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デスク天板に沿わせる縦のデュアルモニター

動機

これまで40インチ湾曲ウルトラワイドモニターを利用してきました。

1人の作業はやりやすいのですが、web会議での画面共有がつらみでした。

アスペクト比が一般的ではないので、モニター全体を画面共有すると、他の人には、横長で小さな表示になってしまいます。個別のアプリだけを共有すると、アプリの切り替えで時間がかかってしまいます。

普段はクラムシェル運用ですが、ミーティング時だけノートPCを置くスペースを作ったりもしました。が、準備を忘れると時間を取られてしまいます。

現状、仕事には3台のPCが必要です。切り替えたり、同時に並べたりして作業を進める必要があります。

40インチのウルトラワイドモニターでは、画面を分割して、PC2台を同時に表示できるのは良かったのですが、ミーティング開始後に気づくと、画面分割の切り替え時に接続が切れてしまいます。

ミーティング時だけ準備が必要な運用はつらいことがわかったので、普段のままでスムーズに画面共有できる、スッキリしたデスクにするにはどうすれば良いか、考えていました。


前提

  • DIYのスキルはない。既製品を組み合わせて、どうにかインテリアを整えたい。

  • 大画面の作業しやすさは維持したい。

  • web会議でモニター全体の画面共有を簡単にしたい。

  • 3台のPCを切り替えて作業する必要がある。


構想

web会議で画面共有しやすくするなら、アスペクト比が16:9に近いものが必要です。大画面での作業しやすさも維持するなら、32インチモニターあたりが良さそうです。

モニター全体を画面共有しながら、手元で作業するならデュアルモニターが良さそうです。32インチを横に並べるとかさばるのでどうにかできないかな?と考えていたところで、すてきな動画に出会いました。

下段モニターの配置の美しさに驚きました。これまで、縦のレイアウトはいくつか見てきましたが、どれも上に追加するイメージでした。縦のレイアウトで、2枚目を上に追加する場合、長いアームで背面にも圧迫感が出そうですし、見上げるような位置だと活用できずに飾りになってしまいそうな印象でした。

下に追加するなら解消できそうですが、絶妙な角度で設置するにはどうすれば良いのでしょうか?

投稿してくれたLauroさんに聞いてみたら、下段はモニターアームの支柱を切断して、干渉しないようにしていることを教えてくれました。

私にDIYスキルはありません。どうしたものかと悩みましたが、状況を整理するとモニターアームを使う必要がないことに気づきました。

クラムシェル運用なので、モニターとノートPCを並べる必要はないです。耐荷重がしっかりした、低い位置で角度を調整できるモニタースタンドで代替できました。

上段のモニターは、天板の裏側ギリギリに設置しないと、作業スペースが狭くなってしまいます。
これまで使っていたエルゴトロンHXでは天板背面ギリギリにモニターを固定できません。乗り換えが必要でした。


仕上がり

というわけで仕上がりです。

背面もスッキリを維持できました。

webカメラと照明は、モニターのVESAマウントからカメラのリグを伸ばしてマウントしています。

マイクアームの設置位置は、下モニターとぶつからないように手前にしています。

薄型のモニターなので、側面もスッキリできました。


モニターの使い分け

下段モニターが、メインで編集する場所です。IDEなどをフルスクリーン表示しています。

上段モニターは、プレビューや常時表示しておきたいものなどを置く、参照する場所です。天板の背面ギリギリに配置しているので、やや遠いです。解像度をmaxから一つ下げて使っています。

パソコン作業の正しい姿勢で言われている視野角に、上段の半分〜下段の全体が収まります。

https://www.dr-air.com/wellgood/article/deskwork-tadashii-shisei-yobou/ から引用

横レイアウトに比べると、頭を動かす必要がないので首の負担が減ります。視点の移動距離も減るので焦点が合うまでの時間が短くなります。けっこうな違いに驚いたので、横のレイアウトしか経験のない方にはぜひ試してほしいです。


使ったもの

モニター周辺

上段モニター

下段モニター

上段のモニターアーム

下段のモニタースタンド

webカメラ

ライト

VESAマウント周辺

リグ

デスク上

デスクマット

キーボード

トラックパッド

左手デバイス

マイク

※開封時はしわしわですが、濡らして乾かすと良い感じになりました。


デスクまわりのやりくりをマガジンにまとめています。何かの参考になれば幸いです。

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