【週刊ユース分析】アビスパ福岡U-18を改めて調査!!
大津高校の選手権準優勝。鳥栖ユースの躍進。鹿児島の神村学園からは福田・大迫両選手の周囲が騒がしいぞ。
そして先日、これから必ず伸びてくるであろう長崎U-18について触れてみた。
つまり今、
かつて国見、鹿児島実業などの超強豪校を生んだ九州の2種が熱い🔥🔥
人材の宝庫と言えるここ(九州)においてまだ取り上げていないチームはどこかと思案してみたところ・・・私としたことがとんでもない大御所を忘れていた。
アビスパ福岡、そして大分トリニータだ。
てことで今回はアビスパ福岡U-18について、『復権へ!!』と銘打って調査してみたいと思います!
それではさっそくプレミア10年間の経緯から。
■福岡U-18のプレミア10年間
ポイント55の19位。
堂々のトップ20入り。
10年のうち6シーズンをプレミアリーグで過ごしておりWESTを代表するチームの一つなのですが、定着出来ていないというのが実態かもしれません。
昨シーズンは九州プリンスでも8位と、優勝した新興勢力の長崎U-18に対してもやや水をあけられてしまいました。
近年は少し寂しい福岡U-18なのですがその背景にはなにがあるのか。紐解いていきたいと思います。
■アビスパで何を見るか
この手の調査を2年も続けていると、ネットでの情報量がチームの現在と将来を表しているというのが肌感で見えてきます。
情報量とは注目度。
それは代表になるような選手がいれば自然と増えてくるけど、ここではっきりと伝えたいのは、そうでなくても組織が積極的に発信していれば注目度は増す、ということ。
そして注目度は強度と比例関係にある場合が多い!!
そんな中アビスパの場合、私の肌感覚でしかありませんが情報量は少ない方に分類されると感じました。
それはチームを選ぼうとしている3種の選手たちとその親御さんにとっても同じはず。
アビスパで何を見るか。
全国の有望なサッカー少年がワクワクし、心に何かを期するだけの強烈なメッセージが欲しいところではないかと。
ちなみに育成方針は明確です!
あとは具体的な戦略と作戦。そして絶対にコミットするという強いトップダウン。
2022年までに登録メンバーの1/3をアカデミー出身で埋め尽くすぞ!との記載がありますがそれはもう今年です(汗)。
トップチームが長谷部監督のもと確固たるスタイルを確立していますから、アカデミー的には今がチャンスだと思うのですが、果たして。
■注目選手!!
DF 時志 仁(トキシ ジン) (アビスパ福岡U-18 2年)
昨年5月に行われたU-16の代表候補合宿に召集。
福岡のDFといえばいまや本家のプレミア(英)に大先輩がいますから、期待せずにはいられません!
この時のU-16はロス五輪をにらんだゴリゴリの代表合宿だったはずなのでこのままU-18および将来のアビスパを引っ張っていく選手になって欲しいですね。
福岡サポさんは注目してくださいよ。
MF 北島 祐二 (アビスパ福岡U-18 →アビスパ福岡)
FW 東家 聡樹 (アビスパ福岡U-18 →中京大 →アビスパ福岡)
天皇杯の2回戦で2人のユースOBの若武者が結果を出しましたね。
先制ゴールの金森選手も福岡ユース出身ですから、この日は2種ファン的にはたまらないゲームだったのではないでしょうか!
両選手とも初ゴールということで、これからのリーグ戦で福岡ユース躍進のきっかけとなれるか、注目です。
■最後に、
福岡のアカデミーと言えば何といっても冨安選手が有名。
それから注目に挙げた時志選手もディフェンダー。また長谷部監督の率いるチームも堅守が売り。
ということで福岡のアイデンティティは強固な「守」であり、アカデミーもまたそれを明確に踏襲しても良いのかもしれません。
守りの固いチームが魅力的に映るか?
その心配は、福岡においては不要でしょう。
それを覆すために、大先輩がアーセナルでキラキラしているのですから。
アカデミー含めてチームカラーを積極的に打ち出してバンバン露出して欲しいなと、そう願います!
それからもう一つ気になる情報を。
U-18を率いている山崎哲也監督って静岡学園出身なんですよね。しかも1995年の選手権優勝メンバー。
つまりは坂本紘司、倉貫一毅らの同級生。大宮のGK南選手の先輩にあたるわけです。
福岡のアカデミーに井田イズムは浸透するか。
その時、堅守とテクニック、インテリジェンスの融合やいかに。
ちょっと面白そう😎
福岡ユースが強くなければ九州は盛り上がりません。
鳥栖のアカデミーや東福岡に流れている(であろう)人材を食い止めるべく、一刻も早いプレミア復活が待たれます。
復権へ。待ったなし。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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