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プーアル茶と湧水 園家山キャンプ場

園家山キャンプ場は、水場で冷たい湧水が常時出ていている。
キャンプ場手前に、市民のための水汲み場がある。
車で走っていると、近くには湧水が汲めるところがたくさんある。
この一帯は、北アルプスの山の水が作り上げた扇状地で、黒部川の伏流水が自噴する。
カルシウムイオンと炭酸イオンの値が高く、水温が低いところから、黒部からの水が湧いていることがわかり、溶存酸素が高めなのは水が新鮮ということ。
軟水であり、お茶に向く。

地下水学会(12)富山の名水

立山に降る雪や雨は年間6,000mmに達する。水は山を削りながら深い谷を刻み、下流に大量の土砂が運ばれ広大な扇状地を作り上げた。
豊富な水は地下水となって扇状地を下り、その末端で伏流水として水辺の空間をもたらした。地下水は、世界的な気候変動による海面の上昇によって海に沈んだ海底林や埋没林を残す原因ともなった。
海に至った水は、豊富な栄養源をもたらし、天然の生け簀とも言える多種多様な魚類を育んだ。深海で暮らすホタルイカは、春に海面に顔を出し我々に神秘の光をみせてくれる。

立山黒部ジオパーク

湧水でY Tyのお茶を淹れた。
ベトナム北部、中国との国境に接するところで、ザオ族とモン族のエリアのお茶を一緒にしたもの。
白馬ではサントリーの「南アルプスの天然水」で淹れた。バランスの良い飲みやすい印象だった。
ここの湧水で入れると、全ての味の成分がクリアに立った。
きれいなプーアル茶。

2024.8.27

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