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【⚽️日本サッカーを愛そう】契約情報公開は「あり」か「なし」か。
Jリーグもシーズン終盤に入りました。大学生・高校生については続々と内定のニュースが飛び込んでいますね。
最近だとやはりこちらでしょうか。
🔵WELCOME to https://t.co/yM2ehItovl!!!!🔴
— FC東京【公式】🔜10.23鹿島戦(H) #LIFEwithFCTOKYO (@fctokyoofficial) October 12, 2021
現在 #青森山田高校 に在籍している #松木玖生 選手の来季加入が内定いたしました!!👏👏😆🔵🔴https://t.co/r5SPVGFSV2
松木選手、ようこそFC東京へ!!✨🤝🔵🔴#fctokyo #tokyo pic.twitter.com/OumYAfwN8t
昨年のオフにリヨンのトレーニングに参加してましたし、海外かなと思っていましたが・・・やはり青森山田とFC東京のパイプは強いみたいですね。ドラフト会議のないサッカー界だと人脈がモノを言いそうです。
で、
こうなってくるとちょっと思っちゃうのがC契約の話。説明不要かと思いますが一応述べておくと
年俸の高騰化によるクラブへの負担を減らすために上限を設けている仕組みのことで、高卒の場合は480万円からのスタートになります。
選手生命の短いプロ生活において480万スタートはさすがに低すぎる。。。個人的にはそう思います。
例えば鳥栖の中野選手の場合、2種契約で試合に出まくってますね。あれって多分バイト代も出てないと思うんですよね。まぁ、将来に向けた投資と思えば良いかもしれませんがやっとプロになって手にするお金が480万円。。。
アスリートなので若いうちからトレーナーや栄養士を雇えたらベターなはずですが480万ではキツイ。そんな時に海外から巨額を提示されたら・・・そんな理由で選手が流れていく傾向が今後増えるかもしれません。
■契約の公表
今回ちょっと整理してみたいと思うのはC契約の是非ではなく、海外や野球の世界では当たり前になっている契約公開についてです。
The journey continues! ✍🏽❤️ pic.twitter.com/ArACWDJe2M
— Virgil van Dijk (@VirgilvDijk) August 13, 2021
ダイクのジャーニーは2025まで続く。
自分の応援するチームの選手が何年契約で、あと何年残っていて、それが更新されたのかどうか。
(期限付き移籍を除いて)Jリーグのファンは全く以って知ることが出来ません。なのでこの時期になると来シーズンの体制を考えてモヤモヤする日々が続くわけです。
当然公開に対してデメリット(リスク)もあるのですが、個人の意見としては公開肯定派です。
ではそれぞれの良し悪しについてまとめてみます。
■契約公開のデメリット
一番はやっぱりプライバシーの確保でしょう。
例えば複数年契約した選手が初年度に大怪我をした場合、あるいは怪我がなくても不調となった場合。
ファンの中にはそれについて不信を抱く人も多いかもしれません。「給料泥棒!」なんてフレーズが飛び交うのも容易に想像できます。
海外クラブやプロ野球チームのように資金が潤沢では無いのでその影響がより顕著です。○○円プレイヤーという肩書は結果が見合わなかった場合、とても重いものになり得ます。
また、選手間で契約内容はシェアしているのだろうか。というのも気になるところ。もし現状していなくて、それが丸見えになるとちょっと慣れるまで雰囲気がおかしくなりそうですね。
自分の給与明細がバレバレの状態で会社で仕事するかと思うとちょっとゾッとします(汗)。
■契約公開のメリット
肯定派なのでこちらについてしっかり整理していきますけど、一番のメリットはクラブがチームのフィロソフィーをしっかりと考えるきっかけになるのではないか、ということ。
フィロソフィーとは「理念」あるいは「哲学」。
弊社はチームを通じてお客様に勇気と幸せな日々を提供し・・・とかそういう抽象的なものではなく、どういったサッカーをベースに強化を図り、それゆえどういった選手を育成、獲得していくかという具体的な道標。
行き当たりばったりに良さそうな選手を集めてグラウンドに並べて機能しないチームはもう見たくない!!
貢献してきたベテランをある日突然放り出すような報告を見たくない!!
ウチのチームはどんな選手を大事にし、どんなサッカーを展開するつもりなのか。
そんなモヤモヤを払拭する一つの方法が「契約公開」です。
■2021年の磐田
大前提として調子が良いというのもありますが、今シーズンの磐田にはあまりストレスがありません。
それは補強の的確さにも大きく依存しています。
【磐田がロジカルになったと思う理由】
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@Boku2nd_ito) August 16, 2021
✔︎補強が的確
✔︎ゲーム中に修正できる
これまでの
「ベテラン宜しく+若手は自分で学べよ」から、ベテランの何を盗むべきかが明確になったのでヤットさんの完全は大賛成。
力也もハリーも帰って来い。健介くんも加えてヤバい中盤作ろうぜ。#ジュビロ磐田
シーズン折り返しの時点で即戦力の3選手をすぐに獲得しました。
最終ラインに伊藤槇人選手を獲得
左サイドハーフに高野遼選手を獲得
インサイドハーフに金子翔太選手を獲得
軸だった伊藤洋輝選手の代役。それから怪我をしていた森岡陸選手、小川大貴選手のケア。それからフル稼働中の松本昌也選手およびインサイドの選手のバックアッパー。天皇杯とのターンオーバーを考慮しても完ぺきに近い補強でした。
自分のツイートにも書きましたが、こうなってくるとベテランと若手の融合というのも現実味を帯びてきます。方針が明確だと何を盗むべきかがハッキリするからです。
で、
自分の主張というのが、各選手の契約年数公開はこれを促す効果があるのではないか。ということです。
少し整理します。
■契約公開のメリット(2回目)
3つにまとめます。
契約公開すると、必要な選手を明確にする必要がある
契約公開すると、更新しない選手に対する理由を明確にする必要がある
そして、上記2つを納得させるチーム方針が必要になる
例えばFWの選手にもたくさんのタイプがあります。
献身的にポストプレーをこなす選手。
少し下りてきて受けようとする選手。
体幹を活かしてゴール前に張る選手。
これらに優劣はありません。ただ、
チーム方針が明確なら優先順位が発生します。そこに過去実績は関係ありません。あくまでもロジカルに整理して、複数年契約を結ぶべき選手か他クラブへの移籍を容認する選手かに分かれます。
実際にはビジネスなので、知名度や年齢も考慮されるはずですがそれでも概ねファンやスポンサーは納得するのではないでしょうか。
「ここ最近のプレーだと移籍してもしょうがないかもな。」とか
「うちで輝く選手じゃないかもな。」みたいな感じで。
【大至急】
— 鈴木意斗 / ジュビロ磐田とユースnote (@Boku2nd_ito) October 3, 2021
来シーズン補強リスト
🥇伊藤槙人選手
🥈遠藤保仁選手
🥉スピラスピカ選手
金子翔太選手
藤原健介選手
上門知樹選手
春華堂様#ジュビロ磐田
スピスピさんの複数年契約発表はあるか!?
■最後に、
僕はチーム強化のために方針の明確化というのがとても大事だと思っています。それは具体的に3つのポジティブな要素に直結しています。
①補強したい選手を説得(獲得)しやすくなること
②若手が学ぶべき内容をより具体的に示せること
③自由契約をなるべく感情的にしないで済むこと
上記はいずれも磐田が不得意だったところです。①②は若手の育成下手で、③はベテラン勢の冷遇です。
よくよく考えると最悪なんですよね。若手偏重して、功労者が拗ねて、結局若手が育たない、みたいな。この辺が鹿島との現在地の差だと思っています。
今の磐田はかなり良い感じに改善されています。(だから結果が伴っていると言えます)
これを半永久的に継続するための施策として、契約公開はアリだと思っています。
おっと、
張り切ってクソ真面目に長文を書いてしまいました。。。皆さんは契約公開についてどう思いますか?
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました!