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読んだ本(いちばん親切な西洋美術史)

著者 池上英洋/川口清香/荒井咲紀

美術とは何なのか。
どこから来てどこへ行くのか。
そんな感じの本。


昔、誰かのお見舞いで病院に行くとき、廊下に飾っている絵画を見るのが好きでした。ぼこぼこした筆の跡が残っていて、遠くから見ると風景なのに顔を近づけると色の点々に見えるような絵が、立派な額に入れて飾られていました。美術館に行く習慣が無かったので、私が絵画を見られる機会はそれぐらいでした。今も同じような感じです。

美術といえば絵画の事だと思い込んでいましたが、こちらの本では絵画だけでなく彫刻や建築など、人類の歴史の中で美術がどのように生まれて、関わってきたかを短い文章で紹介しています。本格的に学ぶには時間も資料もたくさん必要になると思うので、こういうあっさり紹介してくれる本があるのは嬉しい。

あっさりと言っても紀元前3000年から現代美術まで、その時々に流行った技法やどのように文明に関わったかを解説しているので読みごたえがあります。言葉だけは聞いたことあるけどよくわからなかった事、もちろん知らなかった事もたくさん知れました。時々難しい横文字の表現があったけど、美術用語に関してはちゃんと解説してくれるので読みやすかったです。

Bueskyに投稿したらモデレータに「性的でないヌード」のラベルを貼られました。ブルスカイは気を付けないといけないの忘れてた。アカウント消されなくて本当によかった。昔はこういう絵画の裸にゾーニングは必要ないと思っていたけど、今は昔の作者や依頼者が裸にドキドキしてた説も否定できないなと思う。

最後ちょっと切ない感じで終わったのでしんみりした。
これからも芸術が意味のあるものであり続けてほしい。

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