育てる靴に出逢い、変わった物への価値観
先週の日曜日、子どもが長いこと昼寝をしてくれたおかげでこちらもかなりゆっくりする時間が取れたので久しぶりに革靴を磨きました。
いつもは家事に追われて自分の持ちものだったり身なりだったりに手をかける時間がほとんど取れないのだけど、たまーに一段落ついた時に寝てくれると、こうゆうことまで手がまわることも。
愛用している革靴はNAOTのもので(https://naot.jp/)、履き始めて3年が経ちました。久しぶりに革の状態を観察してみると、そろそろメンテナンスに出してみようかなぁだとか、ここ最近は革の乾燥も気になるからお店の方に1度メンテナンスのこと相談してみようかなぁとか、いろいろと気づくことや思うことが出てきました。
そんなことをこちらに書き出していると、ふと、ここ最近のお買いものに対する考え方や物に対する考え方が変化したな〜という風にも気づきました。なので忘れないうちにメモしておこうと思っています。
結論から先にいうと、私にとって買いものは、買うことを通して人との繋がりが広がっていくことだということです。
こういった革物を購入するときは基本的にセレクトショップだったり一店舗型の小売店(そのブランド専門の、それだけしか取り扱っていないような独自のアパレルショップ)に置いてあることが多いので、そのブランドのものを買いたいという目的がすでに存在していて、ある程度欲しいものを調べて目星をつけてからそれを買うために店舗に訪れます。
イオンとかショッピングモールで買い物するとは少し購入するまでの過程が違って、ショッピングモールでの物の買い方は主観やそこにある物の好みで買うことが多いと思います。衝動買いも含めて。
今までは普通にショッピングモールでお買い物もしていたんですが、ここ6年ぐらいで前者のようなお買い物の仕方に徐々に変化していました。
というのも、基本的に市販のものってわりと大きいサイズのものが多いというか、自分に合ったジャストサイズのものって中々無いんですよね。
主人と結婚するときに買いに行った結婚指輪がその例で、指のサイズを計測してもらった際にサイズが1号とか2号だといわれて、確か無いから特注でつくらないといけないから特注でつくってもらったんだったか、ギリギリ1号とか2号とかのサイズが奇跡的にあったんだったかな。どうりでおしゃれで買ってた指輪がどれもブカブカで大きいわけだとハッとなった出来事があったんですよ。ちなみに一般的な女性の指のサイズは9号とからしいので、自分の指かなり小さかった。
その際もじっくり店主さんに相談して色んなことをたくさん聞いて、自分に合ったものを最終的には選んでもらったんだったかなぁ。
そんなことを繰り返しているうちに店主さんとも気づいたら親しくなったりして、あ、買い物って物を買ったら終わりじゃないんだなぁ、色々困ったりしたときは相談して自分に合ったものを相談して聞いたほうがいいんだなぁと自然にそう思うようになったんです。
今回は革靴の話ですが革靴も同じで、買ったら終わりではないんです。確かに欲しいものの目星は付けてから店舗には訪れるんだけど、実際に試着してみたりプロの店主さんに教えてもらうと、似合うものの靴が自分が欲しいと思った靴と違ったりすることもあって、客観的に知れたり分析ができるわけですよ。それはそれで新たな発見だと思って、試着してみると、確かにかわいい。
そして買った後も長い年月履き続けていけば革も柔らかくなっていきますし、時間の経過とともに私たちも変わってゆくから、足の感じも変化してゆきます。痩せたり太ったりして。その時にまた店舗に訪れてメンテナンスのこと聞いたりとか履き始めて出てくる疑問をまた相談しに行ってみたりとかして担当してくれた店主さんと会話するんです。
物を長く大事に使うという考え方もすごく大切だけど、自分にとっては物を通して繰り広げられる会話から、他者とそういう関係性を築きあげてゆくことも大切だと感じていて、貴重なことだなというふうに最近は特にそう思って、愛おしいと感じています。そのブランドに対しても、買った靴に対しても。
そう思うようになったのは主人の影響もあって、主人がわりかしお知り合いの方にお世話になることが多くて、初見の物を買うときもそうだけど基本的に物を買うときはその店主さんとたくさん相談して買ったりしているからそれで気づいたのかもしれないですが。
そんな感じですかね。そういう物の買い方で、これから出会う人たちのことも大切にしていきたい所存です。
ちなみに今年は相談しに伺いながら同じブランドの靴で2足目を迎え入れる予定です。ちなみに目星はもうつけてます。もちろん今履いてるOLGAもずっと履き続ける予定です。
なのでこれからも末永くよろしくお願いしますね。
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