日々ご機嫌に生きるためのたった一つのコツ
できることなら、毎日ご機嫌に生きていたい。
これは、誰もが思うことだろう。
しかし、天気が悪かったり、仕事で嫌なことが起こったり、彼氏のラインの返信が遅かったり、部屋にアリが歩いているのを見つけたりと、私のご機嫌がどこかへ吹き飛んでいってしまうような出来事が、生きていると必ず起こるものだ。
そんなときに、どうやって自分の機嫌をとればよいのか。
それさえわかれば、毎日ご機嫌でいられるのはずである。
実は私は、それについてひとつの結論に達している。
それは、「今すぐ、自分だけでご機嫌になれるものを複数持つ」ことである。
常に参照できるように、携帯のメモかなにかにリストにして書いておくとなおよい。
なんだそんなの当たり前じゃないか、と思うかもしれないが、意外と見つけるのは難しいものだ。
まず重要なのは、「今すぐ」できることということである。
不機嫌なときというのは、行動を起こす気力すらないときの方が多い。
例えば、「旅行に行けば、ご機嫌になる!」といっても、下準備やら休みの調整やらで、それ自体がストレスになってしまう可能性もあるし、旅行までは少し先になってしまう。
思い立ったらその日のうちに完結するようなものでなくては、「いつもご機嫌」にはなれない。
次に、「自分だけで」というのも重要である。
なぜなら、周りの条件や他人に次第というのでは、不機嫌とご機嫌のコントロールが結局できないからである。
例えば、「友達と話せばご機嫌になる」としても、いつも友達がつかまるとは限らないし、不機嫌の原因が友達という場合だってありうる。
だから、「これさえすれば、自分は今すぐ、一人でご機嫌になれる!」というものを、いくつ持っているか、というのがかなり重要になる。「一人でできる趣味」ともいえるかもしれない。
私にとってのそれは、「好きなものを食べること」。
私は携帯のメモに「駆け込みご機嫌リスト」を作って日々更新しているが、今は以下のものが書いてある。
家系ラーメン、インドカレー(ナン付き)、茶わん蒸し、タピオカジュース、ファミチキ、冷たいうどん、ポッピングシャワー、麩菓子、オールドファッション。
このうちのどれかを食べる、いや、食べることを計画する時点で、もう幸せに満たされ、ご機嫌になる。
好きな食べ物は、いつでも頼れる心強い親友のようだ。
絶対に裏切らないし、いつだってそこにいる。
だから、何か浮かないことが起こったら、私はまずこのリストを眺めるようにしている。
もちろん、食べ物でなくてもよい。
編み物、ヨガ、お絵かき、料理、ランニング、読書、音楽を聴く、ネットフリックスを観る、猫の動画を観る…
なんでもいいのだが、一人でできて、これさえすれば、テンションぶちあがる!というものを持っておくこと、把握しておくことが重要なのだ。
もし何も浮かばないという人は、食べ物に頼るのが手っ取り早い。
食べ物は根本的欲求とも結びついているし、「食べるのが嫌いだ」という人は聞いたことがないからだ。
まずは、自分のテンションを一気にぶち上げてくれる、一軍の食べ物を丁寧にじっくりと探し、いくつかリストとして持っておくこと。
ふだんなら、予算とかダイエットとかいろんな理由で見て見ぬふりをしていた食べ物や、子どもの頃に好きだったけれど、なんだか食べなくなってしまった食べ物など。
適当に決めてはいけない。
自分にとって、愛してやまないとっておきの食べ物は、意外としっくりじっくり考えないとわからないものだ。
大トロ、ぱりぱり餃子、ハンバーグ、マンゴー、かき氷、フロランタン、メンチカツ、コロッケ、かば焼きさん太郎、干し梅、焼き栗、ショートケーキ、ぱりぱりクロワッサン、ファーストキッチンのポテト、胡麻豆腐……
すると、あら不思議。
そのリストを眺めているだけで、なんだか幸せな気分になってくる。
こんなにおいしいものに囲まれている自分、幸せだなあ、なんて、壮大な幸せすら噛み締めそうになる。
ちなみに、私は食べ物以外に、大泉洋のマイケル・ジャクソンの『マン・イン・ザ・ミラー』の物真似の動画も緊急用としてお気に入りリストに待機させている。
観れば、必ず笑えるからだ。
こうやって、すぐに自分の心が笑顔になれるものを、見つけたらメモしておくことが、ご機嫌な日々への第一歩である。
あなたをご機嫌にするものは、何ですか?
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