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東海道線車窓の旅

 日曜日の「#すわっち日記」は毎回少し落ち着いて、鉄道(=てっちゃん)系の話題が多くなってるかも。今日はボクが東京からの近場で素晴らしいと思ってる、おススメ車窓風景路線のお話。それは神奈川県の東海道線早川駅〜真鶴駅間です。
 湯河原や熱海に行くのに時間的余裕あれば、可能な限り東海道線に乗り、下りは列車進行方向左側の席に座ります。そして早川駅過ぎてすぐに相模湾が強烈に近くに眼下に見えるのが本当にすごい!マンガ読んでてもiPad見てても文章打ってても、海が見える限りは海を見つめられ車窓の眼福。まあ、先日乗車した時は隣ボックス席のおねーさま方の笑いを含めた大声会話が、旅の興を少し削いでくれましたが、景色の良さは揺るがずステキな海岸線の連続。海岸沿いに走る国道との距離感も良く、線路は続くよどこまでも。
 真鶴から湯河原へは基本的に街並み越しの海、もう初島が綺麗に見えます。このあたりの区間はほとんど東海道新幹線と並行に走ってるのですが、ご存知のように新幹線はほとんどトンネルなので、この景色は東海道線に乗らないと味わえないのです。
 件のにぎやかなおねーさま方は湯河原で下車、さあ次の熱海駅までつかの間の静寂を。列車のレール音、トンネルの心地よい閉塞音、そしてまばらに通り過ぎていく蛍光灯のスピード感、どれもがちょっとした旅心をくすぐって気持ち良く。
 この路線、一番のポイントは途中の根府川駅(ねぶかわえき)でしょう。海に面した崖にへばりつくように建てられてる感じのホーム。海側は絶景ではありますが、その立地ゆえ1923年(大正12年)の関東大震災の際に、大きな土砂崩れに駅ホームそのものや入線してきた列車が巻き込まれた、という痛ましい災害を経験してるそうです。
 とにかく新幹線ではない小田原〜熱海間の各駅停車は、乗り鉄としては気軽すぎて初心者っぽいのですが、何度乗っても飽きることないステキな小さな旅です。ちなみに冒頭の写真ですが、時間あれば熱海駅前にある足湯も良きぬるさでオススメです。

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