がやはり伸びています。
J1に昇格した「大分」「松本」が揃って約2億もの収入増を成し遂げているのが灌漑深いです。
やはり昇格は夢があります。
さて、
堂々最下位に位置してしまったのが我らが「磐田」。俊さんが途中で移籍するし、開幕からヌルっと負ける試合が多かったですからね。ある程度予想はしていましたが・・・減額1億超えましたかー。
思ったよりデカかったですね。。。やはり勝たないと。少なくともホームでは勝たないと。(ちなみに19年度ホームたったの3勝)
ちなみに、晴れて10億越えの仲間入りをしたのが「神戸」「名古屋」「FC東京」「川崎」の4クラブ。J1平均もまもなく10億突破。ということでこちらからもJリーグは成長している、と実感できますね。
■チーム人件費の増減はどうか?
ちょっと次元が違うのが「神戸」。もともと約45億とダントツだったのですが、さらに25億増加して現状70億に迫ろうかという状況。信じられません。。。
「FC東京」や「横浜FM」や「川崎」など、人件費を増加した分だけ結果が出てますね。経営陣も安堵したでしょう。
一方、したたかだなー。と思うのが「鹿島」。けが人や移籍が相次ぎ苦しいシーズンでしたが、人件費を約2億削減して3位フィニッシュです。
常勝軍団には物足りなかったかもですが、経営的には花丸でしょう。
あと、増額で言うと5位の「大分」ですが、圧倒的に燃費が良いですね。唯一10億未満の人件費で堂々9位でフィニッシュ。
片野坂さんの頭脳に、もう1億積んでもいいぐらいです!
■各クラブの経営センスはいかに!?
以前のnoteで2018年度の決算報告を読み解く際に、
✔ 全収入のうち、スポンサー収入に最も依存しているチームはどこか
✔ そのスポンサー収入を最もチーム年俸に突っ込んでいるチームはどこか
✔ ホームで試合をするたびに、きっちり儲けているチームはどこか
✔ グッズを売るたびに、きっちり儲けているチームはどこか
の4項目を分析し、経営センスを探ったわけですけども、
(参照:【緊急検証】賢い経営をしているJリーグクラブはどこか!?で斬ってみる)
こちらについても、私の夏休みの自由研究(笑)として、絶賛分析中ですので、次回ご確認いただければと思います!!