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なぜ女性はダブルチーズバーガーが好きなのか?

マクドナルドの定番商品に、ダブルチーズバーガーというものがある。ノーマルのチーズバーガーに対して、パティ・チーズ・ピクルスが倍、シングルに対してダブルになっている。牛丼で言うならばアタマ大盛、という感じだろうか。当然味のベースはチーズバーガーであり、ビックマックのようなスペシャルなソースだの、フレッシュ生野菜などが足されてる訳ではない。

にもかかわらず、お値段はチーズバーガー二個を上回る額である。チーズバーガー200x2=400円に対して、ダブルチーズバーガーは430円。30円高い。これは夜の「倍バーガー」にしても同じである。チーズバーガーの方がバンズ分多いのだから、値段逆なんじゃねぇの?という風に思ってしまう。

理由はマックの戦略的値付けによるものらしい。つまりチーズバーガーや客寄せ・目玉商品であり、特別に安くしていてるのだとの事である。ならばチーズバーガー二つ買った方がお得ではないか?と考えてしまうのも当然だろう。

だが、女性はどうも違うらしい。ダブルチーズバーガーの味は、チーズバーガー二個では再現できないというのである。どういうことか?これはハンバーガーならではの事象と思われる。バンズとパティとピクルスとチーズとソースのバランス、その最適解がダブルチーズバーガーなのだろう。確かにそれは、チーズバーガー二個を重ねたものとは違う。量や損得より味を重視する、それは女性ならではの価値観であり、美意識なのだろう。チーズバーガーの片側のパンを食べずに重ねれば同じ、ではないのである。でも二つのチーズバーガーの片方のパンを使わなければ同じになるんぢゃね?などとまだしつこく言う男を、女性は嫌うのである。

チーズバーガー二個はなんだか貧乏くさい。ダブルチーズバーガーだとそうは見えない。このあたりの心理を突いてるのだろう。これがロッテリアあたりだと「ウチの方がお得です」と肉をどんどん重ねてしまう。それはそれで醜く映ってしまう。その点で、マクドナルドはやはり恐ろしい。

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