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ベトナム茶会

深夜の歌舞伎町でベトナム茶会だった。
ベトナムから、春のお茶が届いたばかりで、皆さまと開封した。
なので初見の会となった。

送ってくれたのはハノイに住んで北部の山のお茶を扱うアメリカ人で、初めて彼のお茶をいただく。
一定以上のレベルがあるが、お調子者で、調和を好む方なので、そのお茶がホントに良いかどうかは、飲まないとわからない。

一発目、オマケでいただいた山の紅茶は、蒸れ臭が強烈だった。
茶葉を多めで淹れてしまったので、悪いところが強調され、最初の印象が「草履のお茶」。
不味いなら不味いとはっきり言った方がいい。
おかげで、自由に言いたいことを言える土壌が出来た!
飲み手は、お茶に一切関心がない方々。

テイスティングで一番怖いのは先入観だ。
ベトナムだから、山のお茶だから、私が淹れるからと、思っている以上に情報により味が決まる。
参加者は、お茶では素人でも、たくさんの荒波を超えて生きてきた方々だ。
意気がっている方が謙虚だったし、流されてるように見える方が意思をしっかり持っていた。
テイスティングでは飲み手も試される。
感じたことが正解だ。
明日は違う風味を感じるかもしれない。

気が付けば、皆さま、葉底の形状をみて、においを嗅いでくださっていた。
一緒に成長できればいいなと思った。
参加してくださった皆さま、お茶を送ってくれたスティーブに感謝。

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