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フーコックのヌックマム

フーコックは、ヌックマム ( Nước mắm ) という魚を発酵させて作った魚醤の産地でもあります。
2つの工場をまわりました。

1つめは島の南側、ココナッツプリズンのすぐ近くの Phung Hung
工場の敷地に入った瞬間から、動物の臭いがしました。
昨夜、ナイトマーケットでみかけた猿の臭い?? と思ったら大きな樽がみえて、違う違う、ここがヌックマムの工場だ !!

大きな樽が並ぶ

ここで試飲させていただいたヌックマムが、さわやかでびっくりした。
会社の歴史は100年 !!
6~10月に獲れたカタクチイワシを塩とともに10~12か月間漬け込み、15トンの桶からは約3,000リットルのヌックマムができます。
ヌックマム中のタンパク質の度数は38~45度で、漬け込む年数が長く、度数の高いものほど美味しく、値段も高くなります。

2つめの工場はホテルの近くにある Khai Hoan
ここも、同じく動物のような臭いがただよう。
工場の目の前に、たくさんの船がとまっています。
イカ釣り漁船のような集魚灯がついてます。
陸から近い海で漁をしているのが、ホテルから見えます。

船の前でくつろいでいたお父さんにGoogle翻訳で話しかけると、漁師とのこと。
今日は漁はお休み。
4番目の船がお父さんの船と伺い、おじゃまさせていただくことに。

ぴったりくっつけてとまっているので、船を渡り歩くのは簡単。
洗濯物とか干してあって、生活の場にもなっている。気仙沼の岸壁にとまってる船と同じだ。

海にゴミを捨てない啓発ポスター
ハンモックでお昼寝中

港と工場が一体化していて、水揚げした魚をそのまま樽に移せるようになっています。
気仙沼と違うのは、氷の設備がないこと。
ヌックマムの原料が魚だと認識できる光景。
他の魚醤の街が、どのようなつくりをしているか気になります。

2024.10.9


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