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【おティンダー侍】未成長期の減点法思考

やばい、臭い。すごく、怖い。
こういう感情を引き起こす相手と一緒に
時を共にするのは、絶対に避けたいシチュエーションだなぁ。と私は思っています。

今の旦那とはマッチングアプリで出会いました。

ハワイ生活から浦島太郎状態で日本に帰国し
丸の内OL始めた時は、デスクの下
太ももの上に携帯置き、ティンダーを開き
常に人差し指を、右にスワイプさせていました。

今思うと、注目を浴びる。モテてる!と錯覚して脳内パーティーだったんだと思います。

結局そんな時期にマッチして会った人々とは…
言うまでもないと思いますが(笑)
やることやってバイバーイ。
当時の自分はそれはそれで良かったんです。

自己承認欲求を満たす一つの方法として
おティンダーにお世話になっていました。

30代になり、転職をして仕事もノリノリ〜
金銭面にもゆとりが出て
憧れだったエリアに引っ越ししたりと…
自然と他人頼りに自己承認欲求を満たさなくなってきた時なんですよね。

長らくお世話になっていなかった、マッチングアプリをダウンロード。
今回はおティンダー様ではなく、Bumbleに移行。
昔のように、メトロノーム並みの右スワイプ攻撃は控え
「この人面白そうだな〜。」
【ヤりたいなぁ〜。】じゃなくて「会ってみたいな。」と思う相手と(ここは素直にね。)
オンライン上で十分なやりとりをした後に、数回デートに行ってみたりしていました。

数人とデートをして、ひとり反省会を淡々とこなして気づいた事があります。

初対面の人と出会った時に(マッチングアプリなので、もちろん容姿重視)
100点ー!!「写真よりも良い胸板。スキッ。」など、無意識に点数をつけていたんですよね。

その後、居酒屋に行ったとしましょう。
私:「とりあえず、生お願いします!◯◯さん、何飲まれますか?」
相手:「僕は、カルーアミルクで。」

はい、失格!カルーアミルクは何も悪くないんですよ。
しかし、この時点で私はこの相手にマイナス80点を下します。
分かります?こんなすごーく些細なこと。
自分の理想と反する行動。
こう言うのが最大の減点理由なんです。当時の私は。

そうやって人を自然と減点法で見る癖がついていた頃、たまたま実家に帰った時に母から、
「何イライラしてんの?」と聞かれた事がありました。
私その時私は心の中で、母が取った行動が気に入らず
「今のは30点マイナスー。」などと考えていました。

癖は怖いですよね。人格に表れます。
私はハッとさせられ、この悪い癖に気付けた事がありがたい!
とりあえず、意識的にこの減点法思考を止める努力をしました。

はい。そして時は流れ〜、今の旦那とマッチングして初めてのデートに行った時です。

待ち合わせ場所に現れた彼を見て、
「あれ?写真って結構昔の使ってたな。」と思ったものの、そうね。私も顎加工した写真使ってるし。
お互い様か。なんて思い、

店内が騒がしく、小声で囁くように喋る彼の話は
ほぼ聞こえず。

首元がデロん。としているトレーナー着ていたことも、
冗談が全く面白くないことも…

結果的に
「ゆるキャラみたいで、優しそう!」と感じました。

減点法で人を見ていた時の未熟な私が、今の旦那さんと出会っていたら
「イタリアンレストランに首のびのびのトレーナーでくるなよ!」
「声小さすぎる、はい無理〜。」
「5年前の写真使うなんて、もはや詐欺!」
You!マイナス130点。なんてことを思っていたに違いありません。

この減点法思考が癖付いてた時って、自分にも厳しかったんですよね。
私はこうでなくてはいけない!
こうあるべき。のように…

初めて会った時から、ゆっくりとデートの回数を重ねて
彼が取る些細な行動や、素の姿を減点法で見ず
自然と加点法で受け取るようになりました。

「歩くペースを合わせてくれる、優しいな。」
「私の食べ残しを気にしないで食べてるー、なんかスキ。」
「クリームパンみたいな手も落ち着く〜」

当時を振りかって思うのが、
"些細なことの受け取り方"を変えた事が
自分を成長/変化させたと思うんです。

今の自分で充分。
相手は相手、私は私。

ぜひ皆さんも、この機会にパートナーの好きなとこ、
ありがたいなぁ〜。と思うこと、考えてみて
100点満点をあげてみてください。
もちろん、点数が全てじゃないですけど!

でも、きっと心が少し温かくなりますよ。

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