YAWARA!チーム(企画のスタート160)
1992年9月21日、おそらくスタッフ全員がこの作品に携わった事は良い記憶にしてもらえた、それを共有できたと思えたTVシリーズ「YAWARA!最終回を見る会」打ち上げでした。普通はそれで基本的にチーム解散、となるわけですが、この作品は少し違ってました。まず放送中から何回か行ってたのが「YAWARA!マージャン会」。これは制作会社マッドハウスの近くにある雀荘でスタッフが集まり、3、4卓を囲みみんなでメンバー変わりながら何回かプレイして、その成績順に用意した賞品を獲得する親睦会です。
この時までマージャンを知らなかった猪熊柔役の皆口裕子さんは、ちょっと覚えるやいなや”ドラ乗せのみなちゃん“と言われる実力?者に。実はこの会はボクよりももっとマージャン年季のかたまり明らかな実力派・丸山正雄プロデューサー(=まるさん)が仕切っていました。さらに「YAWARA!」にも参加してくれてた川尻義昭監督やキティフィルム鈴木聡プロデューサーも参加してて、それはそれは楽しく和やかな時間になったものです。
このような会を番組終了後も数回開きましたね。それにしてもまるさん、強かったなあ。ボクも学生時代からよくやってたけど、マージャンの強さって、その人が持ってる何かの大きさが絶対ありますよね。強引に持ってくるヒキの強さって、それができる人とそうではない人には、明らかに一線ある気がします。ボクは…、そっちになりたかったのですが、ねえ。
そして実は今も可能な限り年に1回を目指して何人かで飲食で会ったりしてるんですよ。というわけでそーゆー関係があったおかげもあって、連載途中で終わったTVシリーズでしたが、その4年後、オリンピックをバルセロナ→アトランタとタイトルを変えて完結までの2時間スペシャルが出来ることになります。このお話はまたの機会に。写真は「YAWARA!」コンプリートボックスに封入されてる資料ページです。