『夢みるように眠りたい』と『二十世紀少年読本』を観た話
一年半ほどあちこちに飛びながら仕事する、そういう生活をしておりましたので私ごとが疎かになっていたと反省しておりました。世の中も喧しいなと思いながら新しいものに適応していく、頭を「矛盾」という言葉がよぎってはどこかで「折り合い」とも思い浮かぶわけです。
そんな中、『夢みるように眠りたい』と『二十世紀少年読本』を立て続けに鑑賞し直しました。特に後者には思い入れもありまして、今はもう廃れつつある「サーカス」を描いた林海象監督作品です。
私も多くの方々と同じくサーカスやこの作品の世界に憧憬や夢を抱いて育ちました。感想、とはいうものの簡単に言葉にできるものではありませんので後に書きたいと思いますが、
「観た後に、その人なりに三日月大サーカスの中に自分の居場所を見出す」
という方が多いと思います。不思議な確信に近いです。
写真は私の右手。つらつらと作品に対して何かを言うよりはむしろモノクロ写真を撮影してみました。一言、「こんな作品に出会えたことが幸せ」という思いや憧れを表したつもりです。玉子に託された「想い」があるんです。
いずれまた自分なりの想いを書いてみたいのですが、一万の文章よりも、たまには一枚の写真に詰まった記憶は時に感動を強く表すこともあります。
さりとて何か書いてみたい気持ちもある。が、それはまた、別のお話。
映画が救ってくれることは本当に幸運ですね。
冬季休暇には何か書いてみたいが、まずは写真を。
ちなみに私は祖父によく似ている大泉滉さんに自分を重ねて「ほろり」と涙しました(歳を重ねるごとに自分が似てきたこともありますが)
久しぶりに翻訳もアップロードする予定ながら、まずは長のご無沙汰をお詫びしつつ。