【ジュビロ磐田⚽】【雑感】横内さんの開幕3節
勝ち点を失ったに等しいホームの零封連敗。
連日の1万人を超える観衆も、強風と共にどこかに飛んで行ってしまうのではなかろうかとそんな心配が頭をよぎる寂しい敗戦でありました。
というのも、
何度も何度も何度も何度も同じ失敗を繰り返しては、そのたびに何とかしようと成長を感じていた娘(2歳)のおむつ卒業。あれを彷彿とさせるセットプレーからの失点。
そんな娘も小学生(一つ上のカテゴリー)になり、そんなこともあったなと感慨にふけっていたところ「またやっちゃった」とカミングアウトされた気分だったわけで。
びちゃびちゃになったトイレの床を拭きながら一体これはいつまで続くんだろうと独りごちるような、そんな喪失感があったわけです。
しかし!
ポジティブに言い換えればアレさえなければ勝ち点の一つぐらいは得ていたはずで、それ故 試合直後にこんなツイートをしました。
ただですね。
少し経ってからいろいろ考えたんですけど、本当にあの失点さえなければ御の字だったのかと、そんな風に思えてきました。
横内さんは次もメンバーを変えないだろうと、そう読み解きましたが開幕から3節を終えて、実は相当悩んでいるんじゃなかろうかと。
あくまでも素人の推察でしかないんですけど、
何というか、言葉にしにくい昨日のモヤモヤを共有できる方がいらっしゃいましたら幸いです。
2つの点について整理してみます。
■どうする横内① CB嵌められ問題
リカも槙人選手も良く頑張っていると思います。
リカの場合は信じられないミスが続いてますけど、対人のところではさすがの強さを発揮する場面もあるわけです。
槙人選手についても、昨年まであったエリア内でマークがフッと緩んで失点に絡むシーンも今のところありません。
ただですね。
なんかボール保持時にむちゃくちゃ不安定です。相手目線で感じる圧倒的「取れそう感」と、無策のビルドアップ。
特に柏戦はリカのところが明らかに取り処として認識されていて、そこそこの危うさがあったのはショックでしたね。
左に左に追い込まれてライン際に逃げて縦に蹴らされては、易々と相手ボールになってました。
槙人選手もそうです。
仙頭選手の単騎ハイプレスにバタつく様は悲しかったし、何より「よっこらしょ」という声が聞こえてきそうなスローかつ一定テンポなサイドバックへの展開。
受けた植村選手も結局戻すしか選択肢が無く、名波時代によく見たいわゆるワイパー状態がただただ繰り返されているだけでした。
それが何度か続いて、もうそろそろいいかなーって時に降りてきた中駿さんが一気に前線に蹴りこみます。
実はこのボールに対するジャメさんの質が良いんでね、そこそこのチャンスになったりしてあまり悲観的に見えてませんけど、冷静に考えると柏戦前半はただただこれを繰り返していただけだったのなか、と。
これについて、安直にCBを代えろとは言いません。ただですね、この状態から序列を変えられないようであればユース出身の若い二人もヤバいんじゃないの?という思いは強くあります。強く。
良い競争をしてそれぞれのストロングを発揮して欲しいなと思います。
で、ですね。
横内さんの悩みはCBの序列かと言われるとそうではないと思っていて、実はGK選択ではないかと思っています。
3試合で7失点している磐田ですが、いずれも属人的な守備のミスがほとんどで、エイジさんの過失はほぼ無いと思っています。むしろビッグセーブで何度もピンチを救っている。
ただ、
それでもぬぐい切れない昨年との大きな違いは、三浦龍輝であればビルド時の3人目になっていたという点かな、と。
先ほど述べたワイパー状態と、そこからの脱却。(本当はCBとボランチで何とかして欲しいところではありますが)GK使って対応する案もあるわけで。
3節を終えて明らかに課題に見えるCB保持時の不安定さ。これを何とかするためのGKまで含めた改善策について、横内さんはどう考えているのか。
ここが一つ目の注目点。
■どうする横内② ペイショット活用問題
そしてもう一つの悩みの種はこれじゃないかと。
多くの方が目撃して確信したと思いますがペイショットの高さは明らかに武器でしたね。神戸戦、川崎戦のはじめはまだ馴染んでない気がしましたが昨日の柏戦はほぼ完勝。
それどころか足元のボールもきっちり繋いでいて、クレーンゲームのスキルと共に明らかに上がってきています。
故に、ペイショット先発論が上がるのも当然だと思うのですが実はここが悩みどころ。
というのも、
今そのまま投入して彼の良さを最大限発揮できるか?ってのが個人的にあって、理由は2つあるんですけど、一つ目は先ほども述べた最終ライン(中駿さん)からの長いボールに対して。
あれ、今はジャメさんの上手さで成立していると述べました。
つまり磐田がワントップを変えて同じ戦略を続けるなら(オフサイド連発するなどして)恐らく今よりストレスがたまるんじゃないかと思っています。つまり今のままならジャメさんの方が分があるのかな、と。
そしてもう一つは、ペイショットは強いけどもう少し上、せめてアタッキングサードの入り口ぐらいでやってもらわないと意味が無いという点。
彼を使うことは、それが出来るようになることとセット。
現に、
柏戦で彼が競り勝ってマイボールにしても両サイドが駆け上がる頃にはペイショットはエリア内にいなかったわけで。すぐ立ち上がって、もの凄く頑張ってゴール前まで走っていましたがクロスに合わせる余裕はなかったですね。クロスの質の悪さに明らかに不機嫌になるシーンも見られました。気持ちは超わかります。
じゃぁどうすればいいの?ってのも2つあると思って、それが上原力也と両ウィングだと思っています。
ペイペイの活かし方1 「前開いてるのに蹴っちゃう病」からの完治
神戸戦で「球際」を考察した際にキーマンであると述べた力也選手。
彼が後半、マイボールをことごとく前(と言ってもセンターライン付近)のペイショットめがけて蹴りこんでるのは少々悲しかった。
言わずもがな、
持ち運ばなければチームは押し上がらない。ペイショットが真に脅威になるためにはここが大事かと。改めて。
ペイペイの活かし方2 両ウィングの脅威
これは神戸戦も、それから柏戦もそうなんですけど、前線がボールの取り処になったらそりゃキツイですよ。
例えばマテウス・サヴィオは植村くんに攻撃はほぼ完璧に封じられたわけですけど、ボール保持者としてはそれなりに効いてました。つまり収まるんですよね。
それは我らが古川陽介に関してもそう。彼が効くのは、個のスキルで相手に間合いを取らせることが出来る事。
助かるんですよ。収まると。
ペイショットのプレーエリアを上げたいならこの状態はマスト。川崎戦ではさすがのムーブを見せた昌也選手に対して交代論が一定量あるのは恐らくここかな、と。
スペースに走るスピードか、間合いを取らせる足元のどちらかが欲しいんですけど、昨日みたいにプレスに屈しているか、後ろに下げるだけではやはり厳しい。
これについても、安直に代えろとは言いません。ただ、虎太朗や、新戦力のブルーノ、ダーイシ選手らが序列を変えられないようではやはり寂しい。
ペイショットは強い。ただ、単にワントップを変えただけでは恐らく根本的には解決しない。これを何とかするための人選まで含めた改善策について、横内さんはどう考えているのか。
やはり、注目しています。
■最後に
アキラさんと共に挑んだ2022年。
開幕3節で1勝1敗1分け。勝ち点は4。事実として、その時より数字は劣っています。
ただ、
あの年はその後が最悪でした。埼玉で早々に失点して1-4完敗。続けて柏で強度の差を見せつけられて0-2完敗。
3節までの盲目的なポジティブ論がそのままアキラさんの解任につながったと言っても過言ではありません。
今シーズンはどうか。
横内さんと2022年との違いは、実はここから。
カテゴリーこそ違えど、昨年もかなりテコ入れしてきたのは3節以降だったわけで。ここは一ファンとして興味を持って着目していきたいところ。
そして、ジュビロ磐田。
ベンチ外メンバーも含めて乗り越えられるのか。毎節言ってますがここからが大事ですね。
メンバーは豊富。野心も十分。心から期待しています!!!!!
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。