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企画のスタート129

 1991年を迎えて、1月7日月曜夜7時30分は「YAWARA! 松田の独占インタビュー」の放送で新年を迎えています。その前話は12月17日放送「死闘!テレシコワ戦‼︎」いやあ、マジに盛り上がっていました。そして年末年始の放送の休みをはさみながらも現場は大変な事になってました。なんにせよ試合になると動きも激しく、アニメーターさんやスタッフも本当に忙しい事に。評判も良く人気もあったので、逆にみんな手を抜かずにずっと全力投球を続けていました。当然のことではありますが、だだありがちなのは時間が押していくことです。ボクが「YAWARA!」で一番印象に残っている作業は、大阪本社へ16mmフィルムを持って納品することだったりして…。
 というわけで、ではないですが1月14日と21日には番組始まって以来の総集編「すべてはあの一瞬から始まった!」「来た見た勝った!世界一の柔道ガール」を放送してます。そして主人公・猪熊柔が物語の最初から縁あり登場してる、新聞記者・松田耕作の存在をより感じたタイミング。ワールドカップの宿敵テレシコワを倒し、彼女本人もそして全体ストーリーの中でも重要なターニングポイントを迎えたところとなります。だだ柔本人はそんな事にはまるで頓着しなく、自然体で次なるステップへとコマを進めていきます。周りがヤキモキしてても本人は我が道を我がリズムで進んでいく、そんなところがこのキャラクターの一番の魅力かもしれません。
 というわけでその次、1月28日放送したサブタイトルは「私、柔道やめます!」せっかく入学した三葉女子短大でこんな事を言い出す柔ですが、もちろん彼女を取り巻く運命の渦はそんなワガママを許しはしません。ここからまた魅惑の新たなステップに突入です。写真はこの頃作られてるテレホンカードです。

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