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プーアル茶と温泉 ① 鹿教湯温泉

プーアル茶は温泉と相性がよい。
温泉で汗を流して温まった後に、プーアル茶をいただくと、すーっと体中にいきわたって消える。

今、長野〜富山〜能登とまわる温泉旅行中。
ベトナムのこの春の生プーアル茶を数種類をもってきた。ベトナム北部の山のお茶を扱うViet Sun Tea。

長野の鹿教湯温泉、大塩温泉、霊泉寺温泉は3つ合わせて丸山温泉郷という。どの温泉も湯量が多くて嬉しい。
霊泉寺温泉の共同浴場は、ほんのり硫黄の香りがする。
脱衣所で座っていたお母さんや、お風呂でご一緒したお姉さんと、この辺りの温泉について伺う。


大塩温泉の共同浴場は、源泉が36度なため、15時半から加温する。加温なしタイムの14時すぎにおじゃました。暑かったから36度が気持ちいい。ラジウム泉とのこと。ちょっと鉄っぽい味。
誰もいなかった。

鹿教湯温泉で宿泊。
なんと蛇口から温泉水が出る。単純泉で、味への影響はわからない。

Cao bo
ハザンの若い茶師さんのお茶。
試行錯誤中とのことで、火が強めで緑茶っぽい。殺青温度を下げるのは勇気いると思う。
これはこれで、脂がのった豊かさを感じる。
枝先を落として摘む茶摘みをしているが、最近、チャノキに足場を組んだ。
来春は、直接、木の上で摘む茶摘みに変更するのだろうか。


Tua Chua
ディエビエンフーのお茶
去年の秋に行った時、ベトナム政府認定みたいなモニュメントがあったから、有名な茶園なんだと思う。
火は強すぎず、プーアルらしいプーアル茶。
心地よい苦みに花の香りがのる。
飲んだ瞬間に、ぶわっとベトナムを思い出すから、ベトナムを知らないと、異国感を強く感じるかもしれない。

ふぢや旅館さんは、高温と低温の源泉を混ぜる割合を変えることで温度調整しているとのこと。ちょうどよい気持ちの良いお風呂だった。
たぶんお客さんは、私ひとりかも。
3つの温泉について、霊泉寺は生きてる旅館が1つ、大塩は共同浴場のみ、鹿教湯は斎藤ホテルがそびえたってるのが印象的。10年後、年寄りすらいなくなった後は共同浴場も存続が厳しいだろう。

ふぢや旅館さん、ご主人のお人柄がよくて、とても気を遣っていただいた、感謝。

2024.8.18

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