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保護猫を迎える②〜初めてのシェルターへ〜

初代猫のワタナベ(以下ワタ)を2年間の介護の後24歳で見送った1年後、友人のご実家にいる猫ちゃんをお母様が入院の間あずかることになりましたが急遽キャンセルに。
猫への想いが募り保護猫のシェルターに行ってみることしました。

シェルターに来店予約をし、持ち物をいろいろ準備しました。

施設によって条件は異なりますが、私が行った施設では、まず猫たちと対面。里親になりたい猫ちゃんがいた場合には申し出て、スタッフの方と面談します。その際に、住まいが集合住宅の場合にはペット飼育可の記載のある規約のコピー、身分証明書が必要となります。
また、面談の結果、里親になることが認められた場合には譲渡金をお支払いするので現金。
そして施設運営のための寄付金。(こちらは任意です)
譲渡金とは保護にあたりかかった医療費等で決められています。
一般的に去勢・避妊手術を済ませての譲渡が多いようで、医療費はメスの方がかかるので、性別により金額が異なりました。
そして、その施設は里親になることが決まったら、その日に猫ちゃんを連れ帰るシステムだったので、キャリーも準備しました。

いよいよ当日、少し緊張しながらシェルターに到着。
ケージがたくさん並んでいて、猫ちゃんが入っているものもあれば空のものも。
保護猫カフェのスペースもあり、猫同士でうまくやれる猫ちゃんたちはそのスペースで思い思いに過ごしていました。

長く在籍している猫ちゃんたちのことはスタッフさんも性格を把握されていて、この子は1匹で過ごしたほうが向いている、この子は気が強い、など教えていただきながら回りました。
ぼんやりと黒猫ちゃんかな、女の子かな、と思いながら歩いていると、家族が立ち止まり、スタッフさんに話しかけます。

「この子の性格はどんな感じですか?」

通り過ぎていた私はあわてて家族の元に戻ります。
そして家族が見つめた先のケージを見てみると、半長毛で淡い茶色の推定3歳の男の子がいました。
ワタが「ザ・日本猫」といった見た目だったので、半長毛の外見はとても新鮮にうつりました。

スタッフさんによると、この子はまだ数日前にシェルターにやってきたとのことで、保健所に収容されていたところを引き出されたようでした。
日が浅いため、性格は把握されていなかったのですが、暴れたりすることはなかったとのこと、また、長毛でありながら毛並みがそこまで悪くなかったことから、外での生活はそれほど長くないのではないかとのこと。
元飼い猫ではないかと推測されていました。

”ケージから出してみますね”
とスタッフさんが扉を開けると、恐る恐る外の様子を伺いながらゆっくりケージから出てきました。
洋猫の血が入っているのか、スリムながら体長の大きなからだでした。

続きは次回。


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