1万払って受けた占いでボロカス言われた
占いを信じているかと言われたら、
「信じる部分もあるし信じない部分もある。
信じる時もあるし、信じない時もある。」だ。
一言でまとめると半信半疑ということかもしれない。
一口に占いと言っても本当に色々あって、
雑誌なんかの星座占いや血液型占いに関しては子どもだましだと思っているけど、
東西を問わず古来より脈々と続く四柱推命やタロットなんかには、もしかしたら人知を超えたものがあるかも?しれない…
また、統計学としての占いとスピリチュアルな占い(霊視など)は全くの別物だ。
どちらにせよ、占われる本人が指針を見つけ、幸せになることができるなら何でも良いと思う。
自分は占いの立ち位置というものを「びっくりどっきりエンターテイメント」にカテゴライズしているのだけど、
昔一度真剣に相談として占いに行ったことがあった。
鑑定料は1時間1万円。
信じない人からしたら目ン玉ホッピング〜な有り得ない値段だろう。
事実、ピンキリと言われる占いの鑑定料の中でも、この価格はそう安くはない。
なぜ1万払ってまで受けようと思ったか、
というよりなぜそこの占いに行こうと思ったかというと、
まずどうやらその占いのお店は東京でも有名な「◯◯の母」の店らしいのだ。
(これからめっちゃディスるから地名は伏せときます)
新宿だったり銀座だったり、様々な地に「母」と呼ばれる有力な占い師たちが存在している(いた)。
当たり前だが呼び名は自分で勝手に名乗るわけではなく、ある程度の年数や鑑定数、実力、人柄などがその土地の人々に支持されて自然に呼ばれるようになっていくものらしい。
「母」と呼ばれるには、占いの業界でもトップクラスの才覚と人徳がなければいけないというわけ。
そんな母の中で今回訪れることになる母は、
的中率もさることながら、とにかくアドバイスが具体的らしい。
加えて芸能系に強いとか。
手がける作品の方向性から所属事務所の良し悪し、力を入れるべきSNSの種類まで、
パフォーマーやアーティストに対しこれでもかというぐらい細かく占ってくれるそう。
ハッキリとした鑑定と愛ある助言で累計鑑定数数万人超え、
政財界の男性などにも多くのファンを持つカリスマ占い師だ。
そんな情報を耳にし、
パフォーマーの端くれとして、ぜひ一度占っていただこうじゃないか!
と勇んで行ったのが事の発端。
完全予約制のためその場で電話をかける。
出たのは本人だと直感で分かった。
「すみません、◇◇先生に初鑑定いただきたいのですが」
「ご予約ありがとうございます。何日をご希望ですか?」
「X日の日中で…」
「日中だと…13時からの1時間OKだよ^ ^」
「ではそれで」
「当日、何かあればまたお電話くださいね♪」
こんな感じで、とても暖かくてにこやかな電話口だった。
占いって説教されたり脅されたりするイメージもあったけど…
思ったより当たり柔らかいな。
などと思いながら当日を迎えるのであった。
さぁ、鑑定料1万円を持ってお店に到着だ。
そこは、母の根城としては少しお粗末に感じられる雑居ビルの一角にあった。
時間通りに入店すると、母が出迎えてくれた。
が………
公式サイトの写真やYoutubeの出演動画を見る限りでは人当たりの良さそうな"素朴なおばちゃん"だった母。
実際目の前にいたのは、恫喝でもしてきたかってぐらいギラギラ派手派手の柄の悪いBBAだった。
母は、
「あなたなかなかファッショナブルね」
と第一声言ってきたが、
いやいやいやあなたの方こそとツッコむのは我慢した。
「渋谷系っていうか…。この街には珍しいタイプだわ。ここらへん、オヤジの街って言われてるぐらいだから…」
若い=渋谷系というのが彼女の認識のようだ。
おばちゃん、その図式古い古い!
さらに母、眉毛が左右で違ってナンかヘンだった。
というか眉の描き方めっちゃ雑!(笑)
占い師の人って人相学とかも気にするのでは…?
対面に座るとまず紙に占ってほしいこと(お金、恋愛、仕事、人生、とかそんな項目がいくつかある)に◯をつけ、
下に名前と生年月日、具体的な相談内容を記入する。
書き終え次第母に渡し、いよいよ鑑定のスタートだ。
自分が今回相談したかったのは仕事について。
イベントの主催をやりつつプレイヤーとしてもステージに立っている現在。
このまま続けていっていいのか?
どういうやり方を採用していくべきか?
そもそももっと向いている仕事はあるのか?
などなど全般的に聞きたかった。
まずは母が、生年月日や名前(芸名)の画数を確認し、そこから手相だか易だかを見始めた。
「う〜ん……
このタイプの人は、なんでも自分でやりたがる傾向があるから、社長さんやトップの人に多いです。
お金にはあまり困らないわね。
思い込みが激しいから、その辺りは要注意ね。」
あまりよく覚えていないが、ざっくりこんな感じだった。
自分が「じゃあ…いちパフォーマーでいるより主催とかプロデュースの方が向いてるんでしょうか?」と聞くと、
「そうね。あなたおそらく、ポジションが上の人や雇い主(主催者)の言うことでも納得いかなかったら聞けないでしょ。
絶対口を出したくなるはずよ。」
…この辺は結構当たってる気がする。
「会社員とかは向いてない。
自営業、作家、独立弁護士とか、現場での上下関係があまりないような仕事が合ってるわ。」
ということは、だ。
「じゃあ、エンタメ系は向いてるんですね!?」
「いや、芸能人になるには感性が普通すぎる。」
エェーーーーー((((;゚Д゚)))))))
今まで、結構変わり者扱いをされてきて、周囲ともあまり馴染めず、
「普通じゃない」ことを武器にできるこのエンタメ業界に入ったつもりだったんだけど…
私、思ってたより普通だったみたいです。ʅ(◞‿◟)ʃ
「芸能に行くなら、特化したスキルやセンスがなきゃ上がっていけない。
あなたにはそれがないわ。」
めっちゃハッキリ言うやーーーーーん(⌒▽⌒)
「かと言ってサラリーマンもできない。
普通の仕事も普通じゃない仕事も向いてないわよ。」
どーすりゃえーねーーーーん\(^o^)/
ここで相談を変える。
イベントの主催者としてこのままやっていく場合、占い的に何に気をつければ良いか?
「出演者の子たちを取りまとめるという強い意識ね。
あなた自身に魅力実力がないと誰も付いてこないわよ」
占いじゃなくても言える事の気がするが、
それは確かに不安だ。
「そうですか…。
でも言われたことしかやらないとか、指示しないと動けないとか、そういう人苦手で…」
「部下っていうのはそういうもんです(ビシッ)」
かなり強めに断言されてしまった。(涙)
自分が全て仕切らなければいけないのかと思うと気が重い。
「ヤダヤダー!やりたいことだけに専念したーい!
プロデュースもマネジメントも全部人に丸投げしたーい!」
と半ば駄々コネのように反論すると、
「それは、売れた人だけに許されることよ(ビシッ)」
もうやめて!
朱雀のライフは0よ!!
散々厳しいことを言われた挙句、さらに
「今から3年はかなり厳しい試練の年になる。何をやってもうまくいかない時期が続く」
とオーバーキルされた。
そして、
「もし開運したいなら確実なのはハンコを変えること。
実印や銀行印で運気を上げていくの。
安くはないけど、デザインや素材は任せてもらってこちらで作ることはできます」
と持ちかけられたので即お断りしてあっという間に1時間終了。
脅した末に開運商法って。
しかも既に1万払ってる!のに!!
あまりにオーソドックスな手法に呆れるとともに、
仮にも母と呼ばれている人物からのそのような仕打ちに心底失望したのであった。
市井に母が色々いるように、
占いの世界にも様々な母がいる。
優しい愛で包み込んでくれる母。
あえて厳しく導いてくれる母。
静かにただ耳を傾けてくれる母……
残念ながら今回出会った母は、
厳しく躾けた上に可愛い子供(=相談者)をカモとしか思っていない愛情レスの毒親だったようだ。
余談として、SNSでの活動について相談したとき、
母は「TikTokとかが向いてるんじゃない?」とアドバイスしてくれた。
母、TikTok知ってるのか。
最近の流行りも抜け目なくチェックしてるな!
そこだけはあっぱれな母の占いだった。
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