保護猫を知るまで⑨〜久しぶりの猫との生活?〜
初代猫のワタナベ(以下ワタ)を2年間の介護の後24歳で見送り、無事にお見送りができたという安堵とともに、寂しさを覚えていたある日、友人のお母様が一緒に住んでいる猫ちゃんをお母様が入院の間あずかるという話になりました。
猫ちゃんの性格はさまざま。環境もかわるのでなるべく居心地よくいてもらいたい、そして友人のお母様の大切な家族。安全におあずかりをしなければという緊張感もありつつ、久しぶりの猫。とても楽しみでした。
さて当日、到着を自宅で待ちます。
普段仕事で帰宅が遅い家族も今日は早めに帰ってくるとのこと。
「ワタ以外の猫は考えられない!」と言っていましたが、確実に楽しみにしているようでした。(足取りが軽い!)
約束の時間の少し前、友人から連絡が入ります。
”警戒心の強い猫ちゃんをなんとかケージに入れることができて出発しようとしたら蓋がしっかり閉まっておらず、また逃げ出してしまった。
もう捕まるまいと家の中のどこかに隠れてしまって見つからない。”
友人のご実家は猫にとって隠れる場所がたくさんあり、警戒して息を潜めて隠れている猫を探すのはむずかしく、ケージに再び入れるのはなお困難。。
友人と話し合いをし、無理に移動をさせないで、友人が通ってごはんやトイレのお世話をするということで決着しました。
楽しみにしていた分、落胆もしましたが、臆病で警戒心の強い猫ちゃんにとっては環境がかわらないことがよかったのかも、と気持ちは落ち着きました。
そして、もうひとり、猫の到着を楽しみにしている人がいたことを思い出します。
今日は早く帰宅すると宣言していた家族。知らせなければ!
LINEで状況を説明し、猫ちゃんはこない旨を送りました。
しかしいつまでたっても既読にならない。。。
送ったLINEは既読にならないまま、家族が帰宅しました。(思ったより早い帰宅でびっくり!)
開口一番
「猫ちゃんはどう?」
私は早口で状況を説明しました。
「それは仕方ないね。。。」
明らかに落胆しているけれど、それを隠そうとしているようにも見える家族。
そのとき、私の頭の中にインターネットで目にした「保護猫」という言葉が思い浮かびます。
どうやら「保護猫」という存在があるらしい。
さまざまな理由で保護されている猫の里親になるという選択肢があること、
一度保護猫のシェルターや保護猫カフェというものに行ってみない?
と伝えました。
ワタが旅立ってから、新しく猫を迎え入れることに難色を示していた家族は、もともとワタも弱っていたところを自ら保護したこと、今日久しぶりに猫と会えると思っていたら会えなかった気持ちもあってか、行ってみたいということでした。
そうとなればどこに行くか情報探しです。
いくつかピックアップした後、1週間後にはあるシェルターに行くことに決めました。
続きは次回。
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