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メンズストリッパー対話コラム③鳥野雄士朗編(試し読み)
あろはろは!
メンズストリップダンサーの朱雀ガラティアです!
思いつきで始めたこの企画もおかげさまで第3弾。
この調子でどんどん、業界で活躍中のメンズストリッパーの皆さんをクローズアップしていきたいですね☆
もちろん、自分がまだ関わったことのないダンサーさんもたくさんいらっしゃるので、そういう人たちと面識を持てたらいずれここで紹介したいと思います。
お楽しみに!
(同業者=メシのタネw)
それでは、今回のゲストのご紹介!
メンズストリッパーにボーイレスカー、地下アイドルと様々な顔を持つ鳥野雄士朗くんです!
今回は、自分主催の定期イベントに出演してくれた彼を、イベント後に会場で捕まえてそのままインタビューしちゃいましたよ☆(笑)
※こちらは試し読み記事です。
完全版はコチラ
鳥野雄士朗(左)
初登場のノンケストリッパー
朱雀「今日はよろしくお願いします!」
鳥野雄士朗(以下鳥野)「はい、とりのです〜」
朱雀「ではまず、プロフィールを教えてください!」
鳥野「鳥野雄士朗(とりのゆうじろう)、1990年6月13日生まれ、双子座O型…」
朱雀「このコーナー、みんななぜか年齢公開したがるんだよね(笑)」
鳥野「そうなんですか?(笑)あとは…地下アイドルやメンズストリッパー、ボーイレスカーとして活動しています!よろしくお願いします」
朱雀「セクシャリティとかは言える?」
鳥野「ノンケ(=ストレート男性)です」
朱雀「ということで、本企画初のノンケパフォーマーです!」
鳥野「イェイイェイ(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎」
ストリップとは違うバーレスクのいろは
朱雀「そもそもボーイレスカーって何なの?」
鳥野「ボーイレスクをやってる人のことです」
朱雀「…ボーイレスクって何なの?」
鳥野「ボーイレスクっていうのは、バーレスクの男性版です」
朱雀「…………バーレスクって何なの?」
鳥野「バーレスクは、焦らして脱ぎながら踊るっていう、ストリップに近いパフォーマンスではあるんですけど、より社会性とエンターテイメント性に特化したものです」
朱雀「ふぅ。ようやく求めてた情報が手に入ったって感じ(笑)。辞書ひいたら説明の単語も意味わかんない、っていうあの気持ちを思い出したよ(笑)」
鳥野「あぁ〜すいません!」
朱雀「社会性ってどういうこと?」
鳥野「政治的な風刺とか、権利社会に対する皮肉とか、元々そういうのをパフォーマンスに盛り込むのがバーレスクというジャンルなんです」
朱雀「へぇ〜、初めて知った!そういえばドラァグクイーン(派手な女装をする男性パフォーマーのこと)も、女性性の過剰演出によるジェンダー社会への皮肉がルーツになってるっていうし、新しいパフォーマンスが現れるところには、そういう要素ってわりと多いのかもしれない」
鳥野「言いたいけど言いづらいことを、脱ぐことで表現する。それがバーレスクです!」
朱雀「じゃあ逆側からまとめると、社会性のあるストリップがバーレスクで、バーレスクの男性版がボーイレスクで、それを踊る人がボーイレスカーで、そのうちの1人が鳥野ってことね?」
鳥野「ハイ、それで間違い無いです」
朱雀「ボーイレスカーって日本にどれくらいいる?」
鳥野「う〜ん…数えて両手で収まる程度ですかね」
朱雀「そんなに少ないんだ!」
鳥野「ボーイレスク風のパフォーマンスをする人はもっといると思うんですけど、正式にボーイレスカーを名乗ってるのは…10人いないんじゃないかな」
朱雀「ほぇー!今、目の前に激レアさんがいるってことだ…」
鳥野雄士朗ができるまで
朱雀「自分と出会った頃にはもうストリッパーをやってたの?」
鳥野「ストリッパーを名乗るようになったのは朱雀さんと知り合って同じ現場に出るようになってからですが、所謂脱ぐパフォーマンス自体は前からやっていました」
朱雀「当初からパフォーマンスとして出来上がってたもんね」
鳥野「もともと役者志望で、その一環としてダンスもやっていたので」
朱雀「なるほど。ボーイレスクをやるきっかけとかは?」
鳥野「昔、出演していた舞台の共演者で女性のバーレスクダンサーさんがいらっしゃったんですが、その方に誘われて」
朱雀「そうなんだ。すぐに"やってみよう!"って思った?」
鳥野「いや、最初はバーレスクの話も流して聞いてて、誘われたときも正直抵抗はありました」
朱雀「男性がやるとなると、よりハードル高く見えるしね」
鳥野「でもその方に、"あなた絶対売れるわよ"って言われて、恐る恐るやってみることにした、って感じです」
朱雀「思い切って飛び込んだわけね。今までインタビューした子たちもみんな覚悟決めてやってみることにしたって言ってたなぁ。」
鳥野「朱雀さんは?」
朱雀「え?スカウトされて、"楽しそう〜やってみてもいいかな〜"って」
鳥野「ノリノリじゃないすか(笑)」
ショーに必要なのは「なにを伝えたいか」
朱雀「じゃあ、うちのイベントで意識していることは?」
鳥野「やはり元々がボーイレスカーなので、ショーで伝えたいことをはっきりさせることですね」
朱雀「伝えたいこと?」
鳥野「はい。前回やったショーでは女装から男装になることで、性差別をテーマにした表現をしました。」
朱雀「意外と重いこと考えながら作ってるんだ!自分、特に何も考えずに作ってるから申し訳なくなる(笑)」
鳥野「でも、こういう演目を作るようになったのも、朱雀さんのストーリー性のある演目を観た影響が強いんですよ」
朱雀「インタビュアーをおだてるのがお上手ですね(笑)」
だからストリッパーはやめられない!
朱雀「メンズストリッパーをやっていて最も楽しいと思える瞬間は?」
鳥野「やっぱり、自分が作ってきたものを観てもらえることですかね」
朱雀「ステージに立つことそのものそれ自体、ってことだね」
鳥野「最近は、衣装も全部自分で作るようになったんですよ」
朱雀「おー、自作なんだ」
鳥野「下着とかもアレンジしてより派手でセクシーにしてみたり。言ってみれば、"文化祭の作品展示"みたいな」
朱雀「"見て見て、こんなの作ってみたよ!"っていう?」
鳥野「はい、頑張って作ったものをドーンと出して、すごいって言ってもらえたらそれが嬉しいなって」
朱雀「では今後も鳥野くんの新作ショーに期待したいと思います。最後に、まだメンズストリップを見たことのない人に向けて一言お願いします!」
鳥野「普段、男性の裸を見る機会ってあまりないと思うんですけど、気兼ねせず見てほしいなって思います!」
朱雀「おまけにもう一言!」
鳥野「あらりんぱ♡」
朱雀「…なにそれ?」
朱雀&鳥野「ありがとうございました!」
おわりに
今回は初のノンケ!にしてボーイレスカーの鳥野くんをお呼びしましたが、自分自身、ボーイレスクのルーツなど、勉強になったことが非常にたくさんあった回となりました!
普段はおちゃらけキャラでただただ煩い鳥野ですが、こんなにも深い考えでショーを作っていると思うと、次回のショーを見られるのがワクワクしちゃいますね!
鳥野 雄士朗(メンズストリッパー、ボーイレスカー、地下アイドル)
Twitter:@013bird
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