見出し画像

夜という光の少ない世界が好きだ

こんにちは、すうじょうです。さて、今回は最近のマイブームとなりつつある自分の経験や思いを語るエッセイを書きたいと思います。内容は、タイトルにあることについてですが、私の好きな感覚というか世界というかを語りたいと思います。

--------------------------------------------------------------------------------------

私は、夜が好きだ。といっても、星空が特に好きなわけでも暗闇が好きなわけでもない。真っ暗な中にいくつかの光源があるのが好きだ。それを初めて感じたのは、いつだろう。高校生の頃にはっきりと認識したような覚えがある。

夜が好き→朝・昼が嫌いというわけではない。特別思い入れはないが、嫌いではなく普通だ。そして、星空も嫌いではなく、どちらかといえば好きだ。しかし、ある程度の都会(東京の中心部に比べたら田舎だが)で育った私にとって、星空はあまりなじみのある光景ではない。なぜなら、夜にはあちらこちらで電灯が光っていたり、店の看板や信号などの光源が一定程度あり、ある程度明るく、星が見えないからだ。初めて満天の星空を見た時は、きっと感動したのだろうがあまり印象に残っておらず覚えていない。

勘違いされないようにタイトルも工夫しましたが、私は都会にあるような少し明るい夜が好きなのであって、田舎にあるような真っ暗で星しか見えないような夜は好きというよりはむしろ若干の恐怖を感じます。自分の現在位置が分からないし、周りに何があるかまったくといっていいほど分からないからだ。だから、そういった場面で明かりをつけた時には、むしろ安心する。そして、家の中での暗い部屋というのも特段好きではありません。暗い部屋だと、あまり見えないということもありますが、子どものころから(そこにいないことは分かっていますが・・・)テレビの心霊番組の影響だと思われますが、心霊現象への恐怖がまだ若干あるからです。だから、暗闇が好きではなく、少しだけ明るい空間が好きです。といっても、夜寝るときは間接照明を付けずに真っ暗で寝ますが・・・

私は少し明るい都会的な夜の風景とともに、夜の少し冷たい空気が好きだ。最近は、熱帯夜というのもあるのを知っているが、夜といったら少し肌寒いくらいの空気でなくてはと私は思っている。また、雨が降っている夜よりも晴れたり、曇っている夜の方が好きだ。そして、あまり音が聞こえてこないところも好きだ。逆に言えば、自分の出す音が周囲に少し響くところとでもいえる。普段は、様々な音でけん騒としている都会の風景・顔が夜になると、打って変わって静かな姿に変わる。そのため、昼間には聞こえないような小さな音も夜になれば響くことが多く、よく聞こえる。

このような理由から私は光と音の少ない世界である夜が好きだ。しかし、こう書いておいてなんだが、本質的なところは結局感覚的なものなので、実はこれら以外にも理由はあるのかもしれない。夜が好きな私は、夜に外出すると少し興奮を覚える。ちょっとした性癖なのかもしれない。しかし、そこによこしまな感情は一切ない。ただ、夜の世界を感じているだけなのだ。

けれど、この私が好きな夜の特徴には負の効果をもたらしてしまっていることもあることを併記しておく。光が少ないことは、犯罪者に利用されやすく、ひったくりやストーカーなどに利用されていることは多くの人が知る事実である。私はこれを非常に残念に思う。もっと、おとなしくただ静かに夜の独特な素晴らしさを味わおうとしないのだろうかと。静かな夜に虫の鳴き声が響くのはいいが、悲鳴・叫び声やサイレンの音が響くのはあまり好きではない。私の好きな夜を邪悪な犯罪で壊さないでほしいと思う。

都会の夜は明かりが少しあって、静かな姿が似合う

--------------------------------------------------------------------------------------

以上、私の好きな夜についてのエッセイでした。では。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?