新劇エヴァ: ネタバレ全開感想
今までは遠慮してたけど、公式からも感想解禁のアナウンスが流れたので、もう良いでしょう!
ネタバレが嫌な人は、タイトルの時点で退散して下さるかと。
作品単体での面白さはさて置き、個人的にはすっきりしたので、見ておいて良かったと思っています。
念のためちょっとスペース空けておきます。
以降、巻き添えで《魔法少女まどか☆マギカ》のネタバレも全開なので、今から見ようと思っている方が居ればご注意下さい。
見終わって第一に、プロットがまどマギと似てると思いました。
ほむら「まどかをループから救う」
カオル「シンジをループから救う」
まどか「この世界から、魔法少女という概念を消し去る」
シンジ「この世界から、エヴァという概念を消し去る」
唯一違うのは
ユイ(初号機)「息子にそんな事させられるか!」
ゲンドウ「ユイと死ねる(?)チャンス!後は任せろ」
で、シンジは概念化(神化)せずに、改変後の世界にイキりシンジさん(28才)が爆誕したこと。
所謂セカイ系の元祖であるエヴァのオチが、フォロワーのまどマギとほぼ一致しているのは、時代を感じました。
序盤の田舎暮らしは、何だこれジブリか?と思いながら見てましたが、本当にジブリが監修してたみたいで笑いました。
アスカ×ケンスケで、アスカファンは脳破壊されているらしいですが、例のセリフはシンジに向けて言っており、シンジも自分の気持ちに折り合いを付けているのだから何の問題も無いのでは…
終盤のゲンドウはいきなりキャラが変わって、自分語りを始めて驚きました。終盤のCG全開の絵作りと、特撮オマージュは、狙ったんだろうけど、世界感から乖離し過ぎててあんまり好みじゃないです。
新しい謎(イスカリオテのマリア、渚指令、等)はあったが、総じて言えば、見た事あるセカイ系のオチで、絵作りにも統一感が無く、作品単体の感想としては金と時間をかけた佳作、といった感じです。
ただ、今までコンテンツを追いかけ、考察を読んだり、映画後に一緒に見に行ったメンバーと感想を言い合った時間は非常に楽しかったです。
何はともあれ、しっかり完結してくれたので、エヴァというコンテンツに対する未練は全く無くなりました。
さよなら、すべてのエヴァンゲリオン。