人狼の舞台を観てきた話

村に潜む脅威を駆逐できなければ、朝日はもう昇らない。

人に扮して潜むのは人狼三匹、それを招き入れた狂人一人。

村人たちは、疑心暗鬼と戦いながら、

遠くに細く煌めく真実を手繰って、

議論と議論の末に、票によって昼の犠牲者を決めていく。

勝つのは村人か、それとも人狼か。

そんなこんなで、人狼の舞台を観てきましたよ。

まず人狼って何?から説明すると。

簡単に言えば、多人数参加型の推理ゲームです。

一番初めにランダムで村人チームと人狼チームに分かれ、

村人に紛れて隠れる人狼を見つけるために、会話をしたり

議論をしたり、人狼側は嘘をついたり、議論をめちゃくちゃにしたり、

見つからないようにひっそりとしたり、

みたいな感じで、どちらかが生き残るかを勝負する会話嘘つき推理ゲームです。

もともとはアメリカで発売されたパーティーゲームだそうです。

今回はそのゲームの舞台版。

脚本はオープニング以外まったくなく、

開演直前にカードで決まる役割に従って人間と人狼の戦いを即興で繰り広げるアドリブの舞台です。

やあやあ、とても面白かった。

僕は人狼が好きなので、たまにプレーしに人狼専門店に行ったりするのですが、

自分が参加せずに人狼をしっかり見るのは何だか新鮮でした。

舞台俳優さんたちが本気で推理し合い、人狼はひたひたと隠れながら議論を荒らしてゆく様は、客席にまで届く熱意と気迫で、とても気持ちが熱くなりました。

今回は新人さんが多い舞台だったのですが、

それでも人狼を追い詰めるための議論はとてもしっかりしていて、レベルの高さを感じました。すごかった。

もし人狼には興味あるけど、なんだかどんな感じかわからない。

って人がいるならば、この舞台で感じをつかんでみるのも良いかもしれません。

自分でも人狼やってみたくなるはずですよ。

次にやる舞台も是非観に行きたいな。楽しみだ。

『人狼 ザ・ライブプレイングシアター』

http://7th-castle.com/jinrou/

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