【雑感🏀】河村くんの影響でNBAを20年ぶりに振り返ってみた。

鈴木意斗（すずきいと）/　ほぼ毎日書く人

2024年10月14日 16:36

先日。

河村くんのおかげ、というか無料配信してくれたRakutenNBAのおかげでプレシーズンとはいえ久々にNBAを視聴することとなりました。

まぁ何と言いますか。

個人的にはグリズリーズと言えばバンクーバーなんです。そこで記憶が止まってる。てっきり河村くんはカナダにいるんだと思ったらがっつりアメリカ大陸の真ん中にいてワロタ。

それぐらい情弱なんですけど。

それでもNBAがまだBSでテレビ中継されていた頃はそれなりに観てたんですよ。
そんでメンフィスのグリズリーズがブルズと試合するのを楽天で見てたら流れてきたんですよね。これが。

もう鳥肌立ちましたね。何年経ってもカッコいい。あぁまだ変わってないんだなと。

で、ついでに当時はどんなメンツだったっけ？と思い返していたら意外と細部は忘れてる。
これにはややショッキングでもありました。

てことで今回は完全に自分の記憶を掘り起こす企画として90年代のNBAから振り返ってみようかなと思います。

同年代の方いましたらぜひ懐かしんでもらえれば。

僕とNBAの歴史はやはりここからスタートします。

■ブルズ３ピート時代（1回目）

最強ブルズというとみんなロッドマンに引っ張られて2回目をイメージすると思うんですけど僕にとってはこっちですかね。といっても良く覚えてるのはスタメンの5人なんですけど。

ＭＪ（ＳＧ）
ピッペン（ＳＦ）
ホーレス・グラント（ＰＦ）
カートライト（Ｃ）
ＢＪアームストロング（ＰＧ）

個人的にはグラントとＢＪですかね。
ジョーダンとピッペンが目立つ中、グラントのインサイドが凄く重要だったし、ＢＪはむちゃくちゃ可愛かったですね。

少年ぽいのにPGでジョーダンに指示するもんだから妙にかっこよく見えたりして。

で、
この時のブルズのライバルたちってのはとても覚えやすくて、それは＝バルセロナ五輪のドリームチームメンバーです。

ちょっと挙げてみます。

マジック・ジョンソン／レイカーズ（ＰＧ）
ストックトン／ジャズ（ＰＧ）
ＭＪ／ブルズ（ＳＧ）
ドレクスラー／ブレイザーズ（ＳＧ）
ラリー・バード／セルティック（ＳＦ）
ピッペン／ブルズ（ＳＦ）
クリス・マリン／ウォーリアーズ（ＳＦ）
マローン／ジャズ（ＰＦ）
バークレー／サンズ（ＰＦ）
ロビンソン／スパーズ（Ｃ）
ユーイング／ニックス（Ｃ）

ヤバいですね。改めて。
もう全ポジションスターしかいない。

今回は敢えてここに入っていないスターも挙げてみます。
例えばこの選手。

ジョンソンと双璧を担ったPGレジェンドのアイザイア・トーマス。

そしてロケッツの英雄センター。オラジュワンも懐かしい。

そしてサンズ時代のバークレーの相棒。ＫＪことケビン・ジョンソン。
月間バスケのコンバースの広告はいつもこの人。

宮城リョータの履くバッシュは彼のモデル。

あとはドリームチームのクリス・マリンと併せて思い出されるのがハーダウェイとリッチモンド。

彼らの走りまくるトランジションバスケは、ティム・ハーダウェイのＴ、ミッチ・リッチモンドのM、クリス・マリンのＣから取ってRUN TMCと呼ばれてましたけどその元ネタはこちらの人たち。

超有名ラッパーのRUN DMC。

Walk this wayは聞いたことある人も多いはず。

ラップとロックの融合って多分RUN DMCが初めてじゃないかな。日本だとDragon Ashがその走りですが、90年代にはもうアメリカにはあったカルチャーでした。

あと、
ドリームチームに一人だけ大学生がいたんですよね。それがクリスチャン・レイトナー。彼はプロになってからあまり成績が伸びずレジェンドにはなれませんでしたが印象に残っているのは彼の履いていたアディダスのバッシュ。

インナーとアウターが別々になってって、インナーは5色ぐらいあって洗えるやつ。

覚えている人いたら凄く嬉しいんですけど！

実はコレ。僕は一時期履いていた時があって、もの凄くマイナーなバッシュでしたけどインナー洗えるんでメチャクチャ清潔で自分のバッシュだけいい匂いしていた時期がありました笑

■ブルズ３ピート時代（2回目）

さてさて。
話は再びブルズを軸に振り返ってみます。多くの人の記憶に新しいと思う2回目の３ピート時代。

覚えているメンバーはこんな感じ。

ＭＪ（ＳＧ）
ピッペン（ＳＦ）
ロッドマン（ＰＦ）
ハーパー（Ｇ）
ロングリー（Ｃ）
クーコッチ（ＳＦ）
カー（Ｇ）

ジョーダン、ピッペン、ロッドマンと、ガードのハーパー。センターのロングリー。それから6thマンとしてメチャクチャ印象深いのがクーコッチ。
あとは控えガードが先日のパリ五輪でドリームチームを率いていたスティーブ・カーでしたね。
あとはHCのフィル・ジャクソンが日本の禅にハマってて話題になったのもこの頃だったかしら。

ここで印象深いのはやっぱりクーコッチですかね。

この頃からヨーロッパの選手がNBAに増えだした印象。それまでNBAといえばザ・アメリカンな空間でしたが、彼がジョーダンから全幅の信頼を得ていたのを世間が見て常識が変わったんですよね。

そんでそんで。
この頃のブルズのライバルたちも挙げてみます。

まずはやはりこの選手。

元祖スリーの代名詞と言えばレジー・ミラー。
クラッチタイムに鬼レンチャンするんでもうそれはミラータイムと呼ばれてました。
同地区なんでブルズの一番のライバルで、世界中のジョーダンファンから嫌われてました。（自分は好きだった！）

嫌われていると言えばこの選手も印象深い。

シカゴのカンファレンスライバルでもあるニックスの悪童スタークス。とにかくここぞでブルズのチャンスをへし折るんでどうしても悪役扱いされちゃう。。。

そんでそんで。
この頃から若くて活きの良い選手が山ほど出てくるのも印象深い。

まずはこのデュオ。

シャックとペニーですよ。
弱小だったマジックを2人の若手で一気にカンファレンスファイナリストにしてしまった。まじで強かった。

この頃のメンツは結構好きで、確かこんな感じ。

ペニー・ハーダウェイ（ＰＧ）
シャキール・オニール（Ｃ）
ホーレス・グラント（ＰＦ）
デニス・スコット（Ｆ）
ニック・アンダーソン（ＳＧ）

僕の記憶だと1995年に最もブルズを追い詰めたチームだったんですけど、ここに元ブルズのグラントがいたのが熱かったですね。あとはニックのスリーもかなりヤバかった記憶。

この頃からガードとセンター（ＰＦ）のデュオ構成ってのは流行りだすんですけどこれがなかなか熱い。

例えばこれ。

ボーグスと、ＬＪことラリー・ジョンソンのデュオ。
モーニングもいたホーネッツは強かったなぁ。

160cmボーグスの出すパスの先に強烈PFとセンターの最強コンビ。これが河村くんに期待する最も美しい未来かもしれません。

ちなみにラリー・ジョンソンもＫＪと共にコンバースの広告によく出てて、代表的なバッシュがコレ。

後のエアジョーダンでも採用される紐部分を覆うバッシュ。個人的にあまり意味があると思わないんですけど・・・恐らくこれが最初です。

話し戻って、これも熱い。
ゲイリー・ペイトンとショーン・ケンプのデュオ。
もう2人でバスケしてましたね。

そんでそんで、
勢いある若手が続々と打倒ジョーダン、打倒ブルズを掲げて敗れていくんですが、ラスボス最強のデュオがこれ。

ストックトンとマローン。
バルセロナ五輪同期が満を持して立ちはだかるわけです。漫画並みに熱い！！

今でこそ当たり前にあるピックアンドロール。
これを完成形にしたのがこのコンビ。ストックトンは黒人ガード特有の瞬発力は無いんですけどとにかく上手い。マローンとセットになるともう誰も止められない印象でした。

で、
個人的にこの頃のジャズが強かった理由として凄くよく覚えているのがこの男の存在。ホナセック。

ストックトンとマローンの２メンゲームを阻止しようとすると隣でこの男がボールを受けてスリーを射抜くわけです。やっぱり強いチームっているんですよねスリーの名手が。必ず。
あまり知られてませんけどこの頃のジャズはホナセックも入れてぜひ語って欲しいところ！

あとはデュオではありませんがこの時代の主役だった若手と言えばこの３選手ではなかろうか。

まずはグラント・ヒル。
あの時代。ジョーダン以外で最も上手かった選手を問われたら、多分僕はヒルを挙げます。
ポジションはSFでしたが何でもできる。本当に上手かった。

で、彼の影響を受けて買ったバッシュがこれ。

昔っから色もんが好きだったのかな笑
FILAがバッシュを出すなんて！という衝撃がありましたがもの凄く頑丈で長持ちしましたね。

そして2人目はジェイソン・キッド。

ネッツやサンズのイメージが強いですが、私の中では彼はダラスのポイントガード。外角シュートが上手い、速いというよりは肉弾的なフィジカルガードだった印象。

そんなキッドが先日のプレシーズンで今はダラスのHCをしていると知ってぶったまげました。（どんだけ情弱なんだ・・・）

続いては、ムトンボ。

とにかくリバウンドとショットブロックの鬼。同じアフリカ系のルーツを持つユーイングとはまた違ったタイプのセンターでしたね。

今思えば俊敏系ビッグマンのはしりの選手だったかもしれません。

■ジョーダンの後継者たち

時代はシャックやヒルが若手として台頭し、打倒ジョーダンに挑んでいる最中でしたが、ＮＢＡってのは本当に凄いところで更に続々と次世代スターたちが誕生してくるわけですよ。

貴乃花の存在が千代の富士を引退に押しやった、ではないですけど。ジョーダンに美しく世代交代させるための選手ってのは枚挙にいとまがなかったですね。
どんどん沸いてきて、たゆまなくリーグを華やかにさせる。

その代表がこちらの2選手じゃないかな、と。

まずはこの男。コービー・ブライアント。

華がありましたね。マジックジョンソン以来のレイカーズのスター誕生。
説明不要です。

そしてもう一人がアイバーソン。

かっこよかったですね。
こちらもまたシクサーズを復活させた男。ステフォン・マーブリーらと共にアンクルブレイクってワードを確立させたのはこの時代の選手たちだったと思います。

そんでそんで、
例によってそれ以外の選手も凄い。

まずはレイ・アレン。彼も後のスリーの名手。

日本代表の合宿にも激励に来てましたね。

そんでロビンソンがベテランになってしまったスパーズにとって彼の登場は大きかった。ゴール下で絶対に決める男。ティム・ダンカン。

そして圧倒的だったのがカーター。
トロントとバンクーバーに出来た新球団はとにかくマイナーだったんですけど、カーターのおかげでラプターズの印象ははっきりと残ってますね。

一方でグリズリーズはほとんど印象が無かったためメンフィスに移ったことすら理解していませんでした。（ｽﾐﾏｾﾝ・・）

あと印象深いのはジェイソン・ウィリアムスですかね。
多くの人がトリックパスを動画で見たことあると思うんですけど彼もまたこの時代を代表するニュータイプの選手だったかと。

今見てもやっぱすげぇや。
ていうかキャリア終盤にシャックと一緒にプレーしてたのは知らんかった！

■徐々に薄れていく記憶

そして、
実はこの頃から僕はNBAから離れて行ってしまいます。理由ははっきりと覚えてないんですけど、今思えばジョーダンの衰退というよりはペニーの不調が大きかったかもしれません。

あの頃のマジックは結構好きだったんですけど、シャックが去ってペニーが怪我して、ブルズを最も苦しめていた期待の若いチームは徐々に衰退してしまいました。

パット・ライリーが率いてたヒートにモーニングとティム・ハーダウェイがいてイースタンを盛り上げてた記憶があるんですけど、やっぱりブルズとニックスの弱いリーグは魅力がなくなってしまったというか。

そして
色ものバッシュばっかり買ってた自分でしたが2000年代前半にはそこそこお金を持てるようになってて、
初めてエアジョーダン買ったんですよね。確か１６か１７かその辺り。

でも現役も引退してて一回も履く機会なくて、
結局フリマで売ってしまいました。思い返せばあれが僕とＮＢＡとの関係を一切断ち切ってしまった瞬間だったかもしれません。

気付いたらＮＨＫでも見れなくなっていて・・。

■レブロン全盛期をスルーしてしまった

レブロンがキャブズにやって来て、ずっと弱小だったチームを一気に優勝狙えるチームにしてしまったのは覚えています。

ただ、その後の彼の伝説的な活躍はほとんど語れるレベルに無いんですよね。。。マジで情弱。

今回のパリ五輪もどちらかというとベンチのカーの方が懐かしくって（笑）
そういう人結構多いんじゃないかな。

とにかく楽天が無料視聴してくれたおかげでプレシーズンとはいえNBAを48分しっかり見たのは結構自分の中でもエポックメイキングな出来事でした。

グリズリーズはカナダのチームじゃなかったけどジャモラントはすげぇし、ドンチッチのコーチはキッドだし、ホーネッツのロメロもまともに見てみたいし、デリック・ローズは引退しちゃったけどユナイテッドセンターは何も変わってないし。

プレシーズン3つ見ただけですけど、色々と蘇ったり新たに興奮したりで、
とても良かった🥹

今回は勢いそのままに自分の中の記憶を整理する意味で書いてみましたけど、やっぱり色々と思い出してきますね。どれも良い想い出です。

そして改めてNBAには華があるな、と。

日本人選手きっかけでNBAに興味持つなんていかにもミーハーなにわかですけど笑。
それはそれ。これはこれで今のNBAも徐々に興味を復活させていこうかなと思う今日この頃です。

まずはレブロンの復習動画からかな。

改めてナビや八村の凄さや、河村くんの挑戦の大きさを知る機会となりました。

本日も、最後までお読みいただきありがとうございました！

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