人が良ければすべて良し!~奄美大島でボランティアvol.4~
10日間をまとめると
この10日間をまとめるなら、ボランティアというより帰省に近いかも
……帰省したことないけど笑
ボランティアをしたという感覚はほぼない。
私達がいたことで農作業が進んだり、助かったという実感はない。
期間中ずっと同じ農家さんのところに行くというわけでなく、日替わりでいろんなとこ行くから行くのが1回きりになることが多かった。
いろんな農家さんのことを広く浅く知れるけど、深いところまで話が聞けたり作業ができるわけではない。
本気で農業の問題と向き合いたい・農家さんの役に立ちたいという人には物足りないかもしれない。
他にもいろんなとこ行ってる子と話しても、農業という点での学びは少なかったよねってなった。
ECOFF奄美大島のボランティアの魅力は「人」
今書いたように、ボランティアした感じがしなかったって思ったのは、受け入れてくれた人たちのおもてなし精神が異次元だったのが理由だと思う。
私達のことを仕事の担い手・労働力とみるというよりは、奄美を楽しんでほしいというような気持ちで接してくれていたと思う。
例えば、あるところでは午前中作業したら、午後は数時間ドライブに連れてってくれたり、またあるところでは海や景色のいいところ連れてってくれた。お昼も地元の美味しいお店に連れてってくれたりしたとこもあった。
栄さんはこのボランティアが来ると、仕事をほっぽりだして大学生に時間を使っちゃうんだって(奥さんは少し困ってるみたいだけど笑)
農作業も肉体的・精神的につらいっていうことはしなくて、農業になれていない人でもやりやすいものばっかり!
私達がやらない方が早いんじゃないかな?って思うこともあった。
農作業が終わったら、毎回と言っていいほど野菜や食材を持たせてくれて、これみんなで食べてねーって言ってくれる。
冷蔵庫は毎日もらった野菜でパンパン!毎日LINEで○○もらいましたー!の報告だらけ。消費しきれなさそうなほど。たくさん食材あるから、これとこれでこれ作れるじゃん!とか考えるのが楽しかった。
サプライズでケーキ用意したいって言ったら手配してくれるし、プリンつくりたいって言ったら調理器具貸してくれるし、お休みの日は全員を連れていろんなところに連れて行ってくれるし!最終日のお別れ会は歌を歌ってくれたり、ご飯とかも持ってきてくれた!
最終日も平日なのに、受け入れ先の農家さんたちほぼ全員がお見送りに来てくれた。栄さんは全員に小さなブーケをくれたし、陽子さんは大島紬でお見送りに来てくれた。
学生は2,3回に分けて、早い人は昼前から遅い人は夕方の飛行機で帰ったんだけど、楠田さんは全員ちゃんと空港で見送ってくれた。
優しすぎるでしょ!!!
だからこそボランティアの感想が”帰省みたい”になったんだと思う。
たった10日間しかいない私たちのためにたくさん優しさをくれて本当にありがたい。
私が出会った奄美大島の人は本当に温かい人たちばっかり。都会では感じづらい人の優しさを目いっぱい浴びた。
だからこそ、「またここに帰ってきます」って言わずにいられない。
この奄美大島ボランティアの内容は「困ってる農家さんのお手伝いをする」っていうよりも、「奄美大島を知る」ってことだと私は思う。
自然も人も奄美大島のいい面をたくさん見せてもらえたから、友達にも「奄美大島いいところだから行ってみて」「ECOFFは奄美大島楽しいよ」って言えたり、ボランティア関係なくまた奄美大島に訪れたり。
私達みたいな関係人口を増やすことが奄美大島のメリットかなって思った。
だからこそ私のやることは、今やってるnoteみたいに奄美大島でのことを発信することかなって。
みんなからみた私
今回のメンバーは私のことどう思ったんだろうって気になって聞いてみた。
「めちゃくちゃ頼りになって一緒にいてくれるとすごい安心する人。夜の散歩とかもそうだけど、これ楽しそう!とかやってみようとか自分のやりたいことがはっきりしていてそれを周りを巻き込んで楽しませてくれる」
「いつもくだらない話にツッコミを入れてた」
「気付いたら台所に立ってたり、片付けてたり、でも昨日ご飯作ったから今日は休むとか。共同生活する中で自分の役割分担を把握できてるの凄いなーって」
「夜さんぽでは虫が好きな田舎な少女。5日目に外のベンチで話したときに気が使える人だと思った。」
「今はサバサバしてる、周りに流されない、自分を持ってる、考え方がかっこいい、頭がいい、いい意味でプライドが高い、たくさん経験していて刺激をもらう、周りへの影響力が強い、コミュ力高い、興味のない人には無関心、はっきりした性格。」
「突っ込んでくれてめっちゃ面白い子。みんなの中心にいるような子。自分は目立つタイプじゃないから私がいれば一安心だって思った。はっきり言うタイプだけど、しっかり言葉を選んで伝える人。行動力の塊。」
「ほんの少し近寄りがたい気もした。でも話してみると自分の意見をちゃんと言えるけどそれで他者を威圧することは決してなくて、とても気さくで話してて楽しかった。年上の人たちとも、歯に衣着せぬ物言いで打ち解けていて、男女、年齢関わらず、分け隔てなく仲良くなれるところが、本当にすごい!」
ここまで私のこと褒めてくれてる内容があることに感謝です…!
まぁ太字にしたみたいに総じて好き勝手やってたみたい。
好き勝手出来たのはメンバーのおかげ!
私はめんどくさがり屋なので何事もしなくていいならしたくない。自分もやった方が効率よかったり、人手が足りないとかならやるけどね。周りに気を遣うのも正直辛いことも多い。本音はずっと周りに甘えていたい。……我ながら共同生活不向きですぎしょ笑
でもさすがに共同生活でそんな振る舞いをするのは非常識すぎる。
のでみんながスムーズに生活できるようにめちゃくちゃ気を使っちゃう。そして気疲れ…
そんな人間なので疲れやストレスを貯めることが本当に多いんだけど、この時はストレスがほとんどたまらなかった。
生き物が好き、ヤドカリ可愛い!夜生き物探しに行こうよ!って声をかけて、来てくれるメンバーがいた。
あんまり好きなことについてきてくれたり好きなことが被る人って少ないから、いつもは「そうだよね、誰も興味ないよねー」ってそこで引いてた。
私の”好き”に反応してくれた人がいるって最高!
夜更かしが苦手な私は基本的にはみんなが盛り上がっていようが、体調と自分のキャパ優先で先に一人だけで就寝スタイル。
だけど、日を重ねるごとに寝るのがもったいなくてみんなと話したいという気持ちの方が強くなって、いままでの人生で一番起きてた。
でもその反動は大きくて活動後、ごはんまでに勝手に昼寝したり、活動中の何もしない時間で寝たり。睡眠不足すぎて最終日の朝めちゃくちゃ体調不良になって、飛行機の席ついた瞬間爆睡。離陸した記憶なし笑。空港から見送ってくれたメンバーもいたのにそれも見ずに爆睡。
日々限界突破してたのに、自分の体調より起きて話してたいと思わせてくれた何かがメンバーにあったんだと思う。
みんな自主的に動いて、担当決めなくても家事が回っちゃうくらいだから、あぁこの人になら頼ってもいいな甘えてもいいなっていう人が多かったかもしれない。
私が気づけてないところで誰かがたくさん頑張ってくれた共同生活だったと思うんだけど、総じてストレスをあまり感じなかったのはメンバーのおかげです!
好き勝手してた私を受け入れてくれてたメンバーには感謝!
ボランティア終わっても声を掛ければ誰か来てくれる・来れなくても行きたかったって言い合える関係に感謝!
最終日にふと、
「もう明日からは各々家に帰って、社会人になる人もいれば、学生を頑張る人もいる、住んでるとこもばらばらだし、このメンバー全員が集まってワイワイやることもないのかぁ…」と思うほどにみんなと過ごした時間が好きでした!
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