ブローニーフィルム PRO160NSで撮る国立新美術館
こんにちは。フィルムカメラのワタナベ(@sutougen)です。
先月、東京で開催されたフォトウォークイベントに行ってきました。「たけさんぽ東京」という名称で、なんと総勢70名が集まりました。
イベントの雰囲気やレポートは主催のたけし(@_takesanpo)さん始め、参加者のブログを見ていただくとして。
関連:目指したのは、優しいフォトウォークイベント #たけさんぽ東京
このイベントに、ぼくは中判カメラのHasselblad 500C/Mで参加しました。フォトウォークで使ったのはブローニーフィルム3本。枚数にして36カットです(ハッセルブラッドはフィルム1本で12枚撮り)。
これを1つのnoteにするのは少しもったいないので、今回はロールごとにnoteにまとめてみようと思います。
1本目はPRO160NSです
使用したカメラとフィルム
Hasselblad 500C/M + Carl Zeiss Planar C 80mm F2.8 T*
FUJIFILM PRO160NS
フォトウォークの1本目に使ったのは、富士フイルムのPRO160NSというフィルム。ブローニーフィルムの中では価格が安めで、家電量販店だと5本セットで3300円くらい。カメラのキタムラだとバラ売りもしています。
このフィルムをカメラに詰めて向かったのは、六本木にある国立新美術館。
これがぼくが参加したたけさんぽ7班の面々。今回のフォトウォークは参加者が多く、いくつかの班に分かれてそれぞれが違う場所を撮り歩きます。
さて。
国立新美術館は言わずと知れたフォトスポット。ぼくもここで撮られた写真は何度も見たことがあります。定期的にツイッターでも流れてきます。
自分がせっかく中判カメラを持っていることもあり、今回は「よく見る国立新美術館とは違った写真を撮る」をテーマにしてみました。
まず1枚目です。「違った視点」を意識していたらここじゃなくても撮れそうな写真になってしまいました。、刈り揃えられた芝生と枯葉の色彩が目に入ったので。写真の真ん中にだけピントが合う被写界深度の浅さが中判らしい。
富士フイルムの公式ページでは、このフィルムの発色は「忠実で深みがある」とありますがたしかにそんな感じ。見たままに近いです。
「違い」を意識する男はまだ美術館に入りません。入り口横に設置されている傘立てを撮ります。傘立てすら美術館らしくアーティスティックで、整然と並ぶ黄色いプレートがかわいい。こういう写真はピント位置で見え方がガラッと変わりそうです。
ここまでだいたい15分ほど。いよいよ館内に入ります。
まずはエントランス。展示のポスターが掲示されていて、これまた絵になります。茶・赤・白の3色の配色が和を感じさせるマッチングです。
定番もやはり撮ってしまいます。写真好きはこの風景を見たら自然とシャッターを切ってしまうんじゃないだろうか。少し青みがかった白が出てます。
国立新美術館は外光がよく差し込むので、晴れていればISO160のPRO160NSでもいけちゃいますね。
エスカレーターで上階へ。ここから目線を外にやるとこんな感じ。あぁ気持ち良い...
登りきる。今回はあまり人の入らない写真を撮りたかったんです。人は写ってないんだけど、どことなく気配は感じるというか、そんな写真。
中判の解像感と立体感ならそういう写真も撮りやすいように思います。
階段。エスカレーターが整備されている建物において、階段は基本暗い場所にあります。しかし国立新美術館の階段はこの開放感。ガラス張りで狭さや端っこ感がまったくありません。こういうところも「さすが新美だなぁ」と唸ってしまいます。
イスは不思議な形でした。やはりこの写真も少し青みがありますね。これがPRO160NSの特徴なのでしょうか。
これで1本目は終了です。
以上、8枚がこの日の1本目でした。たびたび展示は見に来ていた新美ですが、こうして写真目的で来るとまた違った見え方をしてくれますね。そういえば写真を趣味にしてから来るのは初めてでした。
2本目はこちらです:Lomographyの120フィルムはかなりの良コスパフィルム
今回のフォトウォークで、ぼくの班は穏やかなメンバーばかりですごく楽しく歩くことが出来ました。中判に遅いペースにも合わせてくれて。感謝です。
最後に一緒に撮影をしたメンバーのブログを掲載します。同じルートをそれぞれがどう撮ったのか、比べてみるのも面白いですよ。
#たけさんぽ東京 は最高 ~ステキにアシストされた7班~
#たけさんぽ東京 に初参戦。#たけさんぽ の魅力と良くないところ
たけさんぽ東京はアフリカから参加する価値があったよ
たけさんぽ東京、歩かんとぞ思う。
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