深夜の戯言
万人に好かれようなんて無理な話で
誰かに好かれたのなら誰かには嫌われる
そんな事は数億年前から皆知っている
なのにどうして
人間は万人に好かれようとするのだろう
嫌いなものは嫌いだと
はっきり言える人って
この世でどれだけ居るのだろう
大多数の人間は
意識の奥底に
「嫌われたくない」がこびりついている
はっきり言えたらどれだけ楽か
そんなの本人が1番よく分かってる
でも言えない
なんでかって??
空気を読みすぎてるからなんだよ
傷付けたくない
良い人に思われたい
外面ばかり気にしてる
そんな自分が死ぬ程嫌になる
だからどこかで発散しなきゃ
いつか本当に壊れちゃう
人間って脆い生き物だから
こうしている間にも
誰かが
何処かで
何かを抱えて
もがき苦しんでる
誰もが羨む「成功」を収めた人間であっても
見えないところで
何かしらの「闇」を抱えている
だって
完璧なんてないのだから
人生には
そう思った19歳の夏の夜。
(裏なんばを歩いた時の写真)