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フルタイムから複業へ 働き方の変遷

The Agile Guild(TAG) Advent Calendar 2018 2日目 の記事です。

●概要
私にとって2018年は、フルタイム一本から、複業に変わる大きな転機の年になりました。この一年で働き方がどう変わってきたのかをふりかえってみたいと思います。

●対象読者
・フルタイムで働いていて、複業に興味がある方
・企業や組織の形に課題を感じている方
・新しい学びに興味がある方

■〜2018-02 フルタイム

2010年に、システム開発の発注者をサポートするSI職人を集めた、小さな会社(Presa)を立ち上げました。職人芸を体感してもらった方から、口コミで広めていただいているおかげで、今も事業を継続できています。

●担当している役割
・お客様の社内ツールのPO代行 / PL / SE
 ・アプリケーションフレームワーク
 ・シナリオテスト自動化フレームワーク
 ・CI/CD の仕組み

・コンサル / 相談役
 ・通訳(対ベンダー、対となりの組織)
 ・アプリケーションアーキテクチャ
 ・プロセス改善 / PMO
 ・障害調査 / ポストモーテム
 ・人材育成 など

事業は順調に継続できていますが、ぼんやりとした課題感妄想が広がっていました。

●つながりが閉じている
・一緒に進めてきたお客様との信頼関係は築けている
・一緒に進めてきた協力会社との信頼関係は築けている

・閉じたつながりを太くしている状況

これまで問題は起きていないが、本当にこのままで良いのだろうか?
●学びが閉じている
・業界の最新情報は、仕組みを用意して拾い続けている
・学びは、独学で、広げ深め続けている

・気づきの幅は、個人の範囲内
・学びを活かす場は、閉じたつながりでタイミングが合ったときだけ

スキルを認めてもらえるのは、閉じたつながりの中だけなのではないか?
●ヒト、組織の間で生まれる溝
・ヒト、チーム、組織、企業の間で生まれ続ける溝
・溝の先にも、同じヒトがいるのに、気にしない / 気づけない
これは
・組織や環境が変わっても、新しい溝が生まれるだけで
 本人が変わるしか、緩和する方法はないことは見えてきた

関われる範囲ではカイゼンを続けている
 ・溝の先への気づきを促す活動
 ・自然と溝の先を意識する仕組みづくり

どこでも同じ課題を抱えていて、この進め方はどこでも通じるのでは?
●企業の形
・大企業、中小企業、零細企業と関わってきたが
 どの企業でも個が潰れて、スピードと柔軟性が活かしきれていない

個をそのまま活かして、最速で最大の価値を生む方法は?
-> 以前見かけた、AgileGuildModelへの期待感

●時間の割合イメージ

■2018-02〜 コミュニティ参加

いつも通りの個人学習を進める中、たまたま検索にヒットした「カイゼン・ジャーニー」という本。この本との出会いがきっかけで、活動が変わりました。

●きっかけ
・カイゼン・ジャーニー
 > 勉強会 / カンファレンス への参加
  > 直接話を伺うようになって学びの広がりを感じられるように
 > 越境という言葉との出会い
  > 溝を埋める活動をしている人が他にもいる!
●時間の使い方の変化
・個人学習を半分くらいを、コミュニティでの学習の時間に切り替え

●時間の割合イメージ

■2018-05〜 コミュニティ運営

勉強会 / カンファレンス に参加するようになって、広がった情報から、カイゼン・ジャーニーの著者が運営しているコミュニティがあることを知りました。そのコミュニティの新たな船出となるイベント、DevLOVE201が5月に開催。このイベントへの参加で、コミュニティ運営に関わらせてもらうことになりました。

●きっかけ
・DevLOVE201
 > DevLOVEコミュニティの運営に参加
  > つながりの広がりを感じられるように
●時間の使い方の変化
・コミュニティでの学習の一部を、コミュニティ運営での学習に切り替え

●時間の割合イメージ

■2018-07〜 TAG.コミッティ

DevLOVE201でも計画が発表されていたThe Agile Guild (TAG) のキックオフイベントが開催されました。
TAGでは組織運営に必要な活動をする集団を「コミッティ」と呼んでいます。すでにAgileGuildModelに可能性を感じていたので、率先して活動を活性化する方法を考え、動くようになりました。

●コミッティのイメージ

●きっかけ
・TAG:AgileGuildModelでの活動の立ち上げ
 > この活動は参加して成功させたい
●時間の使い方の変化
・個人学習の一部を、コミッティでの運営での学習に切り替え

●時間の割合イメージ

■2018-08〜 TAG.パーティ

TAGでは実プロジェクトのために立ち上げた集団を「パーティ」と呼んでいます。初めてパーティが結成される機会だったので、早速参加しました。
パーティは順調に増え続けて、すでにメンバーが足りない状況も出てきています。

●パーティのイメージ

●きっかけ
・TAGとしての実プロジェクトを開始
 > AgileGuildModelを実践する場
 > これまでの経験とは異なる文化、環境のプロジェクトでも
  得意分野が異なるだけで、培ってきたスキルは活かせる!
●時間の使い方の変化
・コミュニティ活動とTAG.コミッティ活動からパーティでの学習に切り替え

●時間の割合イメージ

■2018-09〜 TAG.サークル

TAGでは技術やロールなどの関心事でつながった集団を「サークル」と呼んでいます。個人的には、コミュニティと変わらない集団になるのではないかと考えていましたが、Guild全体の傾向と、メンバーの興味・得意分野を掛け合わせた活動が生まれてきています。

●サークルのイメージ

●きっかけ
・関係の質が向上してきた
・実プロジェクトで必要なものの傾向が見えてきた
 > 複数のサークルが並走して、自主的な学習が活性化
●時間の使い方の変化
・TAG.サークルの活動は、コミュニティ活動の一貫

●時間の割合イメージ

■2018-10〜 個人事業

以前一緒に仕事をした仲間と再開する機会がありました。一直線で熱いヒトで、ぜひ応援したいと思っていたので、お手伝いを進めることにしました。

●きっかけ
・転職した元仕事仲間との再会
 > まずは転職先との関係の質を向上する
  > TAGと別で活動を開始
  > 元仕事仲間 - 私 - TAG での信頼関係を直接つなぎたい
●時間の使い方の変化
・個人学習やTAG.パーティでの活動の一部を、個人事業に切り替え

●時間の割合イメージ

■感想

あらためてふりかえってみると、時間の割合を変化させるだけで色々なことに対応できるのだな、と実感できました。これは、複数のプロダクト、プロジェクト、ロールを兼任するときのフルタイムでの働き方と同じだと感じています。

TAGでの活動で一番不安だったのは、自分のスキルは外で通用するのだろうか?でした。実際に経験してみると、これまでのスキルが活かせる部分と、新しく学びが必要な部分があるだけで、これも新しい案件に着手するときのフルタイムでの働き方と同じだと感じています。

TAGで扱うプロジェクトの基本はリモートワークです。これも初めての経験でしたが、リアルでもリモートでもプロジェクトのゴールに向かうために必要なコトは同じでした。

大きく変わったのは
・「心から スゴイ!と思える方たちと ともにつくる」機会ができたこと
・「ギルドでなら実現できるコト」が見えてきたこと
です。

まだまだ試したいことが沢山あります。
TAGと ともにつくり、人の営みを変えていきましょう!

> TAGに参加する
> TAGに相談する
どちらも、こちらのページから。


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諏訪真一
いつも応援していただいている皆さん支えられています。