ビオトープに茂る藻をカットしてみたら...
2021年から継続維持しているビオトープ。改めて見てみると藻がかなり繁殖していた。
ふわふわと水中を漂う藻や睡蓮鉢側面にこびりついたものは時々処理していたけど底床の赤玉土やミソハギの根に付いているものは手付かず。こうして写真に収めて見るとずいぶんな荒れ具合である。
ただ、これがビオトープに悪影響を与えているかというとそうでもなく、メダカたちも至って元気。だから今まで見て見ぬフリをしてきたのかもしれません。
とはいえこの藻のせいで鑑賞性が落ちているし、「藻が光合成しない夜間は水中の酸素を消費してしまいメダカが酸欠になる」という話も聞いたことがあります(実際そうなるかは不明)
そんなわけで本格的な冬を迎える前に藻を一斉撤去することにしました。
藻の撤去後の写真
どうでしょうか、モヤがかかっているように見えていたビオトープがかなりクリアになりました。これは気持ちもスッキリしますね。
もう少し近づいて見ると底もよく見えるのですが、さすがに4年目のビオトープといった出立ちで赤玉土は潰れ、泥の堆積も見られます。これは次の春には一度日干しするかなぁ。
でも愛好家の中には24年間無換水という方もいるようですし、ヘドロやアオミドロが目立つ水路でメダカが大繁殖している事例もあります。当然環境は場所によって違いますが、人間視点の見た目が100%正しいとは言い切れないのもまた事実かと思います。
また、こうして藻の撤去をしたことで新たな発見もありました。
藻の下から水草の双葉が生えてきていたんです。これはうれしいですね。気づけばオオカナダモだけになっていたこのビオトープも、2〜3年目はもう少し多様な植生があったんです。管理の手間から意図的に間引いた部分はあるにはあるのですが、それにしても水草が減ったようには感じていました。
きっと水中の藻が増殖したせいで水中の栄養が取られたらり、水底に光が届かなくなったりしてバランスが崩れていたんだと思います。
この双葉からすれば天窓が開いたような状態になりました。きっと良い成長を見せてくれると思うので、ビオトープとともにこの双葉の成長も観察していきます。