企画のスタート44
「アニメだいすき!」の話を続けてます。この番組は読売テレビの放送で、その放送エリアの方しかご覧になってないものです。この番組で触発されてアニメ業界に興味を持ったという関西人も多く、その方々の思い出話を聞くとボクもほっこりできます😊でも関西圏以外の方はなんのこっちゃ全くわからないと思います。そこは申し訳ないのですが、ボクのアニメお仕事歴史で、この企画のおかげで始まった事も実はすごく多く。特に放送できる作品を求めて映像会社やビデオ販売社などを訪ねた積み重ねが、いちいち人との出会いにつながっており、当時番組でお付き合いいただいた方には感謝しかありません。おいおい、こーゆータイミングでできた友人の話もしていきますね。
「アニメだいすき!2」は1987年8月6日、7日放送。2日間ですが「バース」「るーみっくワールド THE超女」「「テクノポリス21C」「魔法の天使クリィミーマミ カーテンコール」「GOGO虎エ門」「傷追い人」を放送してます。OPとして同期の藤門浩之さんが選曲したのはホイットニーヒューストン「I Wanna Dance with Somebody」。この軽快なメロディに、その回に放送するアニメ作品の映像を取り出しリズムに合わせて編集していく。洗練された楽曲に好きなアニメ画像を載せていく、楽しくないはずがありません。洋楽オンチの自分が見てても、作品とは別にこの方向にも何か新しいものが始まるんじゃないかという予感めいた感情が走り、より深くアニメ業界にのめり込んでいくことになります。
折しもその時期、「シティーハンター」はなんとか視聴率も12%前後をキープ出来るようになり、時間に追われながらも絶賛制作放送中。アニメだいすき番組中に番宣スポットを何度かかけてもらった8月10日放送のサブタイトルは「思い出の渚 オーディションは危険がいっぱい」同学年脚本家のひとり遠藤明範さんのシナリオです。この頃はもう10月から変わるOP曲大沢誉志幸さん「ゴーゴーヘブン」がボクの頭でヘビロテしてたものです。写真は「アニメだいすき!2」のタイトル映像です。