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パニック障害を乗り越えて・暗闇から少しの光り

私は転々と大きな病院や小さなクリニックまでかわりました
自宅ではひとりで本を読んだり パソコンで少し調べもの
やってみたい事が見つかり
習いたいと思いましたが
電車で移動しなくてはならない!
とても信頼している
従姉妹に付き添ってもらって
地下鉄の駅に行きましたが
プラットホームに降り立ったところ
心臓がバクバク!
過呼吸気味になり
たった一駅すらも
電車に乗れなかった
今日はやめておこう
また今度ね
私は自宅へ帰り
涙が止まりませんでした
情けなくて 悲しくて
たった一駅 2〜3分の電車での移動すら難しい
悔しかった みじめだった
休みの日は主人が車で買い物に連れて行ってくれました
お風呂に入るのも
トイレに入るのも
息子達が付き添ってくれる
あげくのはては
少し痴呆症の父にも付き添ってもらっての近くのスーパーに買い物
他人から見れば介護で私が父親の散歩をしている様に見えるらしい
もう 情けなくて 辛かった
今でも手首の消えないキズを見ると 主人に 息子達に
申し訳ない
働きざかり 女ざかりを
返してと叫びたい
誰のせいでもない
どうして私がこんな事になったのかと
しかし これではダメ
私には夢がある
もしかしたら
外出先で倒れるかもしれないが
息子達に付き添ってもらって
地下鉄に乗る決心をした
普通の人なら
たかが地下鉄の乗ることでも
パニック障害で広場恐怖の症状がある者にしたら
もう恐怖でしかない

よし今日地下鉄に乗ってみよう 息子達に言った

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パニック障害を乗り越えて
中編

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