ミラベルと魔法だらけの家
話題のディズニー・ミュージカルアニメーション「ミラベルと魔法だらけの家」観てきました。もう感想を言うならとにかくパーフェクト!こーゆーのは映像美、というより映像力がすごい!とでも言うしかない。キャラクターの動きは丁寧だし、色彩はもはや全編彩り異常だし、登場する物質の質感はそれぞれ的確に表現されてる。何よりキャラクターの肌の感じは、もはやリアルなそれそのもの。どれだけの技術や製作費、そして制作時間がこのような映像を実現させるのでしょうか。
というわけで、お腹いっぱいになった事は事実なのですが。この作品の世界観になんの満ち足りないモノもないのですが。…でも何かが足りない、と思ってしまったのです。それはいったいなんなのでしょう。自分で言い出しておいて、その事についてずっと考えていて、なのにしっかりした答えにたどり着けてません。
ストーリーというよりシナリオなのか、そのシナリオが目指していたはずの、そこから感じられるべき“温もり“みたいなものが、でもそこに到達してないのか。もしかして3D映像表現の限界なのか。だったら昔のセルなら良かったのか。…アカンですね、そんな事じゃあないし、そこを問うても仕方がないです。とにかく圧倒されたしすごく良かったのに、心にホンの少し隙間風を感じちゃったんだよなあ。
それにしてもボクは吹き替え版で観たのですが、声優のみなさんもすごいですね。セリフも歌も当然ながらパーフェクト。特にミラベルの姉・イサベラを演じた平野綾さん。「名探偵コナン 緋色の弾丸」でお世話になって以来の演技と歌声に、全身がシビれました。写真はHPから、マドリガル一家の集合です。
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