【マーケティング!!】ミツカンとかいう革命家。
僕は今でもきゅうりとワカメの酢の物があまり好きではない。
苦手というほどでもないが、敢えて食べようとしない。きゅうりはマヨネーズか味噌を付けて食べた方が上手いし、ワカメは味噌汁に入っていてくれた方がありがたい。
そこにタコが入っていたとしてもそれは決して順位を上げない。
要はあまり好きではないのである。酸っぱいのが。
■子供の頃の思い出
子供の頃、「体に良いから食べなさい」と言われて出された酢のものはどれも引くほど酸っぱかった。
名指しで申し訳ないが「すしのこ」で作られたちらし寿司もあまり好きではなかった。
寿司は酢飯。という常識を子供ながらに理解したうえでも、これを食べるぐらいなら白米でカレーか卵かけごはんが食べたかったし、いっそチャーハンにでもして欲しかった。
とにかくこの頃は酸っぱいというキーワードにトラウマまでとはいかないまでも潜在的に嫌悪感を示す何かが植え付けられていたのかもしれない。
それぐらい子供の頃に食べた酸っぱいものはどれもこれも自分にとっては美味しくなかった。
大人になってお酒を飲むようになって、
お店で美味しいピクルスを食べるまで、個人的には酸っぱいものがずっと苦手であった。
■かんたん酢という革命
親になって、子供の食事を考えるようになったとき本格的に”かんたん酢”の存在を知った。
離乳食の一部として、奥さんがかんたん酢で漬けた人参やら大根やらを用意したのだが、これが小さい子供が恐ろしい勢いで食べるからびっくりした。
す、酢だぜ。
と、与えておきながら酸っぱいもの嫌いの自分はわかりやすく動揺したのだが、今でも子供たちの好きな食べ物の中にピクルスが入ってくるほど定着した。
実際に自分も食べてみるたのだが、
確かに酢が苦手な人が最も気にするであろう”酢のとがった部分”が全て丸みを帯びているような印象を受けた。
簡単に言うと、酢なのにツンとしないのだ。
ウチの子供たちは、昔からチーズバーガーに入っているピクルスを好んで食べる。
酸っぱいは酸っぱいのだが、どうやらそれに対する負の感情が無いらしい。苦いから嫌とか、辛いから嫌とか、そういうものの中に酸っぱいは入っていない。
これは明らかにかんたん酢、それからミツカンさんによる恩恵だと思う。
僕の子供の頃には無かった環境。それが今はある。まさしくミツカンは子供たちの食卓に革命を起こしたのだ。
■酸いも甘いも
そんなミツカンが、
ある日突然、自分の応援するチームであるジュビロ磐田をスポンサードすることとなった。
事の発端は、新たにユニフォームサプライヤーとなったアドミラルとそのロゴが似ていること。
これには多くのサポーターたちが歓喜した。自分もその一人である。
個人的には食品メーカーのロゴはNestle時代を彷彿とさせ非常に縁起がいいので、その兆候ではないかという期待もあったりして。
しかしながらそれよりも何よりも。
自分の子供たちの食に革命を起こしたミツカンさんの、
止むことのない企業努力と着想の精神に惚れている身としては、今回のご縁はただならぬ何かを一方的に感じたわけでありまして。
ちなみに、
今のジュビロ磐田の戦績はかなり酸っぱい。自分が子供の頃に頑張って食べていた酢の物ぐらい強烈で、強制的で、それでいて酸っぱい。
きっとミツカンはそんな戦績にも革命を与えてくれるはず。
誠に勝手ながら、そんな期待すらしているのです!!笑
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。