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<番外編>菊理媛さまを訪ねて〜兵庫県・岡太神社

「岡太」と書いて「おかた」と読む。

岡太神社は、偶然にたどり着いた神社だった。

菊理媛さまを訪ねて〜兵庫県・白山姫神社」の記事にも書いたけど、白山姫神社を参拝したら、その日はそのまま帰宅するつもりでいた。ところが、駅に向かうため10分ほど歩いた所で発見!

神社を見つけると入らずにはいられない性分。笑


鳥居の前で、狛犬ならぬ狛猪さんがお出迎えしてくれた。なぜ猪が?

境内の奥には恵比寿宮がある。恵比寿さまは毎年正月9日、岡太神社で高潮や洪水等の災害を未然に静止して五穀豊穣をもたらす静止打神事(ししうちしんじ)をされるとされていて、その言い伝えより、静止(シシ)を猪(イノシシ)と掛け、猪は恵比寿さまの使いとされたことから、狛猪さんが設置されたのだとか。


こじんまりとした境内


岡太神社の主祭神は、天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)。この世ではじめに誕生した神とされ、宇宙根源の神。

そして、主祭神と共に祀られているのが5柱の神さま(高皇産霊神・素盞鳴神・稲田姫神・大己貴神・蘇民将来)。

船っぽい形をした屋根の拝殿。階段を上って手を合わせた瞬間、背中越しに爽やかな風が吹き抜けた。
ひょっとしたら、神さまが歓迎してくださってるのかも!
そんな気がして嬉しくなった。

神さまへのご挨拶も済み、社務所で御朱印をいただく。

こちらは直書き。何かしらの葉っぱの印が押されていて可愛いかった。

このままウキウキ気分で帰ろうとしたところで右手に見えた小さなお社。

白山宮??
なんとまぁ、こんな所に菊理媛さまが!?

白山系の神社と言えば、菊理媛。

でも、先ほど社務所で神主さんとお話しした際に、「今日、9月9日は菊理媛さまの日なんですよね〜」って話をしたら、神主さんはそのことをご存知ない様子だった...
え、菊理媛さまじゃないの!?

ご由緒にも白山大神とだけ記されていて、確かなことはわからない。
わざわざ社務所に引き返して、神主さんに真相をお尋ねするのも違う気がする。

例え菊理媛さまではないにしても、今の自分にとって必要というか、出会うべくして出会えた神さまというか。

これも何かの縁。

そう思い、真相を探るのはやめたのでした。

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