【週刊ユース分析】EAST⑦横浜F・マリノスユースを調査!!
高円宮杯プレミアリーグに所属するチームを調査するこのnote。EASTも7チーム目まで来ました!
今回は、前回の横浜FCユースに続いて神奈川のもう一つ、横浜F・マリノスユースを調査します!!
まずは9年間の戦歴から
ポイント29の25位。
古豪・強豪のイメージがありますが、プレミアでの戦いは過去にわずか2年のみ。今年度は3年ぶりのリベンジの年となるはずでした。
しかし、関東プリンスはレベル高いですね。。。私事になりますが、私の知り合いの、かなーーーり運動神経の良い男の子(小学生)が、マリノスジュニア(プライマリー)の2ndチームにボッコボコにされてましたからね(汗)。
カテゴリーは違うといえども、どんだけ上には上がいるんだ、と。
身近でそういう経験ができると本当にプレミアリーグのレベルの高さを肌で感じます。
心から尊敬。
日産カップの存在
前項での整理はあくまでもプレミアリーグが発足してからの9年間の歴史なのであって、マリノスユースは1986年創立の超超名門です。
その歴史を象徴するのが「日産カップ」でしょう。
プライマリー(ジュニア)カテゴリーの大会ですが46回の開催を数えており、昨年は神奈川県内の487ものチームが参加しています。
マリノスはもちろんのこと、バディSC、SCH.FC、横浜港北SC、あざみのFC、大豆戸FCなど、ジュニア年代の行豪チームがこぞって参戦し、しのぎを削ります。
神奈川のサッカー少年にとって憧れのタイトルだと思うのですが、この大会のもう一つの側面として、マリノスジュニアユースへのセレクションの位置づけとしても大きいでしょう。
現に、前回調査した横浜FCの選手のほとんどがジュニアユースからの持ちあがりに対して、マリノスユースの選手たちの経歴は実に様々です。
逆を言うと、マリノスのジュニアユースにいてもユースに昇格できるのはとてもとても狭き門だということができますね(汗)。
注目選手!!
すでにバンディエラの風格ある喜田選手など、トップで活躍するユース出身OBは山ほどいるのですが、今回は現役の選手をチョイスします。
中村 翼選手(横浜F・マリノスユース)
背番号10のキャプテン翼。
写真は20年シーズンのはじめ、ゼロックスの前座試合で高校選抜と戦った時のもの(当時2年)ですので背番号は25ですが、プレミアリーグでは堂々背番号10を背負っています。
何がすごいって、全く名前負けしていません!
この高校選抜戦でも2ゴール決めていましたが、先日の浦和レッズユースとのプレミア公式戦ではハットトリック達成。どのゴールもトップ下からゴール前に入ってくる嗅覚が素晴らしかったです。
点の取れるゲームメーカー。まさにキャプテン翼です。
津久井 拓海選手(横浜F・マリノスユース→横浜F・マリノス)
いやー注目ですよ。プロフィールだと176cmとあるのですがもっと大きく見えますね。
こちらもプレミア柏戦を拝見しましたがゴール前で抜群の存在感。小柄で俊敏、というタイプでは無いのですがボールが足元にあってもどんどん切り込んでいきますね。
強さとうまさの両方を持った選手だと思いました。すでにプロ契約を果たしています!
最後に、
19年度のJリーグで圧倒的攻撃力を誇ったマリノス。
仲川選手と外国籍選手に注目が集まりましたが、それをキャプテンとして支えたのが生え抜き中の生え抜き(プライマリーからずっとマリノス!)である喜田選手でした。
「〇〇さんちの子、マリノスのユースにいるらしいよ。」
ユースと言ってもどこの団体を指すのか?不明確極まりない噂話なのですが・・・近所に住んでいると分かります。マリノスでサッカーをしていることは大きな大きなステイタスなのです。
前項で触れた日産カップに垣間見られるように、この辺りは本当に人材の宝庫、それゆえにマリノスユースが狭き門であることは間違いありません。
ただ、
横浜FCユースの台頭、それから川崎ユース出身者がトップで大活躍する現状を見ていると(仲川選手は川崎ユースの出身!)、いつまでも神奈川の一番上で胡坐をかいているわけにはいきませんね。
中村翼選手と、津久井選手を軸に、今後のマリノスユースとその出身選手に注目していきたいと思います!!