顔か見えないオンラインだからこそ数字を意識する
メンバー・コミュニティマネージャー・コミュニティ向けのシステム開発・コミュニティ分析と様々な視点でオンラインコミュニティに携わっています。
今の仕事を始めてから、コミュニティと数字の関係について考える機会が多くなりました。
そこで最近思っているのは、「顔が見えないオンラインコミュニティだから数字を意識する必要があるのでは?」ということです。
イベントは参加者の顔が見える
当たり前ですが、オフラインで開催されるイベントでは、みんなの顔が見えますよね。
「何人ぐらいいるのかな?」「どんな表情で参加しているのかな?」など、メンバーや会場全体の雰囲気を知ることができます。
イメージとしては「小学校の朝会」です。
担任の先生が毎朝、一人ひとりの生徒の名前を呼んで出席確認をします。そして、返事の内容や表情から生徒の状態を確認しています。
その様子から、個別で声をかけたり、全体に話す内容を変えたりと、さまざまな調整していたのではないかな?と思ってます。
そう考えると、先生って凄いですよね。
また、オフラインのイベントは振り返るポイントも分かりやすいですよね。
イベントの盛り上がり、特に楽しそうにしていた人や一人ぼっち気味の人、その日で一番の笑いが起きた瞬間など、イベント全体やメンバー一人ひとりの様子を見ることができます。
そして、「次はどうしようか?」「〇〇は少し変えてみよう」「これは続けていこう!」など、改善することができます。
オンラインではどうか?
オフラインだとわかりやすかった参加状態、メンバーの表情ですが、オンラインだと瞬時に把握するのは難しいですよね。
それを補うのが「数字」だと考えています。
「数字」を確認することで、メンバーの様子を確認することができます。
例えば、日間・月間のログイン数から、どのくらいの人がオンラインに参加しているのかがわかります。
メンバー個別のログイン数の変化をみれば、「最近少し忙しいのかなー」と気づくこともできるかもしれません。
投稿した記事への反応も、リアクション数やメッセージ数から「メッセージは少ないけどリアクションは多いから共感してくれているのか?」など振り返ることもできます。
というように、表情が見えないだけにオンライン上の記事は「本当にメンバーが満足しているのか?」「どのくらい参加しているのか?」といろいろと不安になりやすいです。
しかし、その見えない不安の部分を可視化してくれるのが数字だと考えています。
僕も今年からコミュニティ内で記事を書くようになりました。
投稿前後はめっちゃ不安になります。
でも、最初のリアクションがつくと安心します。
リアクションが早い人には本当に感謝してます。笑
あと、どんなリアクションを押しているかで、少しメンバーの反応がわかるので、リアクションの種類はこっそりと楽しみにしています。
さいごに
まとめると、メンバーの表情やイベント参加数がパッと見でわからないオンラインだからこそ、数字を見てメンバーの反応や満足度を確認する必要があるのかなと思いました。
実際に、どんな項目の数字を見て、数字の高い低いの判断基準は各コミュニティによって異なると思います。
そんな話をするいつか皆さんとしたいなーと思ってます。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。