非難轟々!過去最も不評だったショー
あろはろは!
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです☆
本腰を入れてショーを作るようになってから3〜4年経ちましたが、自分って過去どれくらいの数のショー作ってきたのかな?
ふと気になって調べてみました。
193個ありました。
ソロとかペアとか全員演目とか全部含めてね。
ただしこれ、あくまで今iTunesに入ってるショーの曲リストから割り出した数字で、
大昔にやったやつとか一回だけやって消しちゃったやつとかあるので本当はもっとありまして、確実に200は超えてると思います。
一部ですが、だいたいこんな感じですね↓
気になるのありましたか?(笑)
さて、お店で例えれば商品のラインナップが200種類を超えている私ですが、
過去には当然 伝説級に絶賛された大好評演目もあれば
信じられないくらいスベリ倒した大不評演目もあります。
自分もともと感性がズレてるようなので、世間一般的な「いいよね」を共有することが難しいのですが、
それでもBL作品とか他の方のショーとかからお勉強して少しでも皆さんの琴線に(そして金銭にw)触れるようなショー作りを心がけています。
メンズストリップにそもそも王道なんてものがあるのかは知りませんが、
「学生服」「スーツ」「囚人と看守」みたいなテーマはわりかしメジャーで人気があります。
まぁそれはそれで好きなんですが、
自分が本当にやりたいことはド派手でドロドロでグチャグチャなやつだったりします。(笑)
だから、自分が「これイケるっしょ」って思ったやつが観ている人からは理解されづらかったりして、そのギャップがパフォーマー始めて以来ずーっと課題になってもいるんです。
そんな中でも特に、諸々の条件も重なってとんでもなく大衆受けが悪かった、今でもネタにされるレベルのショーのお話をしたいと思います。
100人規模会場でのメンズストリップのショーイベントが月2回開催されていた頃。
最低でも半月に1つは新しいショーを作らなければならなかったので、テーマが被らないようにテイストを変えたショーを考え出すのが大変でした。
思いつく限りのものは大抵やり尽くしていたので、
「バニーもやった!着物もチャイナも天使も悪魔も全部やっちゃったわ!」てな状態でした。
当時、そんな王道(?)の衣装が続いていたのもあり、少しマンネリ気味になっていた自分は時折突飛なものを思い付いたりしていました。
その時決めた演目も、どちらかというとファンタジー寄りで一見してテーマがわかりにくいものでした。
でもね、それがふっと降りてきた瞬間「これしかない!」という強い確信を掴み。
衣装や小道具なんかも全て自作しました。
そんな渾身の一作がこれです。
❄️氷の妖精王❄️
唇がww青いwww
手に持っているのは妖精王の権威を象徴したステッキで、雪の結晶をイメージしたものです。
材料:竹竿とアルミ皿。
腕についてるクッパみたいなやつはつららを模した宝石風。
クリアファイル切って作りました。
さらに極め付けがトップス。
アルミホイルでできています。
衣装の概念!(◎_◎;)
ちなみにショー全体のテイストは明るさも笑いも一切ないシリアス一辺倒でした。
……でもさ、これだけ見たら普通におしゃれじゃない?←
そこまで悪くない……よね????
ただ、この時不運にも厳しい要素が色々重なってしまっていたんです。
まずはMC。
イベント司会者の方がショーの直前、「次に出てくるのは、朱雀くんというとても可愛い男の子です!とってもキャピキャピした感じなので、登場したら『可愛い〜』って声援お願いしますね♪」と紹介したんです。
…普段だったら、とても有難い前説なんですけども。
何せ今からやるのは唇真っ青な氷の王。
どこをどう眺め直しても可愛いには結びつきません。
さらに、演目の順番。
その回のキャストたちはなぜかみんなシリアスものを持ってきていたので、全体的に静かな印象でした。
そんな中で自分はソロの部のトリ。
暗いのが3つほど、バンバンバンと続いて最後が朱雀。
流石にトリは明るくド派手に来るだろうと期待していたお客様も多かったみたいです。
そんなわけでMCが可愛い人と紹介して始まったソロショー最後の演目が始まると、もの悲しい幻想的な音楽に乗って現れる青唇。
お客さんも、「可愛……かわ……ん?……え……?」ってなってました(笑)
当然ショータイム中の空気は氷点下に凍結。
氷の王だからいいのか(((o(*゚▽゚*)o)))(よくない)
途中、凄い量の紙吹雪を降らせたり、アルミホイルの服をビリビリ破くという渾身の演出があったのですが、みんなリアクションに困ってましたね( ̄O ̄;)
絶対盛り上がると思ったのに!!悔しい!!!😭
MCさんや他のキャストと連携が取れていればここまで悲惨なことにはならなかったかもしれませんが、
なにせうちの団体はソロショーは各々勝手に持ってくるスタイルだったので、自分以外の演目は当日まで把握していないというのが普通だったんです。
リハも、他の人より早く入ってさっと済ませちゃえばもう本番まで衣装を着ることもありません。
この件以降、少なくともキャスト同士では演目の内容を前日までに確認し合うようになりましたね(笑)
イベント終了後にはチェキタイムがあるので、再びアルミホイルを体に巻いて撮影場所に行ったものの
チェキが全然出なくてただただアルミ着て待ってるだけの人になってました。
そして汗で反応したのかアルミに触れている皮膚の部分がめちゃくちゃ痒くなり金属アレルギーになりました←
それ以来、出演していたキャストだけでなくその場にいなかったキャスト、果てはその頃いなかった後輩にまで「自分の感性だけを押し通すと観客受けが悪くなる例」としてネタにされるのでありました(_ _).。o○
今でもたまに、「氷の王やんないの?(・∀・)ニヤニヤ」とかって言われますが、
やんねーよ、アルミ巻くと痒いし。(笑)
かくして朱雀史上三大不評衣装の1つがこれになったわけですが、(もう1つはピーターパン、あと1つは知らん)
打ち出し方や需要を考えるのも大事だなぁと思った一件でした。
ちょっとだけ補足しておくと、この衣装はあくまで"他の衣装に比べると"評判もチェキの枚数も微妙だったというだけで、
単体で見る分にはそこまで悪く言われてないですよ。
普段の衣装がぜんぶ好評すぎたんです(๑˃̵ᴗ˂̵)てへっ
さぁ、次はどんな演目を考えようかな。
あなたが次回朱雀のショーをご覧に入れるとき、少しでも楽しむことのできるテーマであることを心より祈っております(^.^)
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