嘉門タツオさん
毎週水曜日16時放送、文化放送超A&G +「諏訪道彦のスワラジ」(その週の土曜日22時、エフエムとよたでリピート放送)。今回のゲストはシンガーソングライターの嘉門タツオさん、この番組としてはまたまた異色のゲストです。
ボクが嘉門さんと最初に会ったのは実は1983年のコト。ボクが読売テレビに入社して希望した制作に配属されついた番組が「11PM」。その番組から派生してできた“夜のレコード大賞”が進化したのが「全日本有線放送大賞」、新人1年目の年末にその番組のスタッフとしてAD、FD(アシスタントディレクター、フロアディレクター)として動き回っていました。その番組に新人賞として出演してたのが嘉門さんでした。その歌はもちろん「ヤンキーの兄ちゃんのうた」。大ヒットしたこの曲、当時はチマタでよくかかってて、番組でもリハーサルから何度も聞いてたし、今でもしっかり頭の中でヘビロテしてくれる楽曲です。
もちろん嘉門さんはその当時のボクの事など覚えてません。それがここ何年か、ワインや食事のタイミングでお目にかかる事が多くなり、その際に今の嘉門さんの話を聞いたりします。ギターを持って歌う、それが嘉門さんの約束されたスタイル。そして社会の現状や風刺も含めたユニークな替え歌を次々と新作。それらの新作などを引っ提げた月一ライブなど、いくつかの活動を見るようになりました。というわけでボクの会社員人生とほぼ同じ期間のアーティスト活動を継続されてる、アーティスト嘉門さんに強く興味を持っていたのです。
今回はラジオのスタジオにギター持参で登場してくれた嘉門さん。その味わいのある流暢なトークに加えて、おもむろに取り出し奏でるギターの音色。これはまさに聞くべきトークになったと思います。ボクと同世代の嘉門さんが、人生の残り時間を意識しての活動をしてる、その告白された事実がボクには強い印象を残してくれました。写真は収録スタジオで左からボク、嘉門さん、アシスタントの川上ゆきさんです。