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残念な映画

 久しぶりに観てしまってソンした、というか残念な映画に出会ってしまいました。この日記では良かった映画のコトは持ち上げても書くのですが、観て良くなかった、ひっかからなかった映画はあえて書きません。今回はタイトルは出しませんが、なんとも後味が悪い、あまりに良いものが何も残らない映画だったので、たまには何かを吐き出すつもりで書いてみます。
 ボクは映画というものは、どんな内容でも観客にとってはポジティブ方向な存在であって欲しいと思っています。観客がお金と時間をその作品にゆだねるのですから、それに対して多かれ少なかれ何かを残して欲しいかなと。そーゆー意味ではストーリーの結末判断を観客にぶん投げる映画はボクはアウトです。作品を作るということは少なからず何かを伝えようというエネルギーが成せるワザ。なのでそれの良し悪しはおいといて、作品の結末に対しては、作り手送り手側のなんらかの意思が重ねられているべきと思っています。
 それと一本の映画なので、冒頭からどんなドラマ展開があり舞台が変わったとしても、いったん登場させた人物や設定はなるべく生かして欲しい。もっというと途中で出て来たキャラが最終的に物語の中心になることが、あるとしても必要最低限の伏線的措置が前半部分に必要かと。たとえばミステリーで最後の方に初めて登場したのが真犯人であってはならないと思うし。
 しかしこれらのルールを気にせず作られてる映画って、モノにはよりますが良き反面教師のようなものなんでしょうね。「ああ、観て時間をソンした。少しでも別に役立てる方向に使いたかった」なんてセコいことを考えず、あきれ果てたり笑い飛ばしたりしておけば良いのかも。これからも懲りずに前のめりな態度で映画を観ていこうっと。
 冒頭の写真は「すずめの戸締まり」で聖地?になった、東京はお茶の水「聖橋」から撮影した地下鉄丸の内線、地下トンネル入口です。

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