見出し画像

ひとり韓国旅行 1日目 2024/8/6

韓国旅行に加えて転職と引越しの準備をしていた大波乱の8月。
内心ヒーヒー言いながら準備した旅行紀です。
準備したものについては前回の記事を読んでね。
それでは行ってみよー!한국에 오신 것을 환영합니다!

出発~仁川国際空港到着

今回私が乗ったのは高松空港発・仁川国際空港行のエアソウルです。
出発は11:45。久々の国際線だったから何度も何度もインターネットで何分間に何をしなくちゃいけないのか確認した。
自家用車の故障など思わぬハプニングがあり空港までの送迎を家族に頼んで、前日にはオンラインチェックインも済ませた上で(できないLCCもあるよ)念には念を入れて8:40には空港着。
当然カウンターは開いてない。エアソウルのスタッフらしき人に聞くと、チェックインと手荷物預かりは9:40~開始。それまで空港内をぶらぶらして、念のためTypeCの充電ケーブルを買ってみる(が、後にこれが全く無駄になる)。

高松空港のベンチはうどん!多少ふわふわ

高松空港は駐車場が1時間無料なので、ぶらぶらお土産屋さんを見たりしてから家族と別れる。高松空港のコンビニには香川県内の各市町村のPRとそれにちなんだお土産を並べているエリアがあって小さいながらもとても素晴らしかった。
9:20ごろにはチェックインカウンターに列ができていたので並びはじめ、9:38受付開始。パスポートを渡し搭乗券を受け取ったら手荷物を預けて、ここまで10分くらい。

エアソウルのチケットかわいい!

保安検査開始が10:10なので、さっきみたいに前倒しがあるかも?と思って9:55ごろ列に並んでみる。
この日、高松から仁川へ行く便はエアソウルの他にジンエアーがあり、出発時刻も30分ほどしか違わなかった。無理やり作ったような小さな保安検査場の列には、エアソウルとジンエアーの客が入り混じっていて、前で歓談していたアジョシたちがぱっと振り向いて私に何か言いながら前に行くようにジェスチャーした。「え!?なんで?」と思いながらどんどん通してくれるので列の先頭まで来ると、どうやらみんなジンエアーに乗る人を気遣っていてあげていたらしく、私も「ジンエアー?(に乗るの?)」と聞かれていたようだった。不本意ながらもただ列の順番を守らないやつになってしまった。

肩身の狭い思いで保安検査場を抜け、出国審査が終わると1時間くらい時間が余った。ここにきてどうしようもなくおなかがすいた。高松空港名物・うどんのだしが出る蛇口だけではもたなかったので自販機でスナック菓子を買ってバリバリ食べた。500円玉を1枚だけ持っていたので助かった。

11:10搭乗開始。20分には搭乗し席へ着く。35分ごろ機体が動く。先のジンエアーはかなり遅れていたけどエアソウルはとてもスムーズだった。
充電でもしようかなと思ってケーブルを出すと、なんとUSBポートがTypeCのものを買ってしまっていて、結局旅行中は一度も使えなかった。
あとテーブル留が信じられないくらい固かった。
12:00ごろ入国申告書が配布され(ホテルの住所を英語表記でメモしていたのですぐでした!超おすすめ!)、書いて目を閉じていたら13:00前には仁川国際空港へ到着。着陸後も15分くらいは機体が動き続け、その間e-SIMの設定をする。一度目はつながらなくて焦ったけど、再起動したら使えました。e-SIMめっちゃ便利!ネット回線の発展は本当にすごいですね。
私の周りに座っていた学生グループの「マジめっちゃ急いで行こな!」という雰囲気に紛れるようにしてさっと降機。入国審査まで駆け足で向かい、まだ短い列に並ぶと後ろがどんどん膨れていった。無言の入国審査と指紋採取、写真撮影を終え、周りの人の「手荷物はあの掲示板見てレーン確認」「21番だよー」などの会話を頼りに預荷物もスムーズにピックアップ。
よっしゃ出られた!次は空港リムジンバス……とあまりにもスムーズに行きすぎたため、リムジンバスの無人券売機で「鍾路区」のアルファベット表記が分からずめちゃくちゃ焦る(発音は「チョンノグ」で「Jongno-gu」と書く)。メモしていたホテルの住所を見ればすぐだったんだけどそんな機転が利けば焦らない。慌てながら「鍾路3街」を見つけ、勢いづいてどんどんボタンを押していったら2分後に出るバスのチケットを買ってしまっていた。
えーやばいやん!チケットの読み方も分からない。ちょっとウロウロしてからえい!とバスの乗降スタッフのアジョシに「Excuse me……Where?」と声をかける。ぴえんの絵文字そのままみたいな顔をした観光客に親切に指差しで教えてくれた。
走ってみるも間に合わず、自分が乗るはずだった6002系統のバスを見送りながらチケットを買い直すしかないかーと考える。もう一度券売機を操作すると「乗りたい便が満席なら次の便に乗ってください」とポップアップが出た。
じゃあ手持ちのチケットでいけるんじゃ?
スタッフの人に確認するつもりでPapagoを起動させながら列に並ぶ。待つこと10分くらいで次の便が来て(仁川からソウル中心部行きのバスはとにかくたくさん出ている)スタッフのアジョシにそっと渡すとそのまま受け取ってくれた。
ぎこちなくカムサハムニダと言いながらバスに乗り込み、1人掛けのシートに座る。革張りで大きくてとっても居心地がいい! しっかり涼しいし、ネットで見たような運転の粗さもなかった。この快適さが17000₩なんて!窓の外を流れる看板や大きな漢江を見ながら感動しっぱなしだった。
リムジンバスは降りる駅の手前で降車ボタンを押す必要がある。乗り過ごさないよう気を付けろと色んな情報源が言っていたが、私が乗ったバスの運転手は客から受け取ったチケットを細かく確認していたようで、降りる人がいる駅では「ハプチョン!」「チョンノ1(ワン)!」と大きな声でアナウンスしてくれた。
車内の音声アナウンスは韓国語と英語、駅によっては日本語も。鍾路1街が「チョンノイルガ」、鍾路2街が「チョンノイーガ」という分かりにくさを乗り越え無事鍾路3街駅で下車。運転手さんから荷物を受け取るときに「バイ」と言われたのでやっと元気に「カムサハムニダ!」と言えた。「サンキュー」と答えてくれて胸がいっぱいになった。

着いたよ!ソウル!

NEVERマップを頼りに歩いて10分くらいでホテルに到着。カフェが併設されている奥に小さなカウンターがあった。
スマホのロック画面を見ながら、カウンターの女性に「イェヤカン (フルネーム)イムニダ!(予約した○○です)」と言うとあまりに下手すぎたのか笑われた。カフェにいた男性スタッフが呼ばれて、日本語でホテルのルールを説明してくれた。鍵を受け取って部屋まであがる。

tong tong petit Hotel

なんてかわいいお部屋! しかも一番角の部屋を用意してくれたので二面から光が入る。隣の敷地に寺院があり、朝4時頃から読経が始まるので耳栓が準備されていた。ちなみに1泊約100000₩だったが、他のレビューを読み返すと半値だった時もあるようなので値上がりしたのかも。
お部屋のかわいさに浮かれながら変圧器を出して指し込んでみるもスマホの充電が始まらず。当然TypeCケーブルは使えない。韓国はSEかCの変圧器が必要だが、私はCしか持ち合わせていなかったので「これってSEタイプ?!」と焦った。やばいやばい、この展開をずっと危惧していた。いくら充電の持ちがいいらしいXperiaといえども3日間充電不可はキツイ!
階段を下りてカフェスペースでカフェラテを買い(宿泊客は20%オフ)、先ほどの男性スタッフにこの変圧器は使えるのか、指しても動かなかった…と伝える。「カードキーがきちんとささっていれば大丈夫ですよ」と言われ、内心恥ずかしさでいっぱいになりながら「もっかいやってみます!」と言うのが精一杯だった。
ちなみにカフェラテを作ってくれている間、看板犬のジュリーと遊ばせてもらった。
部屋に帰ってカードキーを指してみると無事充電がスタートした。私のこういうところは多分一生変わらないけど、チャーミングともいえるよね。

真横がお寺でなんだか守られているような心地

その後屋上のルーフトップに行ってみた後、男性スタッフにお礼を言っていざソウルの街へ!初日は仁寺洞と益善洞を回るつもりで出発。
この時点で16時くらい。朝からほとんど食べていなかったので、事前に調べておいた楽園市場へ。これが建物の地下にある非常にローカルな市場で、あまりの場違い感にかなりおそるおそる歩いた。市場のアジョシやアジュモニはみなとてもやさしく、店員同士でお喋りしながらも私に笑顔を向けて「アニョハセヨ」と言ってくれた。
ネットの写真を頼りに「イルミ食堂」へ。最初に店の引き戸を開ける勇気と言ったら!

素朴な店内

妙な時間に入ってきた私を見たアジュモニが、笑顔で席に案内してくれた。店内が見渡せる奥側に座っていると「テレビの下はうるさいから」というジェスチャーをして、向かいに座るよう案内してくれた。
ここで食べたかったのはチョングッチャンという納豆のスープ(9000₩)。チョングッチャンはあまり辛くないと聞いていたけど思ったより全然辛い!そしてアツアツで美味しい!たくさんのパンチャン(おかず)も一緒に出てきて、イモのキムチ?味噌和え?と白米がおいしかった。青臭い野菜が苦手だったけど全て食べきり退店。胃はからっぽだったはずなのに食べきれるかギリギリというくらい量があった。支払いの時も、店を出るときも、みんな親切で笑顔で優しかった。

大ボリューム!白米もぎゅうぎゅう

店を出て仁寺洞で1万円札を両替。空港よりもソウル市内で両替をする方がレートがいいと聞いてここまで₩は持ち歩かなかったが、韓国ではクレジットカード決済が推奨されているそうなので困ることはなかった。
行きたかったお店の中で一番閉店時間の早かった益善洞の香水ショップに行ってみるも想像していた雰囲気と違ったためすぐ仁寺洞へ引き返す。そのままメイン通りを歩いて国際刺繍院でお土産(ポーチとブローチ)を購入。他に客はおらず、日本語で接客してくれた。
そしてハンドメイドのお店がたくさん集まっている建物へ。ここではウィンドウショッピングや、可能であればビーズとかのワークショップなんかに参加しようかなと思っていたが香水ショップを見つけて再チャレンジ。おそらく私よりうんと若い女性スタッフが、日本語で商品を説明してくれた。10mlの香水が10000₩と言う破格に惹かれ、オレンジとウッドの香りを購入。彼女のおばあさんが済州島出身で、冬になるとたくさんの蜜柑を送ってくれるため「そこからインスピレーションを受けて作った」のだそう。その話がよかった、仮に何度も繰り返している接客用の作り話でもいいのだ。
会計の時に、「祖母」は韓国語でなんと言うのか尋ねると「ハルモニ」と教えてくれた。

その後も一通り仁寺洞のメインストリートを歩いて、喉が渇いたので益善洞へ戻ってInstagramに保存しておいたカフェを見てみるもイマイチ入る気になれず。店先の猫を見たりしながら鍾路3区方面に戻つつ、途中小さな商店でお土産のミルクせんべいを購入。肌がつやつやで美しく、少し怖いアジュモニが最後は笑顔で送り出してくれた。これがソウルの市井の人かしらと思った。

鍾路3区の7-11へ入り、ティモニカード(交通系ICカード)くださいと言うとクレヨンしんちゃん柄のカードが出てきた。ついでにレジでチャージも済ませてホテル近くのお洒落なカフェ「teafference」へ。たどたどしく香りのテイスティングをしてゆずとルイボスのアイスティーを選ぶ。トレイも用意してくれていたが分からずグラスだけ持ってきてしまった。

2階はコスメも売っている。年齢問わず男女カップルが次々と入ってきた

存分に体と喉を冷やした後、これもホテル近くのパン屋「ソルバンウルベーカリー」に行ってみるも、閉店間近だったからか商品がなさそう…?だったので外観の写真だけ撮って、韓国のコンビニ「GS25」へ行くため逆戻り。ずっと食べてみたかったビヨットというチョコワみたいなクッキーつきヨーグルトとバナナウユ(e-SIMのバウチャーにクーポンがついてました)を購入。韓国のコンビニには1+1という1個商品を買うともう1個無料のシステムがあるのだが、初手でビヨット2個は日和ってしまい「アイ ニード ディスワン オンリー!」とか適当なことを言ってスタッフさんを困惑させながらも購入完了。
早速ホテルに戻ってビヨットを食べてみる。う、うまいーー!!!しっかりヨーグルトというよりはお菓子系の甘さで、これは1+1すればよかった!!!ハマる人がいるのも分かるなあ。

量も多くなく、2個くらいならいっぺんにいけそう

ホテルは全館空調になっておりシャワールームにバスタブもなかったため、kool boyよろしく熱いシャワーをしっかりキメてすぐにベッドへ。シャワールームも特殊で、長方形の空間の右端にトイレ、左端に洗面台とシャワーが向き合って置かれている作り。とてもいいホテルだけど一人旅向きだな~とシャワーを浴びながら考える。ベッドにもクーラーがガンガンにあたり、冷えないように掛け布団をしっかりかぶるも夜中に汗ビショビショで飛び起きたりしながら1日目が終了。
明日も早いよ!おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?