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【週刊ユース分析】WEST④県立大津高校を調査!!

プレミアリーグ所属のチームをひとつづつ分析しています。WEST4回目の今回は、熊本県立大津高校を取り上げます。

結論から申し上げますと、私、大津高校の大ファンになりました。本当に応援したいチームの一つです。


ではさっそくプレミア9年間の戦歴から見ていきましょう。

■WEST未定着も、高体連では堂々6番手

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順位は21位。わずかにTOP20入りを逃していますが一つ上の富山第一高校とはポイント差わずかに1。今シーズンの戦いで堂々TOP5入りを果たすはずでした。

九州プリンスでは敵なし。強豪ぞろいのWESTにおいては住人(定着)になれず苦しんでいるようです。

ただ、

大津高校。本当によくやっているなぁ。と賛辞を贈らざるを得ません。


現在のユース世代のサッカーは資金力勝負。Jユース勢は立派な環境を持ち、一部はバルサやアヤックスなど海外のアカデミーと提携。

高体連組も私学が資金力を発揮して強豪の常連となるのが定番と化しています。

そんな中、大津高校。県立高校であり、立地も九州・熊本と決して恵まれていないにもかかわらず、この成績なのです!


■強さの秘密は何なのか?

県立の星、大津高校。強さの秘密はズバリ!

 名将・平岡監督の存在
 屈強なOBの存在

この2点でしょう。


まず、平岡監督。九州のサッカー界の重鎮でありながらその哲学、教育論を買われ、市の教育長を務める教育者でもあります。

そんな平岡監督が掲げるキーワードが「凡事徹底」。これ、私の大好きな言葉です。


■凡事徹底の威力

ビジネスの世界でも多くの経営者がこの”凡事徹底”を重宝します。

凡事とは普通のこと。凡事徹底とは普通のことを徹底的に行うこと。

名だたる成功者が口を揃えて、成功するためには特別な能力は不要。ただ、当たり前のことをするだけでいい。その代わりそれを徹底的にやりなさい。と述べています。


「生まれ持った・・・」とか「選ばれし・・・」とかいう言葉に劣等感を感じる人がいれば、それを完全否定し、成功の真理を突き抜く名言だと思います。

そしてこの平岡監督と県立大津高校。まさに凡事徹底でユース世代のサッカー界に唯一無二の存在感を示しています。


■OBのイメージは”武士”

元鹿島の植田選手のイメージが強いのでしょうか。大津と言えば、武士のような九州男児を思い浮かべてしまいます。

実際に、川崎の谷口選手、車屋選手。元千葉の巻選手などなど。ガタイの良さが目立ちます。

大津の武士感はイメージだけなのか?それを払しょくする記事を目にしました。

以下抜粋です。

リーグ戦はJリーグと同様のホーム&アウェイ方式のため、ホーム(熊本)で9試合、各チームの本拠地で1試合ずつの18試合を年間で戦います。そのため、西日本地域のリーグといっても年間で数百万円規模の移動・宿泊費がかかります。
前日入りして宿泊すると、遠征費用がかさむので、前日の夜に出発し、フェリー内で宿泊し、当日会場入りや、試合当日の朝に飛行機で移動ということも珍しくないのです。
本来は、他のJユースチームや私立高校のように試合前日に会場近くまで移動し、ホテルに宿泊をしてコンディションを整えて試合に臨むことが理想です。
しかし、大津高校の場合は、少しでも地方への宿泊費を減らすべく、試合当日に熊本を出発し、関西・中部へ移動、試合後すぐ帰路につくという強行スケジュールでアウェイの試合に臨んでいます。

そこまでして、大津はプレミアに挑み、結果を出しています。


記事の中に選手たちが爆睡している写真があるのですが、爆睡写真史上もっとも疲労感が伝わってくる写真ではないかと思います。

先輩方もそうして日本代表にまでなっていますからね。これは現役選手にも大きな励みになっているのではないかと思います。

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■大津を一言で言ってみる

来年以降の大津高校についての注目ポイントを一言で言うと、

戦う集団を率いる、THE九州男児は誰だ。

これでいきたいと思います。植田選手は試合で顔面から流血した際も、「被災された方々に比べたら、けがのうちに入らない」と述べてひょうひょうとしていました。

心まで屈強!

怪我はいけませんが強い漢をを探してみたいと思います。


■最後に

冒頭にも述べましたが、県立である大津の頑張りには頭が下がるし応援したくなります。

強さに平岡監督のインテリジェンスが加わり、まさに唯一無二の存在感を示しています。


戦うプロチームにとって、大津出身の選手は1チームに一人(一家に一台みたいな(笑))、必須なんじゃないかとすら思います。

これからも県立の雄・大津高校に注目です!

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