父からの手紙 from 地球のどこか-38
7/3 シャモニー
7/3(水) 7:00 起床 天気:小雨
今日は雨なので
予定していたハイキングを止めて
シャモニーの街を散策することにした。
9:30 ホテルの駐車場を出て
すぐにトラブル発生。
ホテルは山の中腹にあるせいか
ナビのGPS受信状態が極めて悪く、
昨日はホテルを見つけるのに
同じ道を行ったり来たりで相当苦労した。
今日は出だしからホテルの前の道を
右に行けばいいのか左に行けばいいのか
全く判らないのだ。
右に進むと逆方向を指示し
左に進むとまたもや逆方向を指示する。
一体どっちなのだ。
「えいや」で右方向(山を下る方向)を選択。
ナビは「衛星をロストしました」を連発し
在りもしない道を指示するが
聞かなかったことにしてひたすら進む。
どうやらD13を行けばシャモニーに行けそうだ。
ナビの到着予定時刻は10:10になっているが
10:30 ようやくシャモニーに到着。
街の中をインフォメーション・センターを
探しながらゆっくり走っていると
またもやトラブル発生。
いきなり車のアラームが鳴り出し
イタリア語のエラー・メッセージが
フロント・パネルに表示されたのだ。
カンカンカンとアラーム音を発しながらも
車は動いている。
「ここで車が止まったらどうしよう」
と冷や汗をかきながら
どこかに車を止めるところがないか探し回るが
シャモニーの街中は道幅が狭く
しかも片側は駐車している車で一杯で
一時停車する場所などどこにもない。
お母さんと二人であせりまくりながら
ようやく街中から少しはずれた場所に
停車スペースを見つけて停車。
エンジンを切って再度かけ直してみたら
もうアラーム音は鳴らない。
とりあえずホットしたので
また鳴ったらその時どうするか
考えることにして
息を整えた後に
駐車場を探すべく車を発進。
屋外駐車場はどこも一杯で
空きは全く見つからない。
暫く走ると屋内駐車場を発見。
料金パネルには30分2ユーロ
と書いてある(ように見えた)。
とてつもなく高い駐車料金だが
入ってしまった後ではバックできない。
お母さんは「30分で戻ってこないと」
と言っている。
後でじっくり見たら1時間30分までが
2ユーロということだった。
幸いインフォメーション・センターは
駐車場からそう遠くない所あった。
インフォメーション・センターでの
一番の目的はハイキング・マップを
購入することだ。
仮にもアルプスのそれも
シャモニーの山をハイキングしよう
というのだから地図は必須だ。
インフォメーション・センターで
地図を4.5ユーロで購入し、
市内のマップももらって
次はシャモニーの鉄道駅を目指す。
天気のいい日はシャモニーの駅前で
切り立ったモンブランと氷河を
見ることが出来るのだが
あいにくの雨で
上のほうは雲に隠れてみえない。
氷河は下のほうだけが見えている。
スイスでは鉄道・バスなどの乗り物が
全て半額になるパスが販売されている。
スイス国境に近いシャモニーで
半額パスがひょっとしたら入手できるかも
しれないと思い聞きに行ったのだが
残念ながら販売はしていなかった。
半額パスのバリデーション(パス使用開始日の確定)
はスイスのパスでも行っているとのこと。
シャモニー駅から今度は
エギュー・ドゥ・ミディ(山頂の展望台)行きの
ゴンドラ乗り場に向かう。
シャモニーの全乗り物3日券(マルチパス)
の料金を下調べする事と
駐車場の場所をナビに登録するのが目的だ。
パーキングが見つかった。この後は街中をぶらぶら散策。
パン屋さんでおいしそうなサンドイッチと
ピザ、ケーキを注文、
ピザはその場で焼いて貰って食べた。
ソーセージ専門店で店員さんお勧め
(店員さんがこれが一番好きといった)
ソーセージとブルー・チーズを購入し、
スーパーで食料を購入。
世界中の登山家が集まる
登山の街だけあって登山専門店が多い。
お母さんはNorthFace専門店でフェイス・マスクを購入。
雨は相変わらず降ったり止んだりだ。
ベンチに腰を下ろして
モンブランの氷河を眺めながら
先程買ったケーキを食べてから
シャモニーの街を後にする。
またもやナビの「衛星をロストしました」
を浴びるほど聞きながら
やっとこさホテルにたどり着いた。
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