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企画のスタート130

 1991年になってからの「YAWARA!」のお話をしています。2本の総集編の後、1月28日放送「YAWARA! 私、柔道やめます!」から本筋がスタートしたのですが、その後が2月4日放送「富士子さんの決意」2月11日放送が「カナダからの手紙」、とサブタイトルを並べるだけで、主人公・猪熊柔を取り巻くキャラクターと本人の気持ちの動きが手に取るようにわかります。柔の無二の親友・伊東富士子の直球と、カナダの柔道友人ジョディロックウエルの真心手紙」。ある有名な歌謡曲のタイトルにかぶせたサブタイトル、ここぞとばかりに使わせていただきました。
 というわけでボクが「YAWARA!」全編の中で特に面白いと思っている、三葉女子短大・女子柔道部編がここから始まります。そのメンバー構成が秀逸なんであります。せっかくの機会なのでそのメンバーを紹介してみますね。鈴木みえさん(=一龍斎貞友さん)演じた南田陽子、通称ナンダ、男に振られた悔しさを柔道にぶつけるキャラ。冬馬由美さん演じた日陰今日子、通称キョンキョン、体重36kgの華奢な体格、身体が弱く声も小さいキャラ。東美江さん演じた四品川小百合、大柄でダイエットのために柔道部に入部したキャラ。斉藤庄子さん演じた小田真里、通称マリリン、グラマーな身体で、痴漢対策のために柔道部入部、自己愛が強くトンチンカンな発言をするキャラ。そして川島千代子さん演じた真っ直ぐマジメな伊東富士子、皆口裕子さん演じた猪熊柔。
 この6人の女子柔道部が女子柔道団体戦を、そのユニークなキャラバトルでクリアしていく団体戦競技は本当に面白かったなあ。結局勝敗の行方は柔まかせ、ということになりますが。写真は、原作ではこの巻数辺りのお話ということで。

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