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【東北グルメ】冷めても美味しいお米「ゆきむすび」

トレッキングツアーで出会ったお米「ゆきむすび」

先日、宮城県の鳴子温泉周辺でトレッキングツアーに参加しました。地元の観光公社主催のいベントで、地元のガイドさんの案内で山あいを歩くというものです。

そこで意外なことに、美味しいお米に出会いました!
鳴子地域で作られている「ゆきむすび」という品種です。

ツアー参加特典である、昼食のおにぎりに使われていました。

宮城県のお米というと、「ササニシキ」、「ひとめぼれ」、最近だと「だて正夢」が有名どころです。
長く住んでいる私ですが、「ゆきむすび」を今回初めて知りました。(単に疎いだけ?!)

鳴子にあるおにぎり屋さん、「むすびや」のおにぎりです。

食べてみると、確かに温かくはないけれど、固さは感じませんでした。
「おこわ」や「もち米」を食べている時のような力強い食感。

今までは、「お米」というと、平地で採れるイメージが強かったので、山間部で作られたこの可愛い名前のお米が気になり、調べてみました。(「鳴子の米プロジェクト」HP参照)


山間部のお米「ゆきむすび」誕生のプロジェクト

写真は、お昼休憩した場所です。
見ての通り、鳴子は山に囲まれている地域。寒冷地で、冬は大量の雪が降ります。

一般的に米作りに適した土地、とは言いがたいかもしれません。

「ゆきむすび」は、2006年にスタートした「鳴子の米プロジェクト」によって誕生しました。それは、農業が衰退を受け、地域の農業を守るために農業や観光関係者が立ち上がったものです。

「東北181号」という山間部に適した、品種を試験栽培するところから始め、生産を続けました。やがて「ゆきむすび」という名前で品種登録となりました。

食べて、興味を持って調べ思ったことは、「米にも適材適所があるんだな」ということです。

「ゆきむすび」は、「低アミロース米」という山間部に適した品種だといいます。鳴子の自然環境に合っていたからこそ、の美味しいお米なんだなと感じました。

知る人ぞ知るお米「ゆきむすび」。
鳴子温泉から中山平温泉に行く途中にある
「むすびや」さんのお店に行けば、食べることができます!

ぜひ、トレッキングや温泉めぐりがてら、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

山歩きの間のおにぎり、おすすめです!